Willow's Island

since 2005

女性天皇容認の方向強まる

2005年09月30日 07時46分21秒 | 時事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050929-00000207-kyodo-pol
 政府の「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東大学長)の第12回会合が29日午後、首相官邸で開かれ、現行の「男系男子」維持のため、旧皇族の復帰や養子によって継承資格者を拡大する方法は制度上、問題があることを確認した。これにより11月をめどにまとめる最終報告で女性天皇や女系天皇が容認される方向が強まった。
 また、皇位継承資格を女性や女系の皇族にも拡大する場合の継承順位の決め方は「長子(第1子)優先」か「兄弟姉妹間で男子優先」の2案が望ましいとの認識で一致した。
 会合後、記者会見した吉川座長は、男系男子の維持策について、旧皇族の復帰や養子の受け入れでは「継承順位が一義的に決まらず、当事者の意思によって左右される」と指摘した。
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 一部の保守派が女性天皇に反対しているようだが、ほとんどの国民は賛成しているんじゃないかと思う。二千年も続いてきた直系の皇位継承という歴史が大切なのであって、男性天皇にこだわることはない。第二子が男子であった場合は、それでも第一子(女子)を天皇にするのか、という議論は残るけど。私は個人的に、第一子が天皇ということでいいんじゃないかと思う。(その場合、男性天皇か女性天皇かの確率は半々になるが)
 私がそれよりも気になったのは、女性天皇となった場合、天皇の夫は何と呼ぶのだろうか、ということである。(^^) 皇后ではないし、「ただの夫」と呼ぶのもおかしいし。夫はやっぱり皇族になるんだろうけど、どう扱うのだろうか? 知ってる人がいたら教えてください。

中国に広がる「ハン尚宮ブーム」、大長今を抜く

2005年09月29日 08時00分03秒 | 韓国

27日午前、中国上海・浦東国際空港には多くの若者が誰かを出迎えるために押し寄せた。主人公は、韓国ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』(原題:「大長今」)に出演した韓(ハン)尚宮(サングン、朝鮮王朝の女官)。
ハン尚宮を演じた梁美京(ヤン・ミギョン)氏が、『宮廷女官...』を放送中の湖南衛星テレビ局を訪問するため同空港に到着する予定だった。上海は経由地で、きちんと報道されていたわけでもないのに、多くのファンが長蛇の列を作って、ハン尚宮を待っていたのだ。地元紙は空港に現れた「ハン尚宮」ヤン氏が警備員の護衛のなか、空港でファンにサインしてくれる姿を特筆大書した。
(以下略)
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 韓国の大衆文化が人気あるのは、日本だけではない。中国でも韓流が吹き荒れているのだ(もともと韓流という言葉は中国語)。ただ、同じ韓流とはいっても、日本と中国では少し傾向が違うようだ。
 日本では映画や音楽よりドラマが圧倒的な人気を誇っており、人気ある俳優はチェ・ジウを除いて男優ばかりである。一方中国では、ドラマだけではなく音楽も完全に市民権を得ており、CDショップに行けば普通に韓国製のCDが売られている(日本のものと一緒になっているが)。俳優も、男優より女優に人気があるようだ。このヤン・ミギョンだけでなく、「猟奇的な彼女」で大ブレークしたチョン・ジヒョンが圧倒的な人気を誇っている。当然ながら文化が違えば目の付け所が違うということか。特に「チャングムの誓い」で主人公のチャングムよりハンサングンを選ぶあたりに日本との違いを感じさせる。
 韓国の時代劇がブレークするということは、大衆文化だけではなく韓国の伝統文化も海外に浸透していくということであり、良い傾向だと思う。日本の時代劇が韓国の地上波テレビで放映される日も、いつか来るだろうか。まだ遠い話だろうなあ。「新撰組!」なんて韓国人にも見てもらいたいんだけど。

<杉村太蔵議員>党本部で会見 神妙な態度の受け答えに驚く

2005年09月27日 23時59分13秒 | 時事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050927-00000143-mai-soci
 「料亭に早く行ってみたい」に始まる数々の“放言”で物議をかもした自民党の新人衆院議員、杉村太蔵氏(26)が27日、「反省の気持ちを示すため」党本部で記者会見した。「国会議員としての自覚が足りないまま幼稚で無責任な発言を繰り返し、心からおわび申し上げます」と神妙な態度で受け答えして、集まったワイドショーのレポーターらを驚かせた。
(以下略)
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まあ、どれほど慎重に発言しようとがんばっても、私は無駄だと思う。(^^) 今までのように馬鹿っぽい発言しかできなかったのは、彼の若さと能力不足によるものである。心がけでどうにかなるものではない。この会見でも、アドリブに極端に弱いことが露呈されている。これからも彼はマスコミを喜ばせ続けるだろう。小泉首相への拍手要員でしかない彼を「面白いから」という理由で追い続けるマスコミも低劣だが、彼を議員として選んだ自民党も軽薄極まりない。彼のブログを読めば分かるが、自民党本部は杉村氏に対して「君は面白いね」としか意識していないようである。文字通り自民党は本当にぶっ壊れてしまったということか。(^^)

<愛知万博>目標を上回る2200万人が入場 25日閉幕

2005年09月25日 23時48分18秒 | 時事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050925-00000081-mai-soci
 日本で35年ぶりの本格的な万博となった2005年日本国際博覧会、愛・地球博(愛知万博)が25日、閉幕した。「自然の叡智(えいち)」をメーンテーマに121カ国・4国際機関が参加して185日間、循環型社会実現のための展示やイベントを繰り広げた。入場者数は目標の1500万人を大幅に上回る2200万5777人(午後4時現在)を記録した。
(以下略)
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 愛知万博は大成功をもって終わったようである。近くに住んでいるにもかかわらず、ついに私は一度も行けずじまいであった。想像できないが、そんなに楽しいものだったのだろうか。正直言って、行かなかったことを少し後悔している。
 しかし私はひねくれたところがあって、みんなが良いと言って熱中しているものについては、あんまり興味を持てないのである。愛知万博も、あれだけすごい入場者数だとかえって行く気をなくす。負け惜しみみたいに聞こえるが、あまりにも人気があると、なんか逆に反発を覚えるのだ。韓国好きである私が冬ソナを見たことがないのも、日本人がほとんど行かないウラジオストクへ旅行に行くのも、そういう私の性格から来ている。
 私が私らしさをつらぬくには、やっぱり行かなくてよかったのかもしれない。(^^)暑い中で何時間も行列に並ぶ、なんてことは絶対イヤだしな。

「アサショーリュー憎し」 ブルガリアでは敵役

2005年09月24日 23時45分25秒 | 時事
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20050924&a=20050924-00000150-kyodo-spo
 【ジュルニツァ(ブルガリア北部)24日共同】朝青龍が琴欧州の星に並んだ24日、琴欧州の故郷ブルガリアでは、敵役となったモンゴル出身の横綱の知名度も急速にアップし「アサショーリュー憎し」の声が高まった。
 ブルガリアの新聞は連日、琴欧州の結果とともに強敵、朝青龍の取組も紹介。この日、実家のあるジュルニツァ村の村長ヤンコ・コレフ・ヤンコフさん(37)が「アサショーリューは威張ったやつだ。顔も見たくない」と話すと、一緒にいた何人かの村人もうなずいた。
 14日目の取組終了後、琴欧州の実家では祖母キナさん(70)が、朝青龍の写真が載った新聞を手にして「この顔を見たら、勝つのは簡単ではないと思うね」と顔をしかめた。
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 朝青龍のファンには悪いが、なかなかほほえましい記事である。(^^) 村の人たちの反応が、いかにも素朴な感じで良い。「アサショーリューは威張ったやつだ。」というのは、実は多くの日本人も感じていることではなかろうか。(^^)ちょっとふてぶてしい印象があるもんね、あの人は。酒を飲んで暴れるというし。本当は見た目より良い人かもしれないけど。しかし琴欧州の謙虚で温厚な物腰と比べると、やはりブルガリアで悪役になるのも仕方ないか、という感じだ。
 逆に、モンゴルではどういう反応なのか気になる。モンゴルで朝青龍はやはり英雄扱いだと聞いたことがあるが、琴欧州が憎まれ役になったりするのだろうか。
 それにしても、いつの間にか日本の角界を代表する双璧は、モンゴル人の朝青龍とブルガリア人の琴欧州になってしまった。これで悪いとは言えないけど、日本人としては寂しい気もする。相撲も大リーグ同様、グローバルな競技になったと考えるべきか。

岐阜に来ました!

2005年09月23日 21時12分26秒 | その他
今日はしんいち君がアパートに遊びに来てくれたので、彼が投稿します。

しんいちです。今日は、willowさんに会いに岐阜にきました。「百年公園」で1/10ラジコンをやってからwillowさんの家にてワインを飲みながら、ビデオでBOAや中島美嘉のライブを見ております。他にも色々とマル秘DVDがあるので、willowさんのアパートに来てよかったです。(^^)

8月のクリスマス

2005年09月23日 08時15分13秒 | 映画
 日本映画「8月のクリスマスが今日から公開される。これはいうまでもなく、韓国映画の名作「八月のクリスマス」のリメイクだ。私のこの映画に対する思い入れは非常に強い。私が韓国に興味を持ち始めたきっかけは、まさにこの「八月のクリスマス」だからだ。6年前にこの映画を見てから、韓国文化に対する私の評価は大きく変化した。
 日本版リメイクにも、大いに関心がある。ただやはり、オリジナルを超えることはできないとは思う。名優ハン・ソッキュが演じた「普通の人生の美しさ」を、歌手の山崎まさよしが表現できるだろうか? アーティストを使うことによって、オリジナルとは違った良さを表現するということもあるけど、「八月のクリスマス」はそういう映画じゃない。あんまり期待はしないでおこう。
 ところで、日本版でも主人公の山崎まさよしはヒロインから「おじさん」と呼ばれるらしい。オリジナルでハン・ソッキュが「アジョシ」と呼ばれていたからだ。山崎まさよしと同い年である私も、若い子から「おじさん」と呼ばれる歳になったということか。(^^) しかし、韓国語の「アジョシ」=日本語の「おじさん」、でもないような気がする。私が韓国を旅していたとき、はるか年上のおばさんから「アジョシ!」と呼びかけられることが何度かあったからだ。日本では明らかに年下の人を「おじさん!」と呼びかけたりはしない。どうも「アジョシ」というのは日本語でいう「おじさん」よりも英語の「Mister」に近いところがあるのかもしれない。
 

後藤田正晴氏 死去

2005年09月21日 23時59分14秒 | 時事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050921-00000022-mai-peo
 中曽根内閣で官房長官、宮沢内閣で副総理・法相などを歴任、引退後も政界の御意見番として発言が注目された後藤田正晴(ごとうだ・まさはる)氏が19日午後8時53分、肺炎のため、東京都文京区の順天堂医院で死去した。91歳。密葬は親族のみで済ませた。お別れの会を東京と徳島で行うが、日程などは未定。自宅は東京都渋谷区広尾4の1の17の506。喪主は妻侑子(ゆうこ)さん。
(以下略)
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久しぶりに訃報で驚いた。「カミソリ後藤田」と言われたり、浅間山荘事件で決断力を発揮したり、様々な伝説を持つ大物政治家の死去である。著書「政治とは何か」は学生の頃に読んで、ずいぶん勉強になった覚えがある。当時は非常に説得力があって尊敬すべき人物だな、と思ったが、今考えると自衛隊についての考えが古すぎるような気もする。やっぱりそれも時代か。あれから日本も、日本の国際環境も変わったし。昭和がますます遠くなっていくような感じだ。でも、こういうリーダーシップあふれる政治家って、なかなかいないよな。なんで首相にならなかったんだろう。宮沢喜一よりよっぽど良いと思うのだが。

6か国協議が共同声明、北朝鮮の完全核放棄など6項目

2005年09月19日 23時40分55秒 | 時事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050919-00000012-yom-int
 【北京=加藤隆則、池辺英俊】北朝鮮の核問題をめぐる第4回6か国協議は再開7日目の19日正午(日本時間同日午後1時)過ぎから北京の釣魚台国賓館で全体会合を開き、北朝鮮の完全核放棄や、核拡散防止条約(NPT)への早期復帰と国際原子力機関(IAEA)の査察受け入れなど6項目の共同声明を採択して閉会した。
(以下略)
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 ついに北朝鮮が核開発を断念したようである。これで北朝鮮もIAEAの査察を受けることになる。もしかして最初から核など開発するつもりはなくて、軽水炉とか電力をただで手に入れたいだけだったのかもしれないが。ともかくこれで、東アジアにおける一つの懸念が払拭された。
 それにしても、なぜ今まで北朝鮮はこれほど核兵器にこだわったのか。アメリカへの抑止力となり、国際社会においても大国と対等の立場に立てることを狙ったのだろう。確かに、五大国だけは核を保有してもよく、それ以外は持ってはいけない、という理屈は納得しにくい。しかし、核というのは特定の国(特にアメリカ)に対して使用をほのめかした時点で、もう終わりである。アメリカが黙ってるはずがなく、戦争は必至だ。それに、核を使わずとも、小国なら小国なりのやり方というものがあるはずだ。それをやらないのは、やはり将軍様のプライドか。そのプライドによって周辺の大国は何年も振り回されてきたのである。
 しかし今回の協議によって、核を持てないことが決まった今、北朝鮮は単なる貧乏国に舞い戻った。これを受けて、日本の外交も北朝鮮への接し方が変わってくるかもしれない。

血と骨

2005年09月18日 22時46分56秒 | 
 少し前になるが、小説「血と骨」を読み終わった。私が長編小説など読むのは久しぶりだ。これはもちろん、たけし主演の映画「血と骨」の原作だ。
 主人公・金俊平は、映画で見た以上に鬼畜な男であった。映画では表現できなかったであろう、超えげつない場面もたくさん描かれている。私も読んでいて、「嫌すぎる」と言いたくなるような内容だった。^^;
 しかし、この原作を読むことによって、映画ではよく分からなかった部分も理解することができた。映画で金俊平がなぜ北朝鮮に行ったのか私には不思議だったが、この本を読むことによってなんとなく理解できた。晩年に下半身が動かなくなり自分の家族から虐待される羽目になった金俊平は、「祖国」というやつを信じてみようと思ったのだ。その頃、北朝鮮は「地上の楽園」であり、誰でも十分な看護を無料で受けられる、と宣伝されていたからだ。それまでの人生において他人や国家というものを一切信じてこなかった彼が、最後になって最も信じてはいけないものを信じてしまったのである。その後の彼がどんな結末をたどったのか、本では詳しくは書かれていなかったが、言わずもがなであろう。
 当時の日本では、在日の帰国運動が盛んに行われていた。金俊平もその流れにいたのである。悲劇的といえば悲劇的だが、金俊平については自業自得な感じがする。小説を読めば分かるが、この男は絶対に先進国にいてはいけない。なんか差別的な言い方で気が引けるが、このオヤジはどう考えても典型的な後進国の人間だ。帰るべきところに帰ったというべきか。しかし、あれほど金に執着していた金俊平が全財産を北朝鮮に寄付した、というのはやっぱりどうしても納得しにくかった。