昨日は植田総裁の利上げに積極的な発言で少し円高になり、さらに米国のISM指標がやや悪く、景気懸念が発生。ダウが下落、10年債利回りが低下で、さらにドル円が下落した。いずれの事象もそれほど大きなものではなく、この急な流れはちょっと予測できなかった。今日の日本市場も、日経平均をはじめ、リスクオフになっている。個人的には、もともと長期円高転換・株下落の立場だが、しばらくは円安を考えていたので、この急な展開にはびっくりだ。145円ハイでのロングは早々に損切った。
正直なところここからは非常に予測困難だが、レイバーデイ明けの9月は一般にリスクオフの展開になりやすいというアノマリーもあるようで、単純な動きにはならないだろう。ドル円だけに限れば、リバウンドの動きと、上位足からの下落圧力とで、雇用統計から、FOMCまで上下が激しいことになりそうだ。日足でも、保ち合いから上下幅縮小への動きと見られるので、よく見定めていく必要がある。
そういうことで、しばらくはポジションは少なめで、短いトレードをするだけ。米国10年債利回りやドルインデクスが下げているので、ドル円はショート方向で考えたい。とはいえ、145円以下で追撃売りするのは危険。戻り売りでいきたい。