FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



昨日のエントリーの続き。このウイルスについては、トレードで言うファンダメンタルズの予想と、テクニカルの予想の両方がありうる。アビガンが効いて患者が減るかも知れないというのはファンダメンタルズの予想。それにたいして、感染者増のチャートの形から見るのがテクニカル予想。例えば、感染者数の増加はごく弱い指数関数による増加となっているので、何もしなければ数ヶ月後に40万人が感染するというタイプのもの。
 
トレード分析の比喩で言えば、明らかにオシレータよりトレンド系の分析が適している。だから、移動平均や複数の移動平均の交叉(ゴールデンクロス・デッドクロス)、一目均衡などを頭の中で当てはめて、感染者チャートを見れば、これから間違いなく感染者増に向かっていることがわかる。ただ、強いゴールデンクロスというほどの急激な上昇も観測されていないので(検査限界のことはとりあえず置くとして)、ここで強いロックダウンを加えれば、急激な下降をもたらすことは十分に可能のように見える(他国のチャートと比較)。

また、感染者チャートに対して、死亡者チャートは遅行指標となっているのはあきらかだ(感染後3週間程度で亡くなるかたが多い)。先行指標である感染者数と、遅行指標である死亡者をうまく使い分ければ、死亡者数の先を読むのは比較的簡単である。

このブログを読んでいる方はチャートの見方には熟達された方が多いと思うので、その観点からちょっと書いてみました。チャートは東洋経済新聞のサイトや、ヤフーのサイト東京都のサイト、そして海外ではフィナンシャルタイムズ紙のチャートなどが便利です。



コメント ( 2 ) | Trackback ( )




今回のウイルスは海外が先行していること、その他、チャートが充実していることから、トレードをしているものには非常にわかりやすい部分が多い。チャートはほとんどが、トレードでいう日足で、ものによっては4日とか7日とかの移動平均が付いているものがある。あとは、対数目盛だが、これも株価などではおなじみだ。トレードと違うのは、累積値があることだが、前日からの差分の動きは株価や為替の動きと似たところがある。株で言えば、価格が上がるばかりで下がることのない株と思えばいい。指数関数的上昇は、一時のビットコインを思わせるものがある。

さて、前口上はともかく、今後の予測はわりと簡単だ。今の日足チャートをそのまま延長すると、5月の連休の頃にはそうとうな上昇になるはずだが、緊急事態宣言がすこし効くとすると、日々の感染者増はややおとなしくなる可能性がある。下がることはないが、伸びが若干は弱まるかもしれない。逆に、死亡者は、まちがいなく今よりも急上昇している。ここしばらく急増している感染者から一定数の死亡者が出るからである。したがって、緊急事態宣言の延長の可不可はひじょうにむずかしい判断を迫られると思うが、死者の増加が決め手となって、2週間程度の延長になると考えるのが妥当ではないか。範囲も全国のままだろう。だいたいそんな感じで相場も見ていきたい。


コメント ( 2 ) | Trackback ( )