相場はやや方向を見失っているようだが、ドル円で言うと、下方向の可能性が高そうだ。下に行っても、前にも書いたように長期サポートである86から87あたりで止まる可能性が高いと思うが、勢いでH&Sネックラインの83近いところへの下落も排除はできない。いろいろ考えて対応を練っておきたい。
ところで、ドル円やクロス円ばかり注目されているが、同じ傾向を持つ、ドルスイス、クロススイスも注目していいだろう。チャートは、クロススイスの代表的なペアであるユーロスイスの月足である。ご覧のように、円と同じようにサブプライム以来、スイスフラン高となっていた。ユーロスイスは、スイス銀行のユーロペッグ的な政策によって下限の1.2に固定された状態だったが、ようやく1.23まで上げてきた。このチャートから見るように、世界全体がリスクオンになってくれば、1.5以上への復帰は十分に考えられるものであり、ユーロスイスの中長期ロングは期待できるものだと思う。すでにユーロペッグがされたときからこれを予想して、スワップ狙いで大量ロングされた方もあったようだが、現時点では、さらにリスクは低い。
もちろん、ユーロがこの先ひどい状態に戻るというリスクもあるが、それでも1.2より下回ることはまずはないと思う。前のユーロ懸念が最大値に達した時でもスイスは守りきったのであるから。ということで、戻りが期待でき、下値がかなり限定されているという点で、ドル円よりもさらによい条件とも言える。
もちろん、ドルスイスのロングもいいが、ドル円、ドルスイスとドル買いばかりに偏るのはどうかということもあり、ヘッジで、ユーロスイスロングをしておくのも悪くはないと思っている。
おそらくそのような思惑から、ユーロスイスも着々と上昇しているが、まだ先はありそうだ。ユーロ嫌いの方以外は、検討の価値があると思う。
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私もその記事どこかで読んだことがあるような気がしますが、どうなんでしょう?ちょっと前の情勢じゃないでしょうか。現時点で、スイス買いは、ないかな、と私は思います。
ご無沙汰しています。今年もよろしくお願いいたします。
今回ドル円、86~87、勢いで83円もあるかも、って、2,3月にかけてのことですか? 7,8月頃、ではないですよね。
すみません、お返事いただけると、有り難いです。
韓国の為替はほとんど対ドルでの売り買いだけですので、おっしゃるようにクロス取引をするしかないです。で、買った円は、日本が為替特別会計でドルをため込んでいるように、政府が為替特別会計で持つのではないでしょうか。韓国は日本国債も持っていますから、そういう運用が考えられます。
まめさん
昨日はちょっと舌足らずなエントリーでしたので、今日追補しました。御覧ください。
基本的なことで申し訳ありませんが、
ユーロスイスの取引はどの会社でされてますか?
合成をして取引されてますか?
結構たくさんの所にあるのではないでしょうか。私はユーロスイスは外為オンラインです。
ありがとうございました。
早速、口座開設します。
はい。今なら、大島優子がしゃべる取引ソフトが使えます。「約定しました。」とか言います。ただ、悪い場面の声とかは用意されていないらしいです。「あなたの口座はゼロになりました。」とか冷静に言ってもらえるとうれしいかもしれないのに。^^