Willow's Island

since 2005

第3次小泉改造内閣

2005年10月31日 23時47分18秒 | 時事

 本日、第3次小泉改造内閣が発足した。小泉流のサプライズ人事が囁かれたが、それほど意外性のない顔ぶれである。
 唯一笑えたのが、フロッピー麻生の外務大臣就任である。(^^)ぜひ「創氏改名は朝鮮人が望んだことだ」の精神で、韓国との外交に臨んでいただきたい。
 官房長官は、出世頭の安倍晋三が就任した。超サプライズ人事として「杉村太蔵官房長官」を期待したのだが、さすがに外れたようである。(^^)
 わが岐阜県からは、松田岩夫が科学技術・食品安全・IT担当大臣となった。しかし、このじいさんに本当にITが分かるのか。まあ、記憶媒体といえばフロッピーしか知らないでも総務大臣が務まったんだから、何とかなるか。

復讐者に憐れみを

2005年10月30日 23時59分24秒 | 映画

 映画「復讐者に憐れみを」のDVDを見た。「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」と並ぶ、パク・チャヌク監督による復讐3部作の一つだ。「オールド・ボーイ」にはまった私としては、ぜひ見なければならない作品だった。
 しかし見終わって思ったが、これは本当に鬱になる映画だ。多少は聞いていたが、これほど残酷な映画とは。シン・ハギュンは姉が死んだことによる臓器密売組織への復讐を、そしてソン・ガンホは娘が死んだことによるペ・ドゥナとシン・ハギュンへの復讐を、最後にソン・ガンホはペ・ドゥナが属する組織からの復讐を受ける、という流れのストーリーだ。復讐の仕方が実にえげつなく、残虐である。なんでこんな映画作ったんだろうな、と考えたが、やっぱりこういう復讐が復讐を呼ぶ人間の業を表現したかったんだろうと思う。監督としては、観客を暗い気持ちにさせることが目的だったとも聞いた。やはり、こうした復讐劇そのものへの「憐れみ」がテーマだったのではないだろうか。
 しかし映画の復讐劇以上に鬱な気分にさせたのは、ペ・ドゥナとシン・ハギュンがプライベートでも恋人同士である、という事実だ。ペ・ドゥナ、好きだったのになあ。(^^;)

名古屋景気

2005年10月29日 23時25分17秒 | その他

 今日はしんいち君と名古屋で会って、栄の街をぶらぶらと歩いた。雨が降っていたが、土曜日だけに大勢の人で賑わっていた。栄を歩き回るのは久しぶりである。知らない間に新しいビルがずいぶんできた。まるでバブル期を彷彿とさせる景気の良さだ。
 新しいビルの一つに、LACHIC(ラシック)というファッションビルがある。中に入ってみると、すごい人の数だ。若い女性客を中心に、活気にあふれている。私としんいち君は7Fで昼食をとった後、6Fの旭屋書店で本を選んだ。12月に職場の慰安旅行(私が幹事)でソウルへ行くことが決まっていたので、韓国語に磨きをかけるべく、キム・テイさんの韓国語の本を買った。内容が基本的すぎることが気になったが、キム・テイさんの本なら最後まで飽きずに読めるであろう。(^^)
 少し歩き疲れた私達は、コーヒーでも飲める所をさがした。LACHICの中にも喫茶店はあったが、ひどく込んでいたので他をさがすことにした。三越や松坂屋の中にも入って喫茶店をさがしたが、どこも満員で待ち時間は長そうであった。百貨店でさがすことをあきらめて、少し歩いた所にあるマンガ喫茶に入ることにした。しかしそこも満員で、5組待ちの状態であった。それでも待つことにしたが、ようやく席が空いたのは1時間半ぐらい経ってからである。土曜日の栄は、どこへ行ってもひどく込んでいることが分かった。景気が良すぎるのも考え物である。
 それにしても、名古屋の活気はすごい。日本全体では景気回復の動きが鈍いというのに、この景気の良さは何だろうか。都道府県別のGDP成長率を出せば、愛知県の成長率は中国と同じぐらいあるのかもしれない。(^^)

<自民党処分>野田聖子元郵政相ら26人に離党勧告

2005年10月28日 23時33分20秒 | 時事

 自民党は28日、党紀委員会(森山真弓委員長)を開き、先の通常国会で郵政民営化法案に反対した50人(衆院30人、参院20人)の処分を決めた。衆院では、衆院選後に郵政反対派が結成した新党の衆院会派に加わり、首相指名選挙で綿貫民輔・国民新党代表に投票した野呂田芳成元農相を同日付で最も重い除名処分とした。首相指名選挙で小泉純一郎首相に投票するなどした野田聖子元郵政相や平沼赳夫前経済産業相ら26人は次に重い離党勧告処分とし、衆院選不出馬の3人は2番目に軽い戒告処分とした。
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 思った以上に厳しい処分が出たようである。テレビで見る小泉首相は冷静に見えるが、参議院で郵政民営化法案が否決されたとき、実は腑が煮えくり返るほど怒っていたに違いない。今の自民党は小泉党であり、小泉氏にできないことはないような状態だ。自民党においてこれほど大量の処分が出るというのは、かつてなかったのではなかろうか。自民党は、派閥同士の腹のさぐり合いでバランスをとってきたような政党なのだが、どの派閥にも属さない人が圧倒的支持を得て総裁になると、こういうこともできるのである。
 しかし、郵政民営化に反対した人=自民党に反した人、ということになってるが、いつの間にそうなったんだろうか。私は郵政民営化に賛成だが、それが自民党の党是だという意識はなかった。かつて自民党では郵政族も力を誇っており、その中で小泉氏が一人で民営化を叫んでいたような印象しかない。小泉チルドレンを除く自民党議員で、本気で郵政民営化が国益につながるものだと信じている人は、どれだけいるだろうか。なんかその割には、国民に民営化後のビジョンを示せないでいるような気がするのだ。どうも腑に落ちない。
 小泉首相は来年の9月で自民党総裁を辞めるそうだ。いろんな面で行き詰まりが感じられる今の日本において、小泉氏のような強い決断力がある首相が必要かなとは思うが、さすがにもう来年ぐらいで辞めるのがよかろう。このままエスカレートすると独裁っぽくなって、日本人の情緒にも合わないし。

方言で書いてみる

2005年10月26日 23時45分28秒 | その他
 今、方言がブームになっているそうだ。標準語ばかり使っていても飽きるということか。テレビでやってるなまり亭の影響もあるのかもしれない。私も今日は、生まれ故郷である岐阜県東濃地方の方言を使って書いてみよう。
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 yosikuriが下の記事のコメントで俺がどえらあケチみたあに書あとるが、ほんなことらすか。ココ壱のカレーをハーフで食っとんのは、太りたなあでほうしとるだけやてー。以前おんしにほう言ったやら。すぐ忘れてまうでかんわ。ほれにおんし、俺がカーナビ買った時は「金持ちはちゃうわ」みたあなこと言っとらへなんだ? 俺でも使う時は金使うんやて。おまはんの誕生日に画像ファイルのケーキを送ったこと、まんだ根に持ってやあすの? ほんな言うんやったら今度会ったとき、俺が飯おごったるわ。
 リッチといえば、おまはんこそリッチやなあの。ええ家に住んどるがね。20代のころからいきなり、2階建て(にかあだて)を建てやあたやら。ええこっちゃがね。
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 書いてみて分かったが、方言というのは文字にすると読みにくい。しかし同郷であるyosikuriなら分かってくれるであろう。(^^) 

白い巨塔

2005年10月25日 23時57分09秒 | 映画

 日曜日は、県民文化ホール未来会館で日本映画「白い巨塔」を見た。1966年のモノクロ映画である。山崎豊子の小説が原作で、映画だけでなくドラマも大ヒットした伝説の作品だ。最近も唐沢寿明主演でドラマのリメイクもされたようである。
 「白い巨塔」の名前は有名であっても、私は見たことがなかった。白黒映画などめったに見ない私は、1966年の映画がどんなものか興味もあった。
 見てみると、確かにこれは良い作品であった。2時間半の長い映画だが、飽きることなくストーリーを追うことができた。話の筋がはっきりしているため、登場人物は多いものの、比較的分かりやすい。最後までどうなるか分からない展開も良い。40年前の映画なので映像も演出も古くさいが、ストーリーで魅せる映画だな、と思った。ただ、私的にはラストがどうしても腑に落ちなかった。映画はやっぱり普通に勧善懲悪の方がいい。
 1966年当時の大阪をリアルに見ることができたのも良かった。「血と骨」などでも昔の日本が再現されていたが、あれはCGで作った昔にすぎない。それに比べ「白い巨塔」は、当たり前だが本物の昔の世界である。
 それで気付いたことだが、主人公である財前助教授の暮らしぶりは、現在の私よりも遙かにリッチなのである。(^^) 当たり前かもしれないが、40年前であっても医者というのはやっぱり金持ちなのだ。

安室奈美恵 Queen of Hip-Pop

2005年10月23日 21時30分35秒 | 音楽

 安室奈美恵の新アルバム「Queen of Hip-Pop」を聴いてみた。これが本当にかっこいい。全曲を通じてレベルの高い音楽である。洋楽にも負けてないんじゃないか、と思った。最近は車の中でこればっかり聴いている。
 安室奈美恵は10年ぐらい前が人気の絶頂期で、当時は「アムラー」なんてのが大勢いたらしい。しかし今は、かつてほどの人気がなく、このアルバムも大ヒットはしなかったようである。「女王の座を浜崎あゆみに明け渡した」なんて言葉も聞いた。しかしこのアルバムで彼女の音楽を聴いてみると、やはり今でも「Queen」であることを実感する。彼女は最高の音楽を追及するアーティストなのであり、若い女性のファッション・リーダーを務める必要などないのである。
 しかし10年前はイケイケのコギャル(死語)のように見えた彼女も、ずいぶん大人の女性になったものである。子供を産んだんだから当たり前か。音楽を聴いていても、昔のようなノリの良さよりも、まずセクシーさを感じる。

地球を守れ!

2005年10月22日 23時54分09秒 | 映画

 今日はDVDでシン・ハギュン主演の「地球を守れ!」を見た。
 これはどう言っていいのか、かなり変わった映画である。気の弱そうな主人公ビョングが地球を守るべく、正体がエイリアンである(と彼が信じている)カン社長を拉致し、拷問を加えていく、というストーリー・・・なのだが、当の主人公自身が本当に宇宙人を信じているのか、ただ頭がおかしいだけなのか、別の理由があってこんなことをやっているのか、よく分からないのである。人間でも真面目に言っているのか冗談を言っているのかよく分からない人がいたりするが、この映画は人間に例えればちょうどそんな感じだ。基本的にはコメディ映画だと思うのだが、猟奇的なシーンもあったり、シリアスなエピソードもあったり、人類全体への批判もあったり、最後はちょっと古いSFになったり、と良くも悪くも訳の分からない映画であった。(^^)
 しかしストーリーが支離滅裂かというとそうではなく、2時間見続けていても全然飽きることがなかった。やはり面白い映画だったといえる。実際、映画祭では賞を受けており、評論家や映画ファンには評判が良い。NAVERの映画掲示板で最も評判が良かったのもこの映画だ。ただし内容がマニアックなので、興行的には成功しないと思うけど。
 ビョングがエイリアンと思われる人物を拉致して拷問を加えていく理由は、実は本気でそう信じているからではなく、積年の恨みを晴らすためだったりするのだが、私的にはビョングの気持ちがよく分かる。(^^)そして彼を捕まえようとする刑事たちやカン社長と激しい戦いをすることになるのだが、私は明らかに犯罪者であるビョングを応援する。最後に地球がぶっ壊れるのも爽快である。
 あと気に入ったキャラクターとしては、主人公ビョングの恋人であるスニが良かった。主人公の彼女といえば美人女優が定番なのだが、スニははっきり言って普通のデブちゃんである。(^^)彼女を見ていると、やっぱりコメディ映画なんだな、と思い出す。

オアシス

2005年10月20日 23時58分53秒 | 映画

 昨日はWOWOWで韓国映画「オアシス」を見た。「ペパーミント・キャンディ」と同じくイ・チャンドン監督、ソル・ギョング主演であり、前々から見たいと思っていた作品を、ついに見ることができた。
 これは端的に言ってしまえば、社会に適応できないチンピラ男ジョンドゥと脳性麻痺にかかった女性コンジュとの恋愛物語である。いや、恋愛などと言ってしまうと安っぽくなってしまう。もっと美しいものだ。これは私が最近見た映画の中で、最も美しい映画であった。
 社会からのけ者にされている二人の愛は、決して周囲から理解されることはない。二人が出会っている間は、完全に彼らだけの世界だ。そして脳性麻痺のコンジュは時折、ジョンドゥの前で健常者の姿で現れるようになる。映画ならではのファンタジックな表現なのだが、突如健常者として現れるコンジュの姿は、知的でかわいらしい、実に良い女なのである。一見どうしようもないチンピラに見えたジョンドゥは、外見にとらわれることなくコンジュの本質を見抜いていたのだ。
 ジョンドゥがコンジュの美しさを見抜き、コンジュがジョンドゥのやさしさを知ったとき、二人は幻想の中でインド舞踊を踊り、そしてキスをする。私がキスシーンなどを見て涙が出そうになったのは、これが初めてであった。
 周囲に理解されない二人の愛は、やがて悲劇を生むことになる。二人の性行為は強姦としか理解されず、ジョンドゥは再び刑務所に入ることになるのだ。しかし二人の愛は決して終わることがなく、日差しの明るい部屋でジョンドゥを待ち続けるコンジュの姿を見ることで、この映画は終わる。
 それにしても、主演女優であるムン・ソリの演技力はすごすぎる。私には完全に脳性麻痺の女性にしか見えなかった。彼女はこの映画によって、ベネチア国際映画祭で新人女優賞を受賞した。まさに本物の演技派女優である。

靖国参拝に中韓反発、関係悪化は必至の情勢

2005年10月18日 08時24分44秒 | 中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051017-00000015-yom-pol&kz=pol
 小泉首相が17日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝したことは、中国、韓国の強い反発を招いた。
 小泉首相は、靖国参拝について、不戦の誓いと戦没者への敬意を表したいとの立場を強調した。
 しかし、李肇星中国外相が阿南惟茂・駐中国大使を呼んで強く抗議したほか、韓国も12月に予定されていた日韓首脳会談の先送りを示唆するなど、中韓両国と関係がさらに悪化するのは必至の情勢だ。
(以下略)
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 もしかしてもう参拝しないのかもしれない、などと思っていたが、秋の例大祭にやってくれたようである。確かに年内に参拝しようと思えば、昨日の例大祭ぐらいしかなかったかもしれない。しかしちょうど中国では神舟6号が帰還する日と重なってしまい、中国側にそのことを利用される羽目になった。
 靖国神社は日本の問題なのだが、日本人自身の間でも真っ二つに意見が分かれる。結局、国民的世論としては参拝に対して賛成でも反対でもない。正直、私もどういうスタンスをとればいいのか迷う。
 靖国が戦争神社としての役割を果たしたのはその通りだが、日本の戦死者の多くが奉られている代表的な施設といえば、やはり靖国しかない。戦争をしたわけでもない韓国から参拝中止を求められるのも道理に合わないし、参拝に賛成する人の気持ちも分からなくはない。
 しかし実際に、首相が神社に参拝することによって、得るものより失うものの方が多いのではないか。日本政府はできるだけこのことを外交問題にしたくないようだが、中国と韓国が現実にあれだけ騒ぐのだから、外交問題とするしかないだろう。私個人も、本当はこんなことが国際問題だとは思わないのだが、国際関係というのは日本だけで作るものではないし。参拝することによって失う国益というのも実際にある以上、日本のために参拝しない方がいいんじゃないか。首相に参拝してほしいと言う日本人は多いけど、首相が参拝しないことによって国内で大問題になったことなどはない。国を代表する者が参拝すべきだと言うなら、天皇陛下が参拝しないことを問題としないのはおかしい。小泉は仕方ないとして、次期首相が誰であれ、参拝しない方が賢明ではなかろうか。日本政府による参拝ではなく、私人としての参拝であるというなら、次から参拝がなくなってもおかしくはない。