Willow's Island

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韓国・ソウルで感じたこと 総括(2019年9月)

2019年10月06日 06時58分33秒 | 韓国

9月の韓国旅行における私の雑感を、忘れないように箇条書きでまとめておく。

★仁川国際空港の入国審査では、指紋の写真を撮られた。2012年から韓国を訪れる外国人の義務だそうで、私は初めて経験した。テロ防止のためだろうか。韓国政府の方針なのでそれはいいのだが、かつて日本で外国人に対して指紋押捺の義務を課していたことに対して、在日韓国人が「犯罪者扱いするのか」と怒って、廃止にさせたことを思い出した。あれは一体何だったのか?

★外の景色を見ながらソウル市街に入りたかったため、あえてシャトルバスに乗ったが、到着までにえらく時間がかかってしまった。料金も少し高いし。これなら地下鉄(A-Rex)を選択すべきであった。

★11年ぶりに訪れるソウルは、ますます現代的になって洗練されていた。しかし裏通りに入ると、道にはゴミが落ちており、飲食店からの臭いもひどい所がある。先進国にはまだあと一歩というところか。

★店の店員(若い人ばかり)は、仕事はちゃんとやるのだが、日本人ほど愛想が良いというわけではない。20年前ほど無愛想というわけでもなく、11年前ほど商魂たくましいという感じでもなく、その中間に落ち着いた感がある。クールな顧客対応というべきか。教育レベルの向上によるのか、若い世代へは英語がかなり通じるようになった。

★かように先進化した韓国であるが、実年以上のおじさん、おばさん連中を見ていると、昔とほとんど変わらない気がする。不思議だ。

★写真でも書いたように、韓国のチキンは安くてうまい。ブームが過ぎ去ったのが残念だ。

★お洒落でかっこいい飲食店(ただし高い)も結構増えたのだが、そういう店は客が少なく、私だけがポツンと座っている、ということが複数回あった。それに比べて、大衆的な店の方が客であふれていた。やはり韓国経済が不景気なせいだろうか。

★ソウルの地下鉄は使い勝手が良く、今回も大いに利用した。しかしいつの間にか、以前は駅に停止した時に発せられていた「ホー、ホケキョッ」というウグイスの鳴き声のような音が、別の音に変わってしまったようだ。乗車賃の決済は、コンビニでT-money というカードを買って使った。

★街を歩いていたのは、多くが若者だったような気がする。日本の繁華街では、中高年も結構いるような気がするが。これは以前からそうだったろうか。

★私が写真を撮ろうとカメラを構えると、たまたま前を通りかかかった歩行者が遮ってしまいそうになることがあるが、その場合はすぐに察して、レンズを避けようとする人(ほぼ若者)が多いことに気づいた。小さなことであるが、これも韓国の先進化の表れだと思う。発展途上国だと、おそらくこうは行かない。

★いろいろ言われてはいるが、韓国は確実に豊かになってきている。文明のレベルも、日本とは発展の仕方が違うが、国際的に見ればそれほど変わらなくなってきたといえる。よく見ると、相変わらず抜けてる部分もあったりするが。