Willow's Island

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2008年11月の韓国

2008年11月30日 22時39分40秒 | 韓国
 もう1ヶ月近く経ってしまったが、今回の韓国旅行で気づいたことを忘れないうちに書いておきたい。
 まず最も驚いたのが、テレビの放送である。やたらと日本語を耳にしたのだ。ニュース番組などで日本の事情を紹介するコーナーがあったりすると、そこに登場する日本人がしゃべった日本語が、そのまま放送されていたのである。他の国では全く普通のことなのだが、韓国のテレビで日本語を聞くとは思わなかった。6,7年前に深田恭子とウォン・ビンが共演した「フレンズ」など、最初から「日韓合作」と分かっていたはずなのに、「公共の電波で日本語を流すとは由々しき問題だ」などという訳の分からない批判が起きたりしていたことを考えると、隔世の感がある。アンテナを取り付けてNHKのBSを見る人が多く、繁華街は日本語の看板があふれ、外国語学校では日本語が英語に次ぐ人気があった、という事実は完全に無視され、とにかくテレビで日本語が少しでも流れることは悪、というのが韓国社会の常識であった。それを考えると、普通に日本人の声がKBSで聞けるようになったという変化は大きい。
 それから気づいたことは、韓国人がずいぶん商売熱心になったことだ。客が来ればすばやく寄ってきて、少しでも高い物を買ってもらえるよう話しかけてくるのである。こう書くと普通のことのように思えるが、わりと高齢な店の主人であっても同じように商売熱心になったのは、やはり変化である。10年ぐらい前であれば「ん? 日本人か? 買うというなら売ってやってもいいぞ」と言っていたような店主のオヤジまでもが、「何かお探しで?」と言い寄ってくるようになったのだ。これは都市化、商業化が進んだということもあるが、それ以上に不景気も影響しているのではないか、と思った。



 江南(カンナム)の街も、3年前と比べてさらにアメリカナイズが進んだ感がある。近年の韓国は日本の影響以上に、アメリカの影響を強く受けるようになったと思う。IMF後、アメリカの経済支配が進んだせいか。

宇多田ヒカル

2008年11月27日 23時16分11秒 | 音楽

 最近はフジテレビの「イノセント・ラヴ」というドラマをよく見ている。嫁さんが好きなので私もいっしょに見ているのだが、これがなかなか面白い。宇多田ヒカルの主題歌が本当によく合っている。"Eternally"という曲なのだが、これはセカンド・アルバム"Distance"に入っていた曲らしい。どうりで、どこかで聴いたことある曲だと思った。私はすっかり忘れていたが、7年前にも聴いたことのある曲だったのだ。この曲をしみじみ聴いてみると、やっぱり宇多田ヒカルは天才だな、と思える。10年近く前に"Automatic"を初めて聴いた時はかなり衝撃的だったし、他の日本のアーティストは今まで一体何をやってたんだろうな、とか本当に思っていた。最近はかつてほど凄いとは思わなくなったが、今でも好きなアーティストである。
 ところで宇多田ヒカルといえば、気になって仕方がないことが一つある。彼女の国籍である。ニューヨーク生まれである彼女はアメリカ国籍を持っていたとのことであり、両親が日本人なので日本国籍も持っていたことになる。少なくとも子どもの頃は二重国籍だったはずである。しかし日本では成人の二重国籍を認めておらず、22歳になった時点でどちらの国籍にするか選択しなければならない。彼女ももう25歳であり、とっくにどちらか選択していなければならないはずなのだが、どちらの国籍を選択した、という話は全然聞かない。ネットで調べてもはっきりと分からない。宇多田ヒカルは日本人なのか、アメリカ人なのか、ご存じの方はどなたか教えて下さい。

西大門(ソデムン)刑務所歴史館

2008年11月23日 23時33分35秒 | 旅行
 ソウル旅行の2日目は、新村でタッカルビを食べた後、西大門刑務所歴史館へと出かけた。日本が朝鮮を支配していた時代、独立運動家達を収監、拷問、処刑していたという西大門刑務所を再現したもの、なのだそうだ。小泉首相も訪れたことがあるらしいが、なかなか強烈な歴史館である。


入り口だ。今は歴史館となっているが、終戦後しばらくは韓国の刑務所として実際に使われていたらしい。


日本の警官にボコられ、哀れ極まりない韓国人。


引っ立てられる若い女性。「内鮮一体」の文字が光る。


指の爪に千枚通しを突っ込む拷問を実行中の図。刑事が「パルリマレ~!(早く言え!)」と怒鳴り、女性が「ギャアアア!!}と悲鳴を上げる音声サービス付きだ。この女性役の声優さんの演技が非常にうまく、本当に痛そうだった。


逮捕された人達には裁判も一応行われていたらしい。しかし日本人の裁判官は皆、いかにも邪悪そうな顔ばかりだ。(^^)


電流を流す拷問だ。これも「ビィィィィィンッ!」という耳障りな効果音が付いていた。


見張り役の顔がなかなかリアルだ。


これはいかにも韓国人にとって屈辱だ。


この刑務所の環境は劣悪極まりなく、囚人は病気や飢えや寒さで死ぬ場合が大半だった、とのことだ。


「韓国のジャンヌ・ダルク」などと呼ばれた柳寛順(ユ・グァンスン)の受刑記録票だ。こんなものがよく残っていたものである。

激辛タッカルビ

2008年11月21日 23時49分24秒 | 食べ物

 先々週のソウル旅行2日目は、学生の街・新村(シンチョン)に行った。ソウルの中でも、私が最も好きな街の一つだ。新村にはタッカルビの美味しい店があるというので、昼食はそこで食べることにした。写真を撮ることを忘れてしまったが、いかにも学生が集まりそうな気楽な雰囲気の食堂であった。日本語で添え書きしてあるメニューも置いてあり、その中では甘辛い味付けのタッカルビが最も美味しそうに見えたが、そこには「激辛」などと書かれていた。韓国の基準で「激辛」とは、日本ではどれぐらいの辛さになるのだろうか。ちょっと想像がつかないが、見るからに美味しそうだったので、気にせず注文してみた。すると出てきたのは、鍋に入った大量の鶏肉と野菜であった。鍋の底にはコチュジャン(唐辛子味噌)も盛ってある。これで一人前とは、さすがに学生街の店である。
 それで食べてみたのだが、甘辛いコチュジャンと鶏肉、野菜がうまく合わさって、実に旨かった。しかし「お、これはいいね」と思ったのもつかの間、猛烈な辛さが私の体を駆け巡った。この辛さは尋常ではない。タッカルビ自体の熱さもあるのだが、飲み込んだとたん、胃が焼けるように熱くなった。英語では「辛い」も「熱い」も同じ"hot"であることをにわかに思い出してしまった。舌にいたっては、もはや「痛い」という感じだ。それでも不思議と嫌にはならず、癖になったかのように私はひたすら食べ続けた。やっぱり美味しいことは美味しいのである。激しい辛さに耐えながら、私は何とか鍋一杯を完食した。
食べ終わった後も、胃の中がかっかと熱い状態は4時間以上も続いた。唇はマンガのように分厚く膨れ上がり、日本に帰った時には皮が剥けてカサカサになるほどであった。そして旅行期間中は痔のような症状にも苦しめられることになった。辛いものを食べると痔になるというのは本当だったのだ。このよう身体に変調をきたすまで辛いものを食べたのは、生まれて初めてである。
 これだけ辛いタッカルビを食べながら、なぜか私はもう一度食べたいと思っている。やはりそれぐらい美味しかったのだ。この不思議な魅力のあるタッカルビを、ソウルを訪れてみた方にはぜひ食していただきたい。胃の弱い方にはお薦めできないが。

ローゼン閣下を断固支持する

2008年11月19日 23時32分35秒 | 時事

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081119-OYT1T00661.htm
 麻生首相は19日午後、首相官邸で開かれた全国知事会議で、地方の医師確保策に関連し、「自分で病院を経営しているから言うわけではないが、医師の確保は大変だ。もっとも社会常識が、かなり欠落している人が多い。とにかくものすごく価値観が違う。そういう方をどうするか、という話を真剣にやらないと……」と述べた。
 首相はこの後、首相官邸で記者団に対し、自身の発言について、「まともなお医者さんが不快な思いをしたというのであれば、申し訳ない」と陳謝した。
 日本医師会の中川俊男常任理事は19日の記者会見で、「首相がそんなことを言うとは思えない。これから事実確認をしたい」と述べた。
(以下略)
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 いつも以上に思い切った発言である。医者は社会常識がかなり欠落している人が多い、とは・・・。まったくその通りではないか。(^^) 陳謝する必要はないと思うのだが。みんなが言いたくてもなかなか言えないことを、公の場で思いっきり語ってくれるローゼン閣下こそ、偉大なる総理大臣だ。今までは「早く解散すればいいのに」と思ってきた麻生内閣だが、これからは断固支持にまわることにしよう。(^o^)

ソウルで撮った写真2008

2008年11月15日 21時36分35秒 | 旅行
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明洞(ミョンドン)の外れにて。かなり近代化してきた明洞界隈だが、このように庶民的な夜店もまだ多く残っている。ここに集う韓国人達は、みんな楽しそうに見えた。


これも明洞界隈にて。今のソウルにはユニクロの店舗がずいぶん増えた。シンプルで安価なユニクロの服が韓国人の感性に合ったのだろうか。


清渓川(チョンゲチョン)沿いの道を歩いてみるのは初めてだった。現大統領の李明博がソウル市長だった頃に造り、みごとソウル市民の心をとらえた。


清渓川沿いの歩道の壁に描かれていた、朝鮮王朝時代の大名行列(みたいなもの)。かなり大きく長い絵の一部なのだが、役職名が漢字で書かれている。「総理大臣」なんてのもあったようだ。


大都会の真ん中で、本物の清流が流れているかのようだ。韓国人は比較的おおざっぱな印象があるが、芸の細かい工事をやったものである。


ソウルの街並みは日本とそう変わらない、なんて言われるが、こんな自由な感じのするビルは日本になさそうだ。


西大門刑務所博物館の前にて。いかにも秋らしい雰囲気が良い。


夜の南大門市場。昼間以上に賑わっており、ありとあらゆるパチモンが売られていた。私はここで「崖の上のポニョ」のDVDを買った。(^^)


夜の明洞。その名の通り、夜中も明るい眠らぬ街である。賑わいは歌舞伎町と似ているが、風俗店は見あたらない健全な繁華街だ。


ホテルの窓から見える景色。これも明洞である。真ん中に見える教会が、韓国カトリックの中心地、明洞聖堂だ。

小室哲哉

2008年11月13日 20時33分11秒 | 時事

http://mainichi.jp/select/jiken/graph/komuro/
 これもずいぶんと時期を逸してしまった話題だが、やはり小室哲哉についても触れておきたい。
 90年代を代表する音楽プロデューサーが詐欺罪で捕まったと聞いた時は、正直驚いた。これほど急転落した人生も珍しい。それにしてもこの人は納税額だけでも何億とあったはずであり、結婚式に5億円かけ、離婚した元妻への慰謝料は7億円だったとか。想像を絶するバブリーな人である。これほどの金を持っていながら、借金を返すために詐欺まで働くことになるとは、私にはどうも理解しがたい。どう考えても、金銭感覚が完全に狂っていたとしか思えない。使い方を知らない人に途方もない大金を持たせてしまうと、その人の人生を狂わせてしまう、というのはやっぱり本当なのだろう。金は多ければ多いほど良いと思っていたが、多すぎるのも考えものなのかもしれない。
 この事件については、「金儲けのために小室の周りに群がってきた人達が悪い。小室は利用されていただけ。」と言う人達もいるが、私はそう思わない。どんな連中が群がってきたにせよ、正常な判断力を失ったのは小室の責任だ。おそらく社会人としてまともな感覚がなかったのではないか。そう考えるとかわいそうな人ではある。
 ついでに言うと、私は小室哲哉の音楽を良いと思ったことはあまりない。

オバマ大統領

2008年11月09日 23時00分33秒 | 時事

 韓国旅行があったためにすぐに記事を書けず、少し古い話題となってしまったが、アメリカの大統領選挙で民主党のバラク・オバマが当選した。未だに人種差別が根強く残るアメリカにおいて、初の黒人大統領だ。つい40年ぐらい前まではバス、食堂、学校等において白人と黒人を隔離することが当然だったこの国において、黒人の大統領が誕生するなど誰も想像できなかっただろう。まさに歴史的な出来事といえる。今までもスポーツ界、芸能界、地方自治体などで黒人が指導的な地位に就くことは多かったが、大統領というのは国家全体の象徴でもあり、まるで格が違う。アメリカが真の意味での多民族国家へと変わりつつあるということなのかもしれない。後は、オバマ氏が暗殺されないよう祈るばかりだ。リンカーン然り、ケネディ然り、アメリカでは英雄的な存在の大統領が暗殺されることが何故かよくあるのである。
 それにしても、アメリカ国内のみならず、世界中ですさまじいオバマ旋風が吹き荒れている。韓国でも、新聞の一面には必ずオバマ次期大統領の大きな写真が載っていた。日本でも同じことだろう。ヨーロッパにおいても、オバマの当選を知って喜びに沸く人達がテレビで報じられていた。いくら影響力の強い超大国の大統領だからといって、なぜこれほど世界中が熱狂しているのだろうか。クリントンやブッシュが当選しても、こんな騒ぎにはならなかったはずだ。やっぱり、ブッシュの阿呆がいかに嫌われていたか、ということなのだろう。(^^)

帰路へ

2008年11月08日 18時08分44秒 | 旅行

 今は仁川国際空港のインターネットコーナーにいる。あと少しで中部国際空港行きの飛行機に乗る予定である。2泊3日の短い旅だったが、今回もいろいろな場所を歩き、いろんなものを食べた。短くとも充実した旅行をすることができた。今回言った場所はざっと、ミョンドン、シンチョン、チョンゲ川、東大門、南大門市場、インサドン、ソデムン刑務所博物館、カンナム、アックジョン、などである。特に印象深いのはミョンドン、カンナム、ソデムン刑務所博物館、シンチョンで食べた激辛タッカルビ、アックジョンで食べた高級ハンバーガーであった。詳しいことは日本に帰ってから書くとしよう。

In Myongdong

2008年11月06日 21時31分08秒 | 旅行

I am in a PC room in Myondong, the busiest street of Seoul. This evening I had a great amount of beef, pork and beer with my coleagues in a Korean restaurant. This restaurant is called "Puk Chong". It served very tasty dishes which are not often seen in Korea. We were lucky to have fantastic dinner.
I walked around in Myondong to find a PC room, but I could find only a few ones. Some years ago I could easily find a lot of PC rooms in the streets of Seoul. Are PC rooms not popular yet in Korea? Instead DVD rooms are frequently seen in Myongdong now. It must be a new trend of Korea to watch DVD in DVD rooms.