今日は、ドル円は、日中、8月の大下落の下ひげの141円台を軽く割ってきた。米国10年債利回りも同様に3.6を割りそうであり、8月の値を下回った。この2点については、週足でも下落傾向はかなり固い。あとは、このところドイツの不調から軟調なユーロで、ユーロドルの1.11を再度上回れば、ドル下落の3拍子が揃うことになる。今日のCPIを見てからになるが、前々回のエントリーに書いたように、まさにドルにとっては大きな岐路にある状態であり、ますます注目される。CPIで上げたら戻り売りで臨みたい。
今のような相場で米国債利回りが下がる(価格が上がる)というのは、株などからの逃避である。ただ、今回のドル下げ、株安は、リーマンショックの株安=ドル高の場合とはかなり違う。やはり米国の国力低下を反映しているのだろう。この相場で、債券買いを囃している人もいるが、短期は問題ないものの、ずっと米国債が上がっていくという考えはちょっと危ないと思う。最悪時には、いわゆるトリプル安もあるからである。やはり、こういう相場で一番強いのは、為替FXであり、むずかしいが、リスクヘッジには最高だ。次は、ゴールド現物、そしてまだ未知数の部分はあるがビットコインということになると思う。
現在は、ドル円ショートをすこし加えてCPI待ち。今回はまあ普通の結果で、上下はさほど大きくないものと見込んでいる。