国内感染も増加傾向

東洋経済新聞社の提供しているコロナサイトは非常に見やすい。これを見ると、新規ボタンで日々の感染者増加チャート（棒グラフ）を見ることができるが、増加数が15、20、25、30と徐々に増えていることがわかる。全体感染者数に応じて増加数自体も増加しているわけで、指数関数的な増加になりつつあることがわかる。しかも、この数は、新たな感染者の回りのクラスターを発見するための検査が主たるものであり、網羅的に調べたわけではない。おそらく、この上昇カーブは現実にはさらに急峻になっていると思う。クルーズ船の患者を除いて1000名に達するのは3月半ばくらいではないか。現在ピークに達しているという感じのグラフではないと思う。株価や為替の動きから類推してみてください。

　

アメリカも3500人のクルーズ船を抱えて困っているようであり、今後さらに困難が広がるはずだ。リスクオフの懸念はさらに強まるものと思う。ビル・ゲイツは今回のウイルスが100年に一度のものだと述べているが、だとするとこの問題解決には最低1年はかかる。ドル円が100円どころか80円あるいはさらに下に行く可能性も頭に入れておいたほうがいいだろう。

104円から105円は強いサポートであり反発の可能性もある。毎日のトレードは慎重に進めたい。