FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



前から何回も書いているが金とユーロドルは相関する。金が上がれば、ユーロドルもあがる。これは無色の通貨である金と、多国籍バスケット通貨の性質を持つユーロがどちらもドルの反対として働くことにあると考えていたことはすでに説明した。

ところが、この頃その傾向がひじょうに崩れてきている。画像は、金(緑)とユーロドル(橙)の4時間足のチャートと、下段は、相関係数である。上が1で、真ん中が0,下がー1(逆相関)となっている。

下段を見るとわかるように、ずっと1(強い相関)近くきている数値が、1月の20日ぐらいから崩れ始め、現在では、ほとんど0(相関なし)に近くなっている。1月20日というと、年初からの金価格高騰が進み、それに対して欧州通貨が弱くなっているあたりだ。やはり、これを見るとわかるように、ユーロドルと金との連動性は、平時のものであって、有事には、金は独自に動くようになると考えたほうがいいだろう。ユーロには欧州という色がついているが、金は究極の通貨であって、色がまったくないというところが異なっているわけだ。

ということで、このユーロドルと金との相関係数のチャートは今後も注視してゆきたい。この相関係数が0をうろうろする時は、金価格が高騰する可能性が高い時期であると言って過言でないだろう。つまり、今、これから金が高騰すると考えられる。


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