もう1ヶ月近く経ってしまったが、今回の韓国旅行で気づいたことを忘れないうちに書いておきたい。
まず最も驚いたのが、テレビの放送である。やたらと日本語を耳にしたのだ。ニュース番組などで日本の事情を紹介するコーナーがあったりすると、そこに登場する日本人がしゃべった日本語が、そのまま放送されていたのである。他の国では全く普通のことなのだが、韓国のテレビで日本語を聞くとは思わなかった。6,7年前に深田恭子とウォン・ビンが共演した「フレンズ」など、最初から「日韓合作」と分かっていたはずなのに、「公共の電波で日本語を流すとは由々しき問題だ」などという訳の分からない批判が起きたりしていたことを考えると、隔世の感がある。アンテナを取り付けてNHKのBSを見る人が多く、繁華街は日本語の看板があふれ、外国語学校では日本語が英語に次ぐ人気があった、という事実は完全に無視され、とにかくテレビで日本語が少しでも流れることは悪、というのが韓国社会の常識であった。それを考えると、普通に日本人の声がKBSで聞けるようになったという変化は大きい。
それから気づいたことは、韓国人がずいぶん商売熱心になったことだ。客が来ればすばやく寄ってきて、少しでも高い物を買ってもらえるよう話しかけてくるのである。こう書くと普通のことのように思えるが、わりと高齢な店の主人であっても同じように商売熱心になったのは、やはり変化である。10年ぐらい前であれば「ん? 日本人か? 買うというなら売ってやってもいいぞ」と言っていたような店主のオヤジまでもが、「何かお探しで?」と言い寄ってくるようになったのだ。これは都市化、商業化が進んだということもあるが、それ以上に不景気も影響しているのではないか、と思った。
江南(カンナム)の街も、3年前と比べてさらにアメリカナイズが進んだ感がある。近年の韓国は日本の影響以上に、アメリカの影響を強く受けるようになったと思う。IMF後、アメリカの経済支配が進んだせいか。
まず最も驚いたのが、テレビの放送である。やたらと日本語を耳にしたのだ。ニュース番組などで日本の事情を紹介するコーナーがあったりすると、そこに登場する日本人がしゃべった日本語が、そのまま放送されていたのである。他の国では全く普通のことなのだが、韓国のテレビで日本語を聞くとは思わなかった。6,7年前に深田恭子とウォン・ビンが共演した「フレンズ」など、最初から「日韓合作」と分かっていたはずなのに、「公共の電波で日本語を流すとは由々しき問題だ」などという訳の分からない批判が起きたりしていたことを考えると、隔世の感がある。アンテナを取り付けてNHKのBSを見る人が多く、繁華街は日本語の看板があふれ、外国語学校では日本語が英語に次ぐ人気があった、という事実は完全に無視され、とにかくテレビで日本語が少しでも流れることは悪、というのが韓国社会の常識であった。それを考えると、普通に日本人の声がKBSで聞けるようになったという変化は大きい。
それから気づいたことは、韓国人がずいぶん商売熱心になったことだ。客が来ればすばやく寄ってきて、少しでも高い物を買ってもらえるよう話しかけてくるのである。こう書くと普通のことのように思えるが、わりと高齢な店の主人であっても同じように商売熱心になったのは、やはり変化である。10年ぐらい前であれば「ん? 日本人か? 買うというなら売ってやってもいいぞ」と言っていたような店主のオヤジまでもが、「何かお探しで?」と言い寄ってくるようになったのだ。これは都市化、商業化が進んだということもあるが、それ以上に不景気も影響しているのではないか、と思った。
江南(カンナム)の街も、3年前と比べてさらにアメリカナイズが進んだ感がある。近年の韓国は日本の影響以上に、アメリカの影響を強く受けるようになったと思う。IMF後、アメリカの経済支配が進んだせいか。