Willow's Island

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スクールウォーズ  泣き虫先生の7年戦争(笑)

2010年08月29日 22時19分00秒 | テレビ

 実は最近、TSUTAYAで「スクールウォーズ」のDVDを借りて、妻といっしょに見ている。このドラマが放送されていたのは1984年で、私が中学1年生のときであった。もちろんこの当時もリアルタイムで見ていたが、なぜかもう一度見たくなったのである。
 するとこれが、期待していた以上に面白い。さすが伝説のドラマと言われるだけはある。名作は、26年も経った後でもやはり通用するのだ。しかしさすが昭和時代のドラマだけあって、現代のドラマとはかなり異なっており、シリアスなシーンなのにけっこう笑える点もある。
 今日見終わったのは、川浜高校の「番長」である水原(上の写真)が何とか無事に卒業する、というエピソードであった。この写真を見ただけで、「こんな高校生おるかよ」と突っ込みたくなる(^^)。この水原というキャラクターは強烈で、高校生なのにろくに字も書けず、九九もできないらしい。それで授業中は何をやっているかといえば、タバコを吸ったり麻雀をやったりで、それを注意しようものなら、その教師をフルボッコにして2階の窓から突き落とす、というのが常である。そんな彼が、追試を受けただけで高校卒業に必要な単位数をとれたとは、どうにも理解しがたい。
 主人公である教師・滝沢も、めちゃくちゃである(^^)。生徒の水原とタイマンし、ボコボコにしたあげく、首をつかまえて川の水を何度も飲ませたりしていた。それはまだいいとして、勝負がついたところで水原を自宅に連れていき、川につかったせいで体が冷えるという水原(一応、高校生)に対して、「飲め」とウィスキーを差し出したのである(^^)。さすがの水原も「いいのかよ」と言いながらその酒を飲んで、「こりゃきつい」とか言っていた。これは歴史の残る爆笑シーンである。
 上にあげたような描写は、さすがに現代のドラマでは考えられないだろう。26年前のおおらかな時代だったからこそ、許されたのだと思う。
 ところで番長・水原を演じたのは、今ではVシネマ四天王の一人とされる小沢仁志さんであった。彼のことをwikipediaで調べてみたところ、実生活までその顔つきどおりの人物であることが判明した(^^)。wikiを読んでこれほど爆笑したのは、実に久しぶりである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B2%A2%E4%BB%81%E5%BF%97
 この中でも私が特に面白いと思ったのは、以下のエピソードだ。

・ヤクザ役があまりにもリアルで、某組の若頭から「若いやつに教育のためビデオを見せてます」と礼状をもらったことがある。
・『顔面暴力』というあだ名がある。
・ 撮影中、フィリピンの便所で小便をしている最中、後ろからフィリピン人に銃を突きつけられた事がある。更に小沢に銃を突きつけているフィリピン人の後ろから小沢のボディガードがそのフィリピン人に銃を突きつけていた。本人は「もし生き残るとしたらそいつ(ボディガード)だけじゃねぇか!」と語っていた。
・『ビー・バップ・ハイスクール』の関係で立花理佐が歌番組に映画の宣伝を含めて出演した際、他の一般公募の出演者と共に同席。スタジオで共演者(舎弟役)の1人が田原俊彦を発見しサインを求めた。だが、「おめぇうぜぇよあっち行ってろ!!!」と嫌みにあしらわれたのを目の当たりにした小沢は、金属バットで田原の座っていた椅子を殴りつけ「サインしてやれよアホボケ!」と田原に凄んだ。

少女時代(ソニョシデ)は日本で売れるか

2010年08月27日 06時38分09秒 | 音楽

http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=26fujizak20100826013
 円高や民主代表選のゴタゴタを差し置いて、NHKが25日午後9時のトップニュースで報じたのは、韓国から上陸した“美脚台風”だった。
 真っ白なショートパンツからスラリと伸びた脚を揃えた19~21歳の9人組「少女時代」はこの日、東京・有明コロシアムで日本デビュー。1日3公演で計2万2000人動員と、デビューイベントでは史上最大規模となった。
 2007年に韓国デビューし、本国はもちろん、タイや台湾、フィリピンでもチャートで1位を獲得したアジアNo.1のガールズグループ。9月8日には日本デビュー曲「GENIE」の発売が控えている。
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 1年半前にこのブログでも取り上げた少女時代(ソニョシデ)だが、やっぱり日本でもデビューすることになったらしい。中国より先に日本に来たのはうれしいが、なぜNHKはトップニュースで報じたのだろうか。そんなにすごいニュースとは思えないんだけど。どうもNHKは「冬ソナ」で韓流ブームに火をつけたりと、意図的に韓国のイメージアップをはかっているように思える。なにか理由があるんだろうか?
 それはともかく、少女時代は日本で売れるか、というと、ちょっときびしい気がする。総体としては豪華な感じもするけど、メンバー一人ひとりをよく見ていくと、AKBとかにも勝てないような・・・。歌がはまればいいんだけど、日本人が好きなタイプの音楽でもないし・・・。それでも何とか、日本でがんばってほしい。

外国人対応で看護師試験が簡易化

2010年08月24日 22時43分54秒 | 時事

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100824-OYT1T01044.htm
 EPA(経済連携協定)に基づいてインドネシアとフィリピンから受け入れた看護師候補者の国家試験合格率が極めて低い問題で、厚生労働省の検討会は24日、理解しやすい試験問題文作りの基本方針をまとめた。
 来年2月に行われる国家試験から反映され、日本人も同じ試験を受ける。
(中略)
 EPAでの外国人看護師候補者は昨年、82人が国家試験を受験したものの、合格者はなし。今年は254人の受験者のうち3人が合格している。しかし、日本人は9割前後が合格しており、日本語が厚い壁になっていることがうかがわれた。同省看護課では「合格率がどれくらい上がるか予測はできないが、英語の併記などでかなり助けになるのでは」と話している。
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 外国人が看護師試験でほとんど合格できないのを受け、大半のメディアが「外国人を落とすためかのような試験はやめろ」「もっと平易な用語に置き換えろ」などと論じたせいなのか知らないが、試験の日本語がずいぶん簡単になったようだ。しかし私は、日本で看護師や介護福祉士をするというのなら、日本人と同じように普通の日本語で試験を受けるべきだと思う。
 例えば、アメリカで資格の必要な仕事に就こうと移住する外国人が大勢いたとして、「彼らにもっと簡単な英語で受験させよう」という話になるのか? ならないだろう。漢字が難しいとか言ったって、それが日本語というものなのだから仕方がない。それを言えば、中国語などはもっと難しいことになる。特に医療のような専門的分野に難しい用語が多いのは、どの言語でも同じことではないのか。「外国人が多く受験するから」というのは、国が定める資格試験の内容を変更する理由にはならない。「日本語が特別に難しい」などというのは思い込みにすぎないと私は思う。
 とはいうものの、私は外国人の看護師が増えることについて、反対しているわけではない。これから看護や介護の分野で必要とされる人材は、明らかに不足することが考えられるからだ。やる気のある外国人にどんどん来てもらうことは、むしろ良いことだ。かといって試験の内容まで簡易化することはおかしいのでは、ということである。

As One の2年ぶりシングル Sonnet

2010年08月21日 07時37分33秒 | 音楽

 2年前に「私たちが知っている恋の物語5つ」と「DOUBLE STAR」という2つのミニアルバムを出してから、まったく音沙汰がなかったAs Oneが、7月に「Sonnet」という新曲を出していたようだ。韓国でシングルCDを出すというのは、珍しいことである。アルバムを最初に出して、その中の曲を少しずつ売り出していく、という日本とは逆のやり方が韓国では主流なのだが。
 これはAs Oneらしくなく、軽快かつさわやかで「いかにも夏」という感じの曲だ。それでもやはりAs Oneが歌えば、不思議と彼女ら独自の世界に染まってしまう。私は10年前にその世界にはまってしまい、未だにそこから抜けられない。この不思議な魅力が何なのか、私にもよく分からない。
 それにしても、いいかげんにAs Oneの公式サイトを立ち上げてほしい。ファンとしては、切なる願いである。そんなに難しいことじゃないと思うんだけど。あー・・・、ソウル行きてー・・・。

 ・・・と、思ったが、上の動画のコメントをよく見たところ、なんとAs Oneはツイッターをやっていたことが分かった。
http://twitter.com/Iloveasone
 これはかなり嬉しい。「ツイッターはもうやめる」という前言を撤回し、フォローし始めたのは言うまでもない。(^^)
 あと、公式ホームページとまでは言えないが、それに近いようなサイトはあった。これももちろんお気に入り登録した。
http://tbs.seoul.kr/efm/kpopular/

怨み屋本舗

2010年08月19日 05時55分54秒 | 

 これも今、貸本で読んでハマっている漫画である。「怨み屋」とは、警察や法律に訴えても解決できない恨みを持つ依頼者に代わり、ターゲットに報復して恨みを晴らす、という闇業者のことだ。報酬は、依頼者の経済状況によるが、ほぼ数百万円である。毎回、本当に気分が悪くなるような悪人が登場し、依頼を受けた恨み屋がそいつらを悲惨な目に合わせる、というのがお決まりのパターンだ。
 正直言って絵はそれほどうまくないし、パターンもほぼ決まっている。しかしそれでも、私はこの漫画を読むことがやめられない。(^^) 世の中でまかり通っている理不尽なことに不満を持つ人、理屈はいいからとにかくカタルシスを得たい人、などにはおすすめの作品である。

 最近はGEOやTSUTAYAでコミックのレンタルをやっており、私はそれを大いに活用している。おかげで安価に大量の漫画を読める。GEOだと、5冊以上を1週間借りて1冊あたり80円、TSUTAYAだと、何冊でも2日借りて1冊あたり70円、である。BOOKOFFで100円の漫画を買うより安く、しかも新しい作品を読むことができる。何より、いくら読んでもそのつど返却するため本棚に収納する必要がない、というのが良い。もし今まで読んだ本をすべて収納していたら、書斎はえらいことになっていただろう。
 日本の漫画は、ハイクオリティかつ安価、という優秀なエンタメである。せっかく漫画超大国の日本に生まれたんだから、良い漫画作品をたくさん楽しむのが最も合理的だと思う。

日本の、これから「ともに語ろう 日韓の未来」を見て

2010年08月17日 05時46分09秒 | 韓国

 土曜日に録画しておいた「日本の、これから」を見た。パネリストの他に日韓双方の若者をスタジオに招いて、日韓間の問題についてアンケートや調査をもとに議論する、という内容だった。
 しかしこれがまた、ひどいものであった。いつものことだが、特に日韓問題を扱うとNHKはひどいチキンになる。三宅アナなどは、少し日本側から反論があっただけで、やけにビクビクしていた。
日本の若者の発言は救いようがないほど能天気なものが多く、彼らがいかにひどい「ゆとり教育」を受けてきたか、ということがよく分かった。韓国の若者は、誰に発言させても金太郎飴のようにまったく同じことしか言わない。歴史問題について日本に対するスタンスや意見といえば、韓国内では一枚岩で完全に固まっており、思考が停止しているのだろう。
 NHKはやたらと若者を引っ張ってきたがるが、知的レベルが貧弱な者同士で議論したところで、何を得られるというのだろうか。日本側も韓国側もどちらも反発しないように中立的(?)な意見を言う者も多かったが、私に言わせれば内容がスカスカで、毒にも薬にもならない。
 最もひどかったのが、崔洋一だ。日本の青年が「第二次世界大戦で、日本人と韓国人はともに共通の相手と戦った、という歴史があるではないか」と発言したところ、崔洋一は彼に対し「歴史を語る資格はない!」などと恫喝していた。どうやら、歴史について何か語ろうとする時は、崔洋一の許可を得る必要があるらしい(笑)。あの場で発言していた人たちは全員、崔洋一の許可をちゃんと取ったのだろうか。
 さすがにあの発言は小倉紀蔵先生に注意されていたが、青年の発言を「客観的に間違っているから」というだけで、少しも悪いとは思っていない様子だった。崔はずいぶんと「客観的」という言葉が好きなようで、何度もわめいていたが、客観的にいって最も客観性に欠けていたのは、崔自身である(笑)。当時の朝鮮は日本の一地方であり、朝鮮人も日本の国民となるため、日本人と同じように徴兵されて、共に戦場へ行ったことは、事実だからだ。
 妻は、小倉紀蔵先生の「日本人は知らなすぎ、韓国人は一方的な知識だけを信じすぎ」というような言葉が面白い、と言っていた。私も小倉先生の言うとおりだろうと思う。
 それにしてもNHKは、冒頭に書いたように、何をそんなにビクついているのだろうか。韓国側にとってまずい発言があれば、民団や総連から圧力がかかるのか? それとも、韓国本国の政府が怒って国際問題に発展するからなのか? いずれにせよ、韓国側の反応を気にして言いたいことが言えず、当たり障りのない結論に持っていこうとするなら、「日韓の未来を語ろう」などという番組自体が大いなる欺瞞だ。

今ウェブは退化中ですが、何か? を読んで

2010年08月15日 06時34分32秒 | 

 ネットニュースの編集者である中川淳一郎氏の書いた「今ウェブは退化中ですが、何か?」を読んだ。一般人よりもはるかに多くネットと接してきた著者が、「ネットは単なる道具であり、くだらないものが大半を占めており、ネット自体に輝かしい未来や可能性などは無い。」と主張する本である。
 これがすごく面白い。私も自分でブログをやっており、ネット大好き人間であるが、書いてあることにはほとんど賛成できる(反論したい点もあるが、長くなってしまうので割愛)。実際、掲示板に書き込んだり、mixiをやったり、ブログを日々更新している人の大部分は、極論すれば暇人か馬鹿なのだろうと思う。(^^) ネットには、脊髄反射で他人や他民族を叩く連中、毒にも薬にもならない駄文を垂れ流す人たち、ばかりであふれている。もちろん例外はあるが。
 著者によれば、ネットにはまっている人たちは「ネット=全世界」だと思い込みがちだが、実はネットなど狭くて息苦しい場所に過ぎない、とのことだ。確かにそうかもしれない。このことを実感したのは、去年の衆議院選だ。ネットばかりを見ていると「民主党なんて勝てるわけない」と思いがちであったが、実際の結果はまったく逆で、民主党が大勝した。ネットに書き込みをする人々は、現実世界では少数派に過ぎなかったわけで、私はそのことを再確認せざるをえなかった。
 著者はツイッターについても、「時間の無駄である。何が楽しいのか分からない。」と述べている。実は私も以前から何となく感じてはいたが、「やっぱりそうだよなあ」と確信した。(^^;) 私も世の流れに沿ってツイッターをやってみたが、実際につぶやいたところで、実はそんなに楽しくはなかった。誰かをフォローしたところで、たとえそれが関心のある有名人であっても、日常生活のつぶやきを読むのは面白くなかった。やはり一言二言のツイートなどは中身がスカスカになってしまい、書き残す意味がまったくない。それよりも、ブログで自分の言いたいことを文章にまとめて発表した方が、いくらか良い。
 というわけで、私はこれを機にツイッターをやめることとした。アカウントは一応残しておくが、書き込むことはおそらくもうない。それからmixiも、飽きたらやめるかもしれない。ネットを通じてのゆるい交流などには、もうそれほど興味はないからだ。
 しかし、ブログは続ける。著者の中川氏が揶揄しているように「自己実現のため」や「世の中を変えるため」ではない。私のブログは1日につき大体100~200名の人が閲覧しているが、それだけの人数が私の考えを知ってくれる、というだけでうれしいからだ。私の意見への批判も含めて、有意義なコメントがつけば、なおうれしい。

なぜ外国の右翼が靖国神社に?

2010年08月13日 06時16分28秒 | 時事

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100810/erp1008102124008-n1.htm
 10日付フランス紙パリジャンによると、移民排斥などを掲げる同国の極右政党、国民戦線(FN)のルペン党首が同日、フランスをたって日本を訪問する。
 同紙によると、ルペン党首は靖国神社を参拝、日本の右翼団体、一水会などと会合を持つ予定。日本人女性と結婚したFNナンバー2のゴルニッシュ氏らが同行する。
 靖国参拝について、ゴルニッシュ氏は「(パリの)凱旋門にある無名戦士の墓のようなもの。われわれは戦火に倒れた不幸な兵士に対し敬意を表す」と述べた。その他の訪日目的については明らかにしていない。
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 いくら奥さんが日本人とはいえ、複数の外国の右翼政党党首がわざわざ日本に来て、靖国に参拝する理由が分からない。たとえば日本の右翼の大物がわざわざヨーロッパに渡って、戦死者の墓地に参ったりするのだろうか? 何らかの強い理由がないかぎり、ちょっと考えられないが。今回の件には、きっと何か裏があるのだろう。
 こういうのを見て「日本人としてありがたい」なんてことは、少しも思わない。逆に、「靖国に参拝するのは右翼ですよ」と諸外国に宣伝しているようなもので、ますます靖国が奇異な存在と見られかねない。
 ところで、菅内閣の閣僚は全員、靖国神社に参拝するつもりはないそうだ。まあ、正直言って私は、誰が参拝しようがしまいがどうでもよい。
 一部の人は総理大臣が参拝しないことについて批判しているが、はたして、戦時中に散って靖国に祀られた人々は「総理大臣に参拝してもらいたい」なんて思っていただろうか? 日本の総理大臣など、戦前でもコロコロと代わっていて、地位は現在より低かったんじゃないかと思うのだが。それよりも、天皇陛下に参拝してほしかったのではないだろうか。国家の代表者としては、遥かに格が上だ。総理大臣が参拝しないことを表明すると、それをなじる人々はいるが、天皇陛下の不参拝については誰も何も言わないのかね。
 「国のために命を捧げた者を、国の代表者が参拝しなければ、誰も命をかけて国を守ろうとしない」という言い方も耳にするが、どうも信じがたい。国のために殉職する覚悟のある自衛隊員がいたとして、その人は総理大臣が死後に参拝しないことが分かったことぐらいで、急にやる気をなくすもんなのか。そんなわけないと思うが。

菅は日本国民に「反省とおわび」を

2010年08月11日 05時47分11秒 | 韓国

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100811/plc1008110319002-n1.htm
 政府は、日韓併合100年に当たっての首相談話を決定したそうだ。中身は15年前の「村山談話」とほぼ同じらしい。
 しかし、なぜ今になってそんな談話を出す必要があったのか。そもそも、日本が韓国を併合してから100年、というのはほとんど意味のない区切りではないか。韓国を併合してそのまま100年が経っていれば、それなりに意味のある年であるが、日本は途中から支配をやめているだろう。途中からやめて無効になっている併合について、始まりの年がちょうど100年前だった、とか言われても「それで何?」としか思えない。
 日本政府の歴史認識として現在ではスタンダードとなった「村山談話」のようなものを菅は残したかったのだろうか? それなら、村山と同じ内容の談話を行っても、ただ踏襲しただけで何も残らない。もちろん、併合自体が違法だったとか、個人補償をする、とかいうような日韓基本条約を覆すような談話を行っても、日本の国益を著しく害するだけなので、さすがにそれは差し控えたようだ。それで今回の談話内容となったわけだが、わざわざ改めて謝罪表明をしたところで、韓国のメディアでも「期待以下」と評されただけであった(韓国政府には一定の評価があったようだが)。何もかも中途半端であり、政治センスに著しく欠ける。菅は一体、何がしたかったんだろうか。
 単に意味不明ならいいが、既に何度も行っている(したがってする必要のない)謝罪をしつこく繰り返すことによって、日本国民にとっては害悪になっている。「反省とおわび」なら、菅は日本国民に対して行ってもらいたいものだ。

高齢者が見つからないっていうけど・・・

2010年08月10日 06時19分28秒 | 時事

 今まだ、全国の自治体で続々と「所在不明」が判明している。メディアは毎日、このことをしきりに報道している。しかし、ちょっと待ってほしい。
 問題は、高齢者の所在が分からないことなのか? そうではないだろう。本当は死亡したはずの高齢者の年金を、家族等が受け取っていたことが、問題の核心ではないのか。100歳以上高齢者がたとえ所在不明だったとしても、そのせいで年金を支給していないというのなら、そんなに大きな問題じゃないのでは? 行方不明者なんて、100歳以上じゃなくても、いくらでもいるだろう。いわゆる「失踪者」の人数など、日本だけで毎年10万人を超えているそうだ。
 どの自治体で所在不明者が何名いたか、なんてことは、極論すればどうでもよい。あくまでも問題は、存在しない者に対して公金を使っていたのか、いなかったのか、ということだ。この問題の報道のされ方は、明らかにその辺をはき違えていると思うのだが。