FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



予想通り円安で始まったが、思ったよりも円安の勢いがあるようだ。イエレンが再度、介入に牽制発言をしていて話題となったが、もう1回の介入の可能性もゼロではない。過去にも1続きの介入で3回繰り返した例もある。しかし、今日も日銀は国債の買いオペを行い、1兆円近くの円を市場に放出した勘定になる。そのタイミングで強い円売りになり、まさにマッチポンプだが、それとは別に、円安を憂いて国士をきどる神田財務官には、ドル円を完全に反転させたい気持ちがあるのは間違いないだろう。
  
次の介入をするとしたら、ドル円の下げを150円以下まで持っていかないと意味がない。理想的には147円くらいは行きたいところだ。しかし、一回の介入で動かせる値幅は5円レベル。今のように円売りが強いところで円買いドル売りをするのは極めてコストが大きい。となると、150円に持っていくためには、155円あたりで介入する必要がある。これはいかにも急であり、今日明日にでも155円は実現しかねない勢いだ。さすがの「国士」神田も、連休中に介入したばかりで、再度すぐに介入して、結果、せっかく上げてきた日経を叩き潰すのは相当の根回しが必要になる。自民党内から「まだ早い」という声が出るのは必定だ。要するに、ほぼ無理だと思う。

早朝の2回目の介入は、介入ポイントも、ターゲットドル円も1回目よりも下だった。こういうタイプの介入(「二番天井」の演出)は、最後の介入となるのが普通だというのが吉田恒氏の分析だが、それは正しいと思われる。これで反転しなかったら、実は既に失敗なのである。
 
150円以下にもっていく介入が無理だとすれば、次の介入は160円を超えて170円レベルに急速に円安が進む時にスムージングを行うことしかないだろう。ということで、しばらくは介入がないという可能性が高いとして、ドル円の押し目買いの回転トレードで進めていきたい(中期ロングは保持して)。


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