Willow's Island

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キムタク

2011年11月28日 23時06分19秒 | 食べ物


 最近は家で、キムチを食べることも多い。韓国のキムチではなく、和風キムチである。韓国のキムチは臭いが強く辛いので、すぐ飽きてしまうが、和風キムチはニンニクも少なく、食べやすい。それでいて、野菜の旨みを十分に引き出せている。私はキムチといえば、だんぜん和風キムチを支持する。
 しかしタクアンは、日本のものは着色料が多すぎて真っ黄色なので、少々辟易する。定食などに付いていることも多いが、私はたいてい残してしまう。ところが韓国へ旅行に行ったときに食堂などで出されるタクアンは、少し違うのである。上の写真のように、どぎつい黄色ではなく、わりと自然に近い色だ。食感も日本のものより柔らかく、食べやすい。私はタクアンなら、韓国のものを支持する。
 それにしても、現代の韓国人もタクアンを食べるというのは、少し意外だ。のり巻き、おでん、うどん、なども韓国風に形を変えてスタンダードなメニューとなっている。日本が支配していた時代の名残は、今の韓国人の食生活にも影響を与えているようだ。

1911

2011年11月26日 06時22分05秒 | 映画

 先週のことになるが、映画館でジャッキー・チェン主演の「1911」を見た。といってもアクションではなく、辛亥革命を扱った歴史ドラマである。今年は辛亥革命からちょうど100年目ということで、中国で記念的に作られた映画のようだ。
 辛亥革命については歴史の授業で習ったが、詳しいことはすっかり忘れてしまった。しかしこの映画を見ることによって、当時の中国がどのように動いていたか、雰囲気をつかむことができた。革命の中心人物である孫文がなぜ大陸と台湾の双方で尊敬されているか、孫文らが清朝を倒すためにどれほどの苦難があったか、当時の中国が国際社会でどのような扱いを受けていたか、よく知ることができたと思う。ドラマと見てもなかなか面白かった。
 この映画は、革命を成し遂げた孫文らを称え、感動させるようにできている。しかしどうにも、腑に落ちない。孫文が言うように三民主義(民族主義、民権主義、民生主義)を実現することが革命だというなら、少なくとも中国大陸においては革命は成し遂げられていないことになる。まさに「革命未だ成らず」だ。孫文の理想を実現できたといえるのは、この映画の作成に関わらなかった台湾(中華民国)ぐらいのものである。「1911」は中国人も見ていると思われるが、民族主義はともかくとして、民権や民生がほぼ無視されている大陸の現状を、どう思っているのだろうか。気になるところである。

TPPについて再考

2011年11月23日 07時01分41秒 | 時事

 私はどちらかといえばTPP賛成派だったが、最近になってどうも分からなくなってきた。これについては、まさに国論が二分されている。ネットやテレビなどでTPPに関する議論を頻繁に目にするようになり、どうやら反対派の方が多そうだ。それを反映してか、政府も何か煮え切らない様子である。
 賛成派、反対派それぞれには多くの理由があり、単純な問題ではない。それぞれの理由を検証していくときりがないので省くが、様々な議論を聞くかぎりにおいて、総合的にいって、TPP反対派の方が説得力がある、と感じる。
 FTAなどと違ってTPPは多国間での協議によって方向が固まるものであり、初めての試みだ。だからどのように転ぶか、アメリカ一国の論理がまかり通るものなのか、正確なところは誰にも分からない。しかし、「そのような場で国益を勝ち取る交渉力は、日本政府に無い」という反対派の懸念は、まことに説得力がある。農業だけでなく、金融や保険の分野にまで日本の制度が破壊されるのでは、という懸念もまったくの杞憂とは言い切れない。
 TPP賛成派の理屈も分かるが、中産階級層がこれから縮小していくと見られるアメリカの消費者市場と引き替えに、これほどのリスクを負う必要があるのだろうか。TPPと対中国・安全保障との関連、という点は気になるが、本当に関係しているのかどうか、どうもあやしい。高いリスクを負ってまでTPPに参加すべきだ、という明確な理由が示されていないのである。これでは日本国民を説得することは無理だ。

対中包囲網だ!

2011年11月19日 17時42分20秒 | 中国

http://www.afpbb.com/article/politics/2841104/8091929
【11月17日 AFP】オーストラリア訪問中のバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領とジュリア・ギラード(Julia Gillard)豪首相は16日、オーストラリア北部に新たに米海兵隊を駐留させ、将来的には2500人規模まで増強する方針を発表した。
 中国の台頭に特徴付けられる安全保障の新時代を前に、60年に及ぶ両国の軍事同盟を拡大する動き。2012年半ばに豪州北部特別地域(準州、Northern Territory)のダーウィン(Darwin)に米海兵隊250人規模を派遣する。派遣は6か月ごとのローテーションで行われ、最終的には2500人程度まで増やす。アフガニスタン情勢をめぐっても連携している米豪両軍は今後、定期的にオーストラリア軍の基地で同軍と共に演習などを行っていく。
<以下略>

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111118/t10014051161000.html
インドネシアを訪れている野田総理大臣は、ASEAN=東南アジア諸国連合の首脳会議に出席し、域内の連結を強化するASEAN各国の取り組みを支援するため、2兆円規模の事業を実施する計画を表明しました。また、首脳会議では、南シナ海への海洋進出を強めている中国を念頭に、海上での安全保障の協力を深化することを盛り込んだ共同宣言が採択されました。
<以下略>

http://www.news-postseven.com/archives/20111119_71187.html
<以上略>
TPPをめぐる議論ではずしてはならないのは、対中国の視点である。
私が日本の外交筋から聞いた話では、中国側は米国政府に「日本や米国が議論しているTPPは中国を封じ込める手段なのか」と率直に聞いてきたという。米国側は「そうではない」と説明したのだが、明らかに、中国はTPPによって日米同盟による中国封じ込めが現実化することを警戒している。
長期的な視点で見れば、中国が自国の「持続的な経済発展」という将来を考えた時に、中国自身のTPP参加に関心を持っていることは大いに考えられる。しかし、胡錦濤国家主席が率いる現政権のもとでは、そのインセンティブは働かない。
というのも、中国が現状のままTPPに参加すると、中国の経済発展を支えてきた前提を崩すことになってしまうからだ。
<以下略>
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 上の3つの記事から分かるように、現在の世界には、明らかに中国を封じ込めようとする動きがある。アメリカは南シナ海の有事にそなえてオーストラリアに海兵隊を置き、日本は中国をにらんでASEANと手を結び、そしてTPPの成立さえも中国を牽制するための効果が見込まれている。日本だけでなく、アメリカも東南アジアもオーストラリアも、中国を非常に警戒していることの表れだ。まさにこれからの国際社会の安定のためには、いかに中国を抑えるか、がカギとなる。日本の外交当局も、やるときはやるのである。かなり良い傾向になってきた。この流れを、決して止めてはならない。

日本でネットの力が弱いのはなぜか

2011年11月18日 06時24分08秒 | その他

 先日は本屋で、加藤嘉一氏の「われ日本海の橋とならん」という本を少し立ち読みしてみた。その中で、「日本はネットの力が弱い」という記述があり、それが印象に残った。
 確かに、中国に比べればネットの影響力は弱いだろう。中国では、選挙がない代わりに、ネット世論が政治に強い影響力を持っている。もちろん中国政府当局は必死にネット上の意見を規制しようとしているが、5億人いると言われる中国のネットユーザーすべてを管理することなどできない。結局は政府も、ネット世論に気を使わざるをえない状態となっている。政治家がネット世論などまったく気にする必要がない日本とは、えらい違いだ。
考えてみれば中国だけでなく、韓国やアメリカでも、ネットは現実の政治を動かすほど強い力を持っている。ネットで形成された巨大なコミュニティが、韓国ではノ・ムヒョンを、アメリカではオバマを大統領として当選させた、という事実がある。アメリカはどうか知らないが、少なくとも韓国では一般の新聞でもネット世論の動向を気にして報道している。
翻って、日本はどうか。日本で最大の影響力を持つネット掲示板は2ちゃんねると思われるが、その2ちゃんねるでも、現実の政治や社会のあり方に影響を及ぼした、という話は聞かない。むしろ、何の影響力もないどころか、現実はネット世論とは全く別の動きをしている、といえる。2ちゃんねるを始めとするネット世論は、民主党が与党となるはるか前から民主党を嫌悪していたにもかかわらず、実際の衆院選においては民主党が大勝してしまった、という事実が代表的な例だ。ネット上では韓国へのバッシングが相当に強いが、その一方で現実の世論は、韓国に好意的な見方が支配的と見られる。
なぜこのように、日本ではネットの力が弱いのだろうか? 私が思うに、日本では既存のメディア(テレビ、新聞、雑誌など)があまりにも強すぎて、日本人の生活に完全に染み込んでおり、ネットが入る隙間が無いからではないか。日本は相対的にネットにのめり込む人たちが少ないために、政治的なコミュニティをネット上で形成する動きが弱いのではないだろうか。
 それから、社会にあまり関心のない層が、日本はすごく多いような気がする。私の偏見かもしれないが、若い人や女性などは政治や社会への関心があまりにも薄れているのではないか、と思える。そうであれば、ネットの意見が強いとか弱いとかいう以前の問題だ。

バシッと決めろ、バシッと

2011年11月15日 22時57分42秒 | 時事

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111115dde001020034000c.html
 参院予算委員会は15日午前、野田佳彦首相と全閣僚が出席して11年度第3次補正予算案に関する基本的質疑を行った。首相は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)について「交渉参加に向けて関係国と協議に入る」と表明したことに関して「何が何でも、国益を損ねてまで交渉参加することはない」と述べた。協議の結果次第で不参加を判断する可能性に言及することで、協議入りに理解を求めた発言だ。
<以下略>
http://www.j-cast.com/2011/11/15113245.html
野田佳彦首相が、TPP(環太平洋連携協定)をめぐり、米政府から「2枚舌疑惑」を突きつけられ、「踏み絵」を迫られた。「例外品目」なく交渉テーブルに載せる気があるのか、あいまいな態度は許さないと言わんばかりの対応だ。
アーネスト米大統領副報道官は、「野田首相発言」を巡る日本側からの反論をばっさりと切り捨てた。2011年11月15日(日本時間、以下同)の会見で、米側の先の発表は正確で、修正する考えがないと改めて表明した。
<以下略>
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 なんかもう、すごくイライラしてきた。TPP参加の是非については、賛成派と反対派の双方からものすごい圧力がかかってんだろうけど、野田の発言やら政府の発表やらを聞いていると、おそろしく優柔不断にしか思えない。どっちでもいいから、日本としての意思をさっさと示してほしい。自国民でさえ何やらよく分からない状態では、外国の理解を得ることなどもっと無理だ。
 TPPは、今の流れからいえば、参加するより他ないと思う。すべては交渉次第だが、今さら「やっぱりやめときます」なんて話が通用するんだろうか。そうであれば、TPP参加のメリットはどういうことで、デメリットはどういうことなのか、政府が国民にはっきりと説明するべきだ。その上で、総理がしっかりとリーダーシップをとって、日本の方針(参加、ということになるだろう)を示せばいい。
 しかし野田には、リーダーシップの欠片らしきものも見あたらない。鳩山や菅よりはましかと思ったが、ぶれまくりなのは同じだったようだ。

イラっとくる韓国語講座

2011年11月12日 22時33分44秒 | テレビ

 私が好きで毎週見ている番組に、テレビ東京系(こちらではテレビ愛知)の「イラっとくる韓国語講座」というのがある。略称は「イラ韓」だ。どこかで聞いたようなフレーズである。(笑)
 次長課長の河本準一が韓国を旅して、現地の韓国人に韓国語で話しかけていく、という内容なのだが、その話しかける言葉というのが笑える。「私には妻の好きなところが100個あります。何個目を聞きたいですか?」とか「(ホテルのチェックイン時に)ここで言うことではありませんが、私達はゲイです。」とか「(タクシーの中で)桑田佳祐氏のモノマネをしますので、うまくいったら拍手してください。」といったような訳の分からないフレーズばかりだ。(^^) 一見バカっぽい企画ではあるが、韓国語の基本的な文法をふまえていれば、それなりに勉強にはなる。上のようなフレーズを使うことはまずないだろうが。
 河本氏の旅をサポートする現地コーディネーターは、先週からキム・テフン氏に変わったようである。しかし私は、それより前のペ・ヒョンソク氏がよかった。ぺさんは親切で気が利く好人物なのだが、なぜか常に顔は無愛想なのである。河本氏がどれだけ必死にギャグをとばしても、彼だけは絶対に笑わないのだ。言ってもせいぜい「それ、面白いです。(韓国でも)うけますよ。」ぐらいで、そう言いながら、顔はまったく笑っていない。(^^) そんなぺさんの鉄面皮ぶりが、逆に笑えてきて好きだった。

後藤真希

2011年11月10日 21時18分22秒 | 音楽

http://news.livedoor.com/article/detail/5997709/
 知らない間に、後藤真希も活動を休止することになったようだ。休止とはいっても、再開する見込みはあるのだろうか。「母の死から立ち直れないこと」が休止の理由とのことだが、本当は単に売れなくなっただけ、という可能性もある。10年前はモー娘も最盛期だったが、こんなに人気が落ちていくとは思いもしなかっただろう。もし芸能界を辞めたとして、高校すら出ていない彼女が、生きていく道は何があるだろうか。間違っても、のように落ちるところまで落ちてほしくはない。と、余計な心配をしてしまった。
 上の動画は、2年前に出た「Queen Bee」という曲のMVだ。今では決して評価の高くない彼女だが、この曲はかなりクオリティが高いんじゃないかと思う。まったくヒットはしなかったと思われるが、もう少し人気が出てもよかったのではなかろうか。ちなみに私は個人的に、共演している Bigga Raiji という太ったラッパー(?)が気に入った。彼はなかなか良い声をしている。

人生のピークは39歳?

2011年11月08日 21時50分39秒 | その他

http://news.livedoor.com/article/detail/6006102/
アサツーディ・ケイは11月7日、平均的な“日本人像”を探るために実施した「ADK 日本人の平均調査」の結果を発表した。この調査は5年前、2006年11月にも実施しており、5年間でどのように“日本人像”が変化したのかも浮き彫りになっている。  
調査ではまず、「あなたが『人生のピーク』を迎えた(迎える)年齢」についてを質問。すると平均は39歳(※5年前の調査では35歳)で、男女別では男性が41歳、女性が37歳となった。また、男性に「『オジサン』と呼ばれる年齢」をたずねると、平均は39歳に。男性のピークは「オジサン」に突入してから訪れると考えている人が多いようだ。
<以下略>
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 上の記事によると、現在39歳の私は今が人生のピーク、ということになる。ということは、後は転げ落ちていくだけなのか・・・。確かに、結婚して子どももできたし、マイホームもプリウスも手に入れた今の状況は、まさに「ピーク」なのかもしれない。これ以上のことは特に望んでもいないしな。かといってもちろん、ここから落ちていかないようにもしたい。人生はまだ半分ほど残っていると思われるので、今の状態を維持していくだけでも大変そうだ。
 「オジサン」と呼ばれる年齢も、39歳からだそうだ。私はもっと前から自分を「オジサン」だと思っていたので、ちょっと意外である。そういえば日曜日は久しぶりにしんいち君と母校の大学祭に行ってきたのだが、やはり祭りではしゃぐ学生たちはみんな若さであふれ、まぶしいほどだった。若さというのは、それだけでものすごく貴重なものだ。自分が学生のころは、そんなこと考えてもいなかったが。
ところで記事の最下段にある「自分自身の値段」というのは、よく理解できない。人間に値段など付けられるというのだろうか。人間一人の値段が1億8,371万円から1億2,151万円に値下がったというが、人間そのものの価値にまでデフレの影響が及んだということになるのか。こういう考え方はあまりにもドライすぎて、私は好きになれない。人間はもっと、尊厳のあるものじゃないのか。

いまいゆうぞう はいだしょうこ ファンタジーコンサート 2011

2011年11月06日 06時05分52秒 | 音楽

 昨日は家族で「いまいゆうぞう はいだしょうこ ファンタジーコンサート」を聴きに江南市民文化会館まで行った。会場はほぼ満員で、私のような子ども連れで一杯だった。やはり現在でも「しょうこお姉さん」と「ゆうぞうお兄さん」はかなりの人気があるようだ。
 ちょうど1時間で終わる短いコンサートであったが、すごく楽しかった。はっきり言って、娘よりも私の方が楽しかったかもしれない。(^^) 「ぼくらのうた」「そよそよの木の上で」「まんまるスマイル」「魔法のとびら」など私の好きな曲を多く歌ってくれたのがうれしい。
 当然だが、やはり二人とも歌唱力がある。しょうこお姉さんがすごいのはもちろんだが、ゆうぞうお兄さんの温かみのある声も良い。「まんまるスマイル」では「歌おう~♪ 声あわせて~♪」のパートは普通、男が歌うところなのだが、今回はしょうこお姉さんが歌っており、ちょっと驚いた。高音だけでなく、低音で迫力のある声も出せるのである。
 最も楽しかったのは、しょうこお姉さんに「おともだちも、お父さんも、お母さんも、立ってください~!」と言われたあたりからだ。私は当初、立つ気などなかったのだが、娘に立つよう促されて立ってみた。曲は「ドンスカパンパン応援団」と「ぼよよん行進曲」であった。私も手拍子を打ちながらいっしょに歌ったのだが、これが意外にも楽しく、感動できた。曲の前には、しょうこお姉さんが「応援したい誰かのことを思い浮かべながら、聴いてください~」と言っていた。それで私の脳裏に浮かんだのは、東日本大震災で被災された方々のことである。実はしょうこお姉さんも、ゆうぞうお兄さんも、会場にいた他の人達も、同じ思いだったのではないだろうか。まさに「ぼよよん行進曲」は今年にふさわしい曲だと思う。