Willow's Island

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中国が首脳会談を拒否した理由は

2010年10月30日 23時56分22秒 | 時事

 東アジアサミットにおいて中国は、前日になって急に日中首脳会談を拒否した。結局は10分程度、管と温家宝が「懇談」することができたようだが、これについて中国側はまったく報道せず、よほど「なかったこと」にしたいようだ。いつものことだが、日本は完全になめられている。
 中国が会談を拒否した理由は、というと「日本が外相会談の内容について真実と異なる言葉をまき散らし、両国の東シナ海問題の原則的な共通認識の履行における中国の立場について歪曲した」ということだが、何のことやらさっぱり分からない。日本の外交当局も「分からない」そうだ。しかし、さすがに何か明確な理由があるのだろう。
 そこで今日はたまたま、英語の練習としてJapan Times(オンライン版)を読んでいたところ、気になる記事を見つけた。1週間ほど前の記事で「Tokyo nixed joint Senkaku exploitation(日本政府、尖閣の共同開発を拒否)」というものである。
http://search.japantimes.co.jp/rss/nn20101022a1.html
 この中で、こんな一文があった。
On Thursday, Chief Cabinet Secretary Yoshito Sengoku said Kan is likely to reiterate that the Senkaku Islands belong to Japan if he holds bilateral talks with Wen.
 訳せば、「木曜日、仙石由人官房長官は、日中首脳会談が行われる場合、菅総理は尖閣諸島が日本に属することを強調するであろう、と述べた。」というところか。これは私も知らなかったので、驚いた。もし共同通信経由のこの記事が本当であれば、中国が菅との会談を拒否したのも、ずいぶん分かりやすくなる。非難の応酬に終わることが明確な首脳会談など、どこの国でもやろうとするわけないからだ。別に不思議なことでも何でもなくなる。
 しかしこの記事、本当か? 日本語のメディアではどこも言っていないような気がするが。

ビビアン・スー、東京国際映画祭で号泣

2010年10月28日 22時37分41秒 | 映画

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1027&f=entertainment_1027_052.shtml 
 東京国際映画祭での台湾に対する呼称に対し、中国側がクレームをつけた事件が波紋を呼んでいる。中国と台湾のネットユーザーがそれぞれネット上で論争を繰り広げる中、中国ネットユーザーは徐若〓(ビビアン・スー/〓は王へんに宣)をボイコットするよう呼びかける声があがっている。台湾の中央通信社が報じた。
 東京国際映画祭に出席するための訪日した中国代表団が、台湾代表団に「台湾」ではなく「中国台湾」、「中華台北」などの名称を使うよう要求したことで、ビビアン・スーをはじめとする台湾代表団は開幕式に参加することができなくなってしまった。
 ビビアン・スーは泣きながら会場を後にし、ブログで「泣きたいけど泣けない」、「自分たちでは解決できないこともある」と綴ると、中国ネット上では反発の声が上がり、大手掲示板では8割以上のユーザーがビビアン・スーの中国本土での芸能活動排斥を支持すると表明した。
 ビビアン・スーに対する非難の声が集まる一方で、日本が中国と台湾に軋轢(あつれき)をもたらしたと日本を対する非難の声も高まっているという。(編集担当:畠山栄)
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 あまりにも政治的な理由で他の参加者をボイコットするとは、やることが卑劣に過ぎる。東京国際映画祭のスタッフも、中国側の不当な圧力をはねのけることぐらい、できなかったのだろうか。ビビアンだけでなく台湾代表団はみんな、本当にくやしかっただろう。
 映画祭の事務局はこれから、逆に中国の参加を停止してはどうか。映画の世界にまで政治が介入し、表現の自由が奪われることは、世界中の映画人が最も嫌うことではないのか? 中国はそういう国である。真にボイコットされるべきは、中国代表団であるべきだ。だいたい、中国が作るのはしょうもない時代劇映画ばかりである。鳴り物入りだった「レッドクリフ」なる映画を私も見てみたが、本当にくそつまらんかった。つまらんくせにやたらと長いのも、中国映画の特徴だ。中国など参加しなくても十分に楽しい映画祭となるはずである。
 そもそも、私は台湾が中国の一部だと思っていない。大陸とは完全に異なる社会体制、民主主義が根付いており、首脳や閣僚、議員なども大陸とは全く異なる仕組みで選出され、政府を形成し、台湾という島を統治している。中国が何と言おうと、事実上、台湾は一つの国家である。日本政府はもちろんアメリカ政府さえも台湾を国とは認めていないが、中国という巨大国家と付き合う以上、やむをえずそうしているだけのことで、大半の国民は頭の中で台湾を「国」として認識しているはずだ。そういえばビビアンも、10年以上前に日本のバラエティ番組で「台湾は私の」なんてポロッと言っていたことを、私は覚えている。(^^)
 ビビアン側の弁護士は、ビビアンが泣いた理由を「身内の健康問題や仕事のプレッシャー」などと弁明していたが、そんなこと信じられるか。おそらく中国で仕事をしていくために、配慮をしたのだろう。素直に考えれば本当は、映画祭に参加できなかったことが悔しかったのだ。ビビアンは「排斥」を表明する中国なんぞ捨てて、また日本で活動してもらいたい。

ミドルエイジ・クライシス 30代 ひずみ世代の今

2010年10月24日 06時50分03秒 | テレビ

 昨日の朝はNHKで「ミドルエイジ・クライシス 30代 ひずみ世代の今」なんて番組をやっていたので、見てみた。まさに私と同世代の38歳前後の人達が、出口の見えない職探しや厳しい労働環境で大勢苦しんでいる、という内容のドキュメンタリーであった。私もミドル・エイジ(中年)と呼ばれるようになったのである(まあ当然か)。
 この番組では、今の30代(特に後半)がいかに受難の世代か、ということを強調していた。確かに、中学時代はいじめ問題の深刻化、高校時代は人口が多いので受験戦争(死語)の激化、大学を出てもバブルは崩壊した後で就職氷河期、その後もずっと不況が続き、日本経済が疲弊したことによる労働環境の悪化、と嫌なことばかりが続いている。おまけに非婚化、それに伴う出生率の低下、そしてフリーター、ニート、引きこもりの大量発生、ということもある。おそらく老後には、まともな額の年金はもらえないであろう。まるで、現代日本の嫌なところをすべて凝縮したかのような世代だ。
 それに比べて団塊の世代はといえば、若い頃に「学生運動」と称する暴力行為を行っても大して非難されず、就職してからは日本経済の高度成長で給料も右肩上がり、仕事も頑張ればそれなりの成果、昇進を望むことができ、老後は高額の年金を受給可能、ときている。20代から50代までの働く期間が、日本経済が急激に伸びている時代と一致している、というのはやはり羨ましいことだ。
 そうはいっても、それよりも前の世代は、もっと大変だったことも事実だろう。戦争に行かなきゃいけなかったわけだから。いくら団塊ジュニアが嫌な世代だといっても、召集令状を1枚渡されて、命を捨てに行く必要はなかったものな。

さっさとビデオ公開しろや(怒)

2010年10月23日 04時36分51秒 | 時事

http://mainichi.jp/select/today/news/20101023k0000m030123000c.html
 【上海・鈴木玲子】中国紙によると、沖縄県・尖閣諸島付近で海上保安庁巡視船に衝突し、公務執行妨害容疑で逮捕され、処分保留で釈放された※其雄(せん・きゆう)船長が21日、「仕事に精励し奉仕した」のを理由に、地元の福建省泉州市から「道徳模範」として表彰された。
 香港メディアによると、※船長は同日夜、地元テレビ局での表彰式に姿を見せ、「敬業奉献模範」として他の5人とともに表彰された。その後、記者の取材をやんわりと断って観客席に戻った。
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 船長というのは船員の安全を確保し、航行の目的を果たすことが責務だと思うのだが、自分の船を衝突させることが「仕事に精励し奉仕した」ということになるのか。結果として船員が拿捕され航行の目的も果たせなかったわけだが、それでも中国の基準では職務に忠実だった、ということになるらしい。まあしょせんは中国だからな、と普段なら呆れるだけなのだが、なぜわざわざ表彰までしたのか、を考えてみた。
 この船長が善良である、ということにしておけば「今回の件で中国にまったく非がなかった」ということになるので、そのアピールなのだろう。それだけではなく、船を衝突させた際のビデオを日本政府が公開することはない、という確信が中国にあったからこそ、安心して「表彰」ができたのだと思う。中国政府も「尖閣問題を棚上げする」などと言い始めた今、ますますビデオが公開される可能性はなくなってきた。
 私は事件当初から理解できないのだが、なぜ公開しないのか? 中国を刺激したくないから、とか言ってるが、日本の正当性を主張するのであれば、真実を公開して何が悪いというのか。さっぱり理解できない。中国を刺激とか言ったって、一方的に関係を悪化させて日本を刺激しているのは、中国の方だ。ある民主党の議員によれば「ビデオを最後の切り札にするつもりだった」そうだが、それならなぜ公開する前に船長を釈放したのか。まったく切り札にも何にも使えていないだろう。あまりにも馬鹿すぎる。
 しかも菅は、このビデオを「見ていない」らしい。おそらく本当に見ていないのだろう。重大な国際問題ではキーマンであるべき総理大臣が、なぜ見ていないのか。見れば、対処しなければいけない責任が生じるからだ。菅は自分では対処できないことをよく分かっているのだ。本当に、姑息で無能な男である。総理大臣は毎年コロコロ変わるが、変わるたびに質が落ちているような気がする。もう最悪だ。

滋賀県長浜で撮った写真

2010年10月21日 05時54分28秒 | 旅行
ずいぶん遅れたが、9月23日と24日に家族で長浜へ行ったときの写真である。(クリックで拡大)


黒壁スクエア付近の食堂。まさにレトロだ。私はこういうの好きである。

黒壁スクエアのすぐ隣りにて。食事ができる建物のようだった。

黒壁スクエア。電柱と車がなければもっと風情があるが。

フィギュア館にて。ハウス名作劇場に出てきたキャラクターたち。

フィギュア館にて。ケンシロウはよくできているが、ユリアはちょっと・・・。

ホテルの窓から撮った、夕暮れの琵琶湖。

朝の琵琶湖。やはり大きい。

我々が泊まった長浜ロイヤルホテル。

中国における反日デモの正体は・・・

2010年10月17日 21時04分02秒 | 時事

 昨日と今日、中国の各地方都市で行われた反日デモだが、やはり官製デモかと思われる。その理由については、谷崎光さんのブログを読んでいただきたい。谷崎さんは作家なのに、分かりにくい文章を書くので困るが、今日のブログ記事には納得させられた。横断幕の完成度の高さ、デモを見守る警察の大人しさ、先頭に立つ若者のやる気なさ、などを考えて、なるほど明らかに政府によってアレンジされたデモかと推測される。
http://blog.goo.ne.jp/tanizakihikari
 これを日本のマスコミが大々的に報じることは、かえって中国政府の意向に沿っているだけじゃないか、と思う。邦人に被害がないかぎり、あまり大きく報じなくてもよいのではないか。
 それよりも、同じ日に東京で行われた反中デモである。日本国内で3000人以上が参加したというのに、中国の反日デモに比べて格段に扱いが小さい。産経新聞のほかは、時事通信がわずかに報じただけである。先々週もそうだったが、いったい日本のマスゴミは何やってんだ!?
 主催が右寄りの団体とはいえ、この写真を見るかぎり、デモ参加者は普通のおっさんがほとんでである。近くで行われていれば、私でも参加したかもしれない。ただでさえ日本ではデモが少ないというのに、3000人以上も参加した、という事実がある。日本人も怒っている、ということだ(より正確には、中国以上に民主党に対して怒っているのだが)。この事実を無視し、「右翼が何かやってる」で済ましていい問題じゃない。

小林よしのりを読めば韓国が分かる?

2010年10月16日 12時11分52秒 | 

 図書館で借りた小林よしのりの「挑戦的平和論」という本を読んでみた。5年ほど前の本である。中身はまあ、いつもどおりとしか言いようがなく、特に新味はなかった。
 この人は作品中で、さも自分が「右翼ではない」というようなことを言ってるが、やっぱりどう考えても右翼だろう。自分と反する考えを持つ人をみんなまとめて「サヨク」呼ばわりするなら、その正反対の位置にいる自分は「ウヨク」ということになるんじゃないか。この人が右翼じゃないとしたら、一体どういう人が右翼に該当するんだろうか。大音響の街宣車を乗り回している連中か? あれは単に右翼を名乗るだけのチンピラに過ぎない。別に「右翼」という言葉自体は悪口でも何でもないんだから、そんなに否定しなくてもよいと思うのだが。
 小林の論理や理屈はあまりにも矛盾が多すぎて思想と呼べるようなものではないが、たまに良いことも言っている。彼の主張は要するに、日本に健全で強いナショナリズムが育ってほしい、ということだと思うが、確かに戦後の日本は自国のナショナリズムについて、あまりにも考えずに過ごしてきた。第2次世界大戦で徹底的な敗戦を経験したせいか、ナショナリズム=右翼=危険思想、という単純な図式が長く日本人を支配してきたように思う。これが日本だけに特異で、おかしな現象であることを私も認識している。
 敗戦経験だけでなく、日本の地政学的な位置も最悪だった。アメリカ、中国、ロシアという三大超大国に囲まれ、しかも通常の軍隊を持たないと決めたことから、たとえ世界第2の経済大国になっても、自分たちの運命を自分たちだけで切り開いていくことはできなかった。常にアメリカの意向が日本の進む方向に影響していた。そしてこれからは、中国の影響も強く受ける可能性が高い。小林にとっては、それが我慢できないのだろう。どんな大国にも決して媚びることなく、日本が気高さを保つことができれば、確かにこんな格好良いことはない。しかし今の日本には、その反対のかっこ悪さしかない。
 そう考えると、彼の考え方は、韓国のナショナリスト達と非常によく似ている。韓国もまた、周辺の大国によって自分たちの運命を自分たちで決めることができなかったのだ。その歴史は日本よりはるかに長い。小林の言う「日本」を「韓国」に置き換えれば、ほぼそのまま韓国人ナショナリストの考えと一致する。(^^) ということは、小林の本を読めば韓国人の心情が何となく理解できる、のかもしれない。そういう意味でも、読む価値あり、だ。
 かといって、もちろん私は小林の考えを嫌悪する。テロを肯定するというのは正気の沙汰ではないし、理由がどうあれ日本の行った戦争が正しかったとはどうしても思えない。何より、彼の考えには「経済」についての考察が完全に抜け落ちている。経済を無視して日本のあり方を語ることなど相当無理があるし、今の日本人が70年以上前の姿に戻ることなど、絶対に不可能だ。

スクールウォーズ 最高です

2010年10月14日 00時48分44秒 | テレビ

 ようやくDVDでスクールウォーズの全巻を見終わった。26年も前のドラマなのに、私も妻も完全にはまってしまった。最終回の全国大会決勝戦などは、見ていて本当に心から熱くなった。現在放映されているドラマでこれほど面白いものは、そうないのではないか。今の言葉でいえば、まさに「神ドラマ」である。昔の作品なので、確かに映像は汚く、演出も古くさく、出演陣もダサい。しかし、それを補って余りある迫力と感動が、このドラマにはあった。今の若い人はおそらくまったく知らないだろうけど、ぜひ見ていただきたい。

 ところで、いつだったか忘れたが、上の動画にある滝沢の名台詞をもじって、以下のように変形させた文章をネットで見つけ、爆笑した覚えがある。(^^)

よく考えて見ろ、相手も同じ人間だ。同じ歳、同じ背丈、頭の中だってそう変わらんだろ(?) それが何で、年収1000万円対引きこもりニート、なんて差がつくんだ。お前らゼロか、ゼロな人間なのか!いつ何をやるのもいい加減にして、一生ゼロのまんま終わるのか。それでいいのか、お前らそれでも男か!悔しくないのか!

岐阜市は意外と都会だった

2010年10月11日 22時22分45秒 | 旅行
 今日は妻と娘を連れて、岐阜県で最も高い高層ビル岐阜シティタワー45と、JR岐阜駅の駅ビルアクティブGに行ってきた。主目的は、アクティブGにあるミナモショップへ娘を連れてくためである。
 娘が大好きなミナモに関するグッズを専門に売っている唯一の店だ。期待したよりも娘の反応は薄かったが、それなりに喜んでくれたと思う。最も小さなミナモ人形と、ミナモバッジ(新体操バージョン)を一つずつ購入した。他にもいろいろと商品化されており、ミナモサイダー、ミナモネクタイ、ミナモシャツ、ミナモ帽子、等々が売られていた。私は1000円のミナモネクタイを買おうかと考えたが、実際に付けるとなると恥ずかしいので、やっぱりやめた。(^^)
 アクティブGにはこの他にも木工品や紙製品の展示があって、なかなか面白かったが、今回それ以上に感心したのが、岐阜シティタワー45の展望台である。この県内一の高層ビルは3年前にできたらしいが、私はまだ行ったことがなかったのである。地上45階から眺める岐阜市の風景は、濃尾平野のおかげでずいぶん雄大に見えた。さすがに腐っても県都の風格はある。岐阜市は夜景がさらに美しいことで有名なので、いつか夜にも展望台に昇ってみたい。
 携帯電話を使ったので画質が多少荒いが、写真も撮ってみた。


西側。わずかに長良川が見える。

北東側。金華山と、小さいが岐阜城も見える。

北側。繁華街の柳ヶ瀬など。

南東側。はるか遠くに名古屋の高層ビルも見える。

東側。手前には様変わりした駅前通りがある。

 ちなみに、JR岐阜駅前にはずいぶん久しぶりに来たが、すっかり変わってしまったのには驚いた。岐阜駅前といえば、昭和40年代がそのまま残っている激しくダサい区域、というのが私の中でのイメージだったのだが、今はおそろしく近代化してしまったのだ。


「これのどこが?」と思う人は多いだろうが、これでも数年前の岐阜駅前に比べれば、比較にならないほど垢抜けているのだ。(^^;) まだ部分的に昭和40年代が残っているにせよ、ここの都市開発にはずいぶんと努力の跡が伺える。

岐阜シティタワー45を背にした、金ピカの織田信長像。趣味が良いとはとても言えんな。

祝!! 劉暁波氏のノーベル平和賞受賞 \(^0^)/

2010年10月09日 00時38分07秒 | 時事

http://mainichi.jp/select/wadai/nobel/news/20101009k0000m040010000c.html?link_id=RAH02
 久しぶりに気分の良いニュースだ。中国共産党からどんな弾圧を受けても中国国内に留まり続け、中国の自由化を求めて、08憲章を起草した劉暁波氏が、まさかのノーベル平和賞受賞である。はっきり言って私には、日本人二人がノーベル化学賞を受賞したことよりも、はるかに嬉しい(笑)。なぜならば、中国政府の悔しがる顔が目に浮かぶからである。(^^) つまり世界の標準では、中国がいかに腐った国か、ということを明確に表す出来事なのだ。
 よっぽど悔しかったのか、中国はノルウェーに「両国関係に否定的影響をおよぼす」とまで言ったそうだ。馬鹿の一つ覚えのように何でも圧力をかければ、どうにかなると思ったのか。幼稚な国である。いいかげんに中国にとっての悪は世界にとって善、中国にとっての善は世界にとって悪、ということを覚えてほしいものである。だいたい、劉暁波氏を服役させている理由の「国家政権転覆扇動罪」って何だよ(笑)。そんな罪名が存在すること自体が恥ずかしい、ということに中国が気づくまで、あとどれほどかかるだろうか。少なくとも100年以上先のことか。
 ちなみに、なぜ日本人にノーベル賞受賞者が多いのか中国人にアンケートをとったところ、最も多かった答えが「侵略で得た財産を科学技術や経済発展に投資したから」だそうだ(笑)。爆笑である。(≧∇≦)〃 さすがに、いつまで経ってもノーベル賞とは縁のなかった国の人間は、脳みそからいって日本人とは大きく異なるようだ。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1008&f=national_1008_041.shtml
 しかし、中国人もそういつまでも僻む必要はないだろう。今回ようやく、念願のノーベル賞受賞者が中国から輩出されたのだから。といっても、当局が報道管制を敷いてるから、授賞式などは見られないけどね(笑)。
http://mainichi.jp/select/wadai/nobel/news/20101009k0000m040065000c.html