FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



COVID-19(新型コロナウイルス病・以下COVIDと略す)がついに東南アジア諸国へも広がってきた。タイ、マレーシア、インドネシアといった中進国への拡大は、この地方の経済に決定的な打撃を与えることになるだろう。また、高温多湿の国々への拡大は、夏期に勢いが弱まるという期待を打ち砕くものだ。タイの例では、すでにバンコクでは店舗閉鎖令が出され、観光地のプーケットも店舗・レストラン閉鎖で、すでに観光地ではない。このドル高で債務の返還等に問題がでている東南アジアの金融機関などは、企業倒産により大きな問題を抱えることになるだろう。アジア金融危機のようなことが起こる可能性がある。今回の危機は、考えられる限りの経済危機が複合したようなもので、COVIDの特効薬が見つかるまでは収束しない。
 
日本だけがこの世界中の状況から無縁でいられるとは思えない。非常にゆっくりとしたペースであるが、日本の感染者増も続いている(検査数の少なさはおいておくにしても)。大都市圏のどこかでアウトブレイクが起きても不思議ではない。
 
とにかく資産保全に最大限の注意を計るべきだろう。長期には、ゴールド現物も悪くはないが、すでに品物が少ない。当面、取引金融機関の分散がまずは絶対に必要なところだ。また、極力、現金や普通預金に重点を置くことも必要だ。株はまだ買いではないと思う。大恐慌の時は,ダウは380ドルから41ドルまで、約9割下落した。なお、リーマンの時は14000ドルが半分以下になって6400ドルになった。今回も1万ドルあたりまでは覚悟しておくべきではないだろうか。



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