http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3538980.html
安倍総理は、中国の温家宝首相の会談について、戦略的互恵関係を築く大きな前進だ、と評価しました。
「日中両国はですね、2000年に渡る長い歴史があります。この歴史を踏まえて今後、更に、未来志向で戦略的互恵関係を築いていかなければいけない。温首相の訪日は、その大きな前進、第一歩だったと思います」(安倍総理)
また、温首相が国会演説で、歴史問題について深い反省とお詫びを表明した日本政府の対応を積極的に評価するとしながらも、実際の行動で示して欲しいと述べて安倍総理の靖国参拝を牽制したことについて、次の様に述べました。
「日本の戦後の歴史はですね、正に平和国家として、地域や世界の平和のために貢献をしてきていると、これが私たちの正に戦後の歩み、そして我々の共通の願いであり、方向であると、目指すべき方向だと、この様に思います」
安倍総理は、温首相が今回の訪日について氷を溶かす旅になることを願うと述べていた事について、「
既に八重桜も満開で、もう、そういうシーズンを迎えたということではないか」と述べて、氷は溶けた、という認識を示しました。(12日18:51)
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これで日中友好といくのかどうかはともかく、面白いのは安倍首相の「既に八重桜も満開で、もう、そういうシーズンを迎えたということではないか」という発言だ。「(日中間の)氷は溶けたと思いますか」という質問への答えなのだが、二通りに解釈できる。この記事で解釈されている通り「氷が溶けた」という意味と、質問には答えず単に暦の上でそういう季節になった、という意味である。(^^)ちょっと考えすぎかもしれないが、テレビで見ているとそのように聞こえてしまった。もし後者が正しければ、日中関係は未だに暗い。
しかし日本の国会で日中両国の旗が大きく掲げられ、温家宝首相も演説していたが、この逆はあるのだろうか。つまり安倍首相が中国に行くと、人民大会堂に大きな日章旗が掲げられ、日本語で演説ができるのだろうか、ということなのだが、できなさそうな気がする。