Willow's Island

since 2005

2010年の10大ニュース

2010年12月30日 23時08分36秒 | その他
 さて、今年も残すところあと1日となったところで、恒例の10大ニュースである。しかし今年は例年に比べれば、それほど大きな動きがなかったため、ややインパクトに欠ける感はある。

1位 尖閣沖で逮捕した中国人船長を、中国の圧力にびびった菅政権が解放しやがった件
 これは私個人とは直接関係のないことなので、本来はランキングの対象外とすべきなのかもしれないが、あまりにもショック、かつ激怒した事件であるため、私の個人的体験を押さえて堂々の1位になってしまった。

2位 4月の人事異動
 ほぼ私の希望通りの異動であったため、仕事面での不満はなくなった、ということは大きい。

3位 弟の結婚
 すばらしい結婚式と披露宴だった。弟とお嫁さんは幸せになると思う。

4位 長浜へ家族旅行
 娘を連れて初めて、泊まりがけで旅行した。夏の良い思い出となった。

5位 娘の2歳の誕生日
 娘も順調に成長し、ずいぶんよくしゃべるようになった。「おとうさん」と呼んでくれるようになったのが、最もうれしかった。

6位 柴田淳のコンサート
 本当に行ってよかった。特に「君へ」という歌に感動した。

7位 ブログ5周年
 5年というのは一つの区切りだと思う。我ながらよくこんなに続けられたものだ。

8位 ミナモの着ぐるみを着用
 着ぐるみを着る、などということはもちろん初体験だった。

9位 新パソコン購入
 やはり使い心地や性能が、中古のパソコンとは大きく異なる。

10位 尖閣沖漁船衝突事件の映像がYouTubeに流れる
 これも1位同様、個人的な経験ではないが、あまりにエキサイティングかつインパクトのある事件であったため、特別にランク入り。


私にとって2010年を象徴するアーティスト、映画、本

アーティスト・・・KARA
http://www.youtube.com/watch?v=v_Y9SSIZ15c&feature=player_embedded
映画・・・・・・・クロッシング
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/b0eaff1ca221ef130c706f2e4bdb39bb
本・・・・・・・・ONE PIECE 41巻
http://www.amazon.co.jp/ONE-PIECE-41-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E6%A0%84%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4088740475/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1293720863&sr=1-1

大塚愛の中国語

2010年12月28日 23時35分08秒 | 音楽

 YouTubeでたまたま、大塚愛が中国語で歌っている映像を見つけた。2年前の台湾でのライブにおいて、プラネタリウム(星象儀)を中国語の歌詞で歌っていたのである。もちろん完璧な発音ではないと思うが、かなり上手いのではないだろうか。というか、この歌はむしろ中国語で歌った方が、曲に合っているような気がする。
 ライブの聴衆も、YouTubeにコメントを残す台湾人(?)も、すごく感動しているようだ。それはそうだろう。日本人の私でさえ、聴いているとなぜか涙が出てきた。なんでだろうな。

「ワンピース」作者の年収は20億円?

2010年12月26日 21時50分26秒 | 

http://www.j-cast.com/2010/12/24084433.html?p=all
 超人気漫画「ワンピース(ONE PIECE)」の作者・尾田栄一郎さんの年収が20億円だと報じられた。「ワンピース」は単行本の累計販売部数が2億部になり、2010年だけで3234万部を売った。キャラクターグッズも販売され、映画も大ヒット。DVDも売れまくっているため、これだけの年収になるという計算だ。これは高いのだろうか、それとも安い?
(以下略)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 あれだけ超ハイクオリティな漫画を描いて、国際的にも評価されてるんだから、年に20億円(手取りは11億円か)をもらっても高すぎることはないと思う。漫画に関しては世界最強の大国である日本において、最も売れている作家であるということは、現時点で世界最高の漫画家といえるのかもしれない。それなら、途方もない収入を得ても納得できる。
 とはいえ、安すぎるわけもない。上の記事を読むと、「マンガ家を目指している奴らは尾田でもこの程度とがっかりするのではないか」などと言う人もいたらしいが、年20億円以上の額をもらおうと考えて漫画家になる奴なんているんだろうか。いたとしても馬鹿だけだろう。第一、それほどの人気作家なら忙しくて、金を使ってる暇もないと思うのだが。
 こういう記事を見るたびに誰もがちらっと考えてしまうことかもしれないが、もし自分が年収20億円だったら、とか考えてみた。(^^) 通常の生活費や教育費等にくわえて、どういった金の使い道があるだろうか。しかしどうも私が小市民すぎるのか、家と土地のローンを返して、新車(プリウスで十分)を買うことぐらいしか思いつかない。それ以外は今の生活レベルで十分である。やっぱり、たとえ私に何十億という資産があっても、持て余すだけだろう。

いないいないばあっ!

2010年12月25日 07時37分17秒 | 子ども

 娘がよく見ているテレビ番組の一つにNHK教育の「いないいないばあっ!」というのがある。もちろんリアルタイムでは見られないので、録画してあるものを娘と見ることが多い。これは「おかあさんといっしょ」のすぐ後に始まる番組であるが、「おかあさん~」よりもさらに低年齢層をターゲットとしている。この番組の主題歌は「ぐるぐるどっか~ん」という歌(上の動画)なのだが、この歌が私の頭にこびりついて、なかなか離れない。(^^) かなり中毒性のある歌詞とメロディである。娘がはまるのも無理はない。
 メインキャストである「ことちゃん」は、見た目で9歳ぐらいかと思っていたが、実は小学6年生なのだそうだ。あと3カ月ちょっとで中学生になるとは。しかし子どもとは思えない堂々とした歌いっぷりとしゃべりである。将来が期待される。
 この番組に出演している幼児たちは1,2歳ぐらいで、私の娘より少し小さい。親がNHKに応募して子どもが出演しているのかと私は思っていたが、番組の公式サイトによると、どうやら違うらしい。テレビ番組の収録は独特な雰囲気があり、照明の光などに慣れている子どもでないと、出演させることはできないのだそうだ。だから劇団に属している子どもばかりが番組に出ている、とのことである。まだ歩き始めたばかりで言葉もろくに話せない幼児たちとはいえ、ちゃんと「プロ」が存在することに感心した。

 関係ないが、今年の「サンタクロース」はスイリンのぬいぐるみと絵本を、娘の枕元へ置いていった。モノランモノランが好きな娘が喜んでくれるといいが。

日本の総理大臣はなぜすぐに辞めるのか

2010年12月22日 20時47分45秒 | 時事

 数ヶ月前(鳩山政権の頃)のことだが、私が通っている英会話サークルの講師(アメリカ人)から「日本の首相はなぜあんなに早く辞めるのか?」と聞かれた。普段あまり深く考えていないことなので、すぐに良い答えを出すことはできず、「麻生は選挙に負けたので辞めた理由は明確だけど、安倍と福田はよく分からない」としか答えられなかった。確かに、日本の総理大臣はあまりにも早く交代する。特に90年代以降は、小泉を除いて1年ごとに政権交代しているような感じだ。今の管政権なども、1年もてば良い方だろう。外国から見ればいかにも奇異だろうし、日本の総理大臣というのはどこまで信用できるのか、と思われても仕方がない。今考えても、安倍と福田が1年で辞めた理由ははっきりと分からない。「病気のため」とか「国民生活のため」とか表向きの理由を付けてはいるが、おそらくは自民党内部のゴタゴタがあって、辞めさせられたのだろう。一応は国家首脳だというのに、ずいぶんと軽いものである。日本人でさえよく分からないことが、外国人に分かるわけもない。
 ただし、例外もある。ここ30年の間でいえば、5年以上の長期政権となった小泉と中曽根だ。なぜ小泉と中曽根だけは例外なのか? 私の考えだが、この2人には共通点がある。それは、アメリカの大統領とやたら仲が良い、ということである。中曽根はレーガンと、小泉はブッシュ(ジュニア)と、お互いに非常に親密であった。ロン・ヤスと小泉・ブッシュは、長い日米関係史上でも最善といえるほど良好な関係を築くことができた。この共通点というのは大きい。このことと、長期政権を維持できたことは、やはり何か関係があるのだろうか? 実は、日本の総理大臣のクビはアメリカ次第で、アメリカの意に沿わない総理大臣は、影の圧力によって辞めさせられる、ということだったりして。

たかじんのそこまで言って委員会

2010年12月19日 22時23分58秒 | テレビ

 私が毎週楽しみにしている、数少ないテレビ番組の一つに「たかじんのそこまで言って委員会」というのがある。時事問題について熱く語り合うトーク番組なのだが、これが本当に面白い。司会のやしきたかじんと辛坊治郎に加えて、主なパネラーとしては三宅久之、勝谷誠彦、宮崎哲弥などがおり、右寄りな論客が目立つのだが、田嶋陽子なども常連だ。彼女は常に他のパネラーから集中砲火を浴びている。(^^) もうすぐ70歳となる田嶋女史だが、どれだけ言われても自分の考えを貫き通すのは、尊敬に値する。個性豊かなパネラーに加えて、ゲストもバラエティに富んでおり、面白いだけではなくて、なかなか勉強にもなる。
 今日の放送では冒頭に、番組で実施した中国についてのアンケート結果が発表されていた。「中国が嫌いか? もしくは、大嫌いか?」という設問において、78%が「大嫌い」と答えたのだそうだ(笑)。最初から「中国が好き」という選択肢など無いところが、いかにもこの番組らしい。(^^)
 実際に内閣府が実施した世論調査でも、77%が「中国に親しみを感じない」と答えたのだそうだ。当然といえば当然な反応だが、それでも23%が「親しみを感じる」と回答したことの方がが不思議である。この23%はどういう人達なのか。個人的に親しい中国人でもいるのだろうか? いや、こんなにたくさんいるわけないな。ニュースとか全く見ない人達なのかね?

今年の漢字は

2010年12月16日 23時04分23秒 | その他

 先週だったか、ニュースで「今年の漢字」が発表されていた。2010年の漢字は「暑」なのだそうだ。確かに今年は暑かったが、寒い時期だってあっただろう。他の理由がいかにもこじつけっぽく、納得しにくい。「今年の漢字」もネタ切れになってきたか。
 ニュースでは他に、「現在の菅政権を漢字一文字で表すと何か?」と街行く人々に尋ね、色紙に書いてもらっていた。市民が書いた漢字は「軽」だとか「弱」というように否定的なものが多かった。これが国民の素直な反応だ。私に言わせれば、「軽」じゃなくて「」だと思うのだが。
 私個人にとって「今年の漢字」は何だっただろうか。しいて言えば「平」だろうか。4月に異動した職場は希望通りで、仕事も比較的余裕があり、忙殺されることはなかった。家庭で少しばかり不和があったことを除けば、平穏無事に過ごせた1年であった。昇任することもなかった、という意味では「平」の字がピッタリである。(^^) 

NHKスペシャル 世界ゲーム革命

2010年12月12日 22時42分41秒 | テレビ

 先ほどテレビで「NHKスペシャル 世界ゲーム革命」を見た。番組によると、1995年には世界全体で7割のシェアを誇っていた日本のゲーム産業も、今では3割程度に落ちたのだそうだ。その代わり台頭したのは北米のゲーム産業で、今やアメリカでも映画産業を上回る市場規模を持つに至ったのだそうだ。アメリカではゲームソフトを購入する平均年齢は40歳だそうで、ゲームは徹底してリアルな作りとなっている。ゲームは子どもの玩具ではなく、完全に大人の娯楽となったのだ。なぜこのようにゲームソフトの生産が隆盛になったかといえば、「ゲーム・エンジン」というゲーム開発用のソフトが発明され、これによってゲーム開発の効率性が大幅にアップしたことによるらしい。おかげで日本勢は世界市場において劣勢に立たされているのだそうだ。しかし経済産業省もバックアップし、これからは日本のゲームも世界市場を意識していく、という動きもある。かつてのゲーム超大国である日本は、ぜひ巻き返しをしてほしい。
 思えば、私が20代の頃は、仕事から家に帰ればゲームばかりしていた。家庭で過ごす半分以上の時間をゲームに使っていたような気もする。あの頃(主に90年代)はゲーム産業が本当に元気で、プレステやセガサターンが登場し、みんながゲームにはまっていた。テレビを見れば、ゲームソフトのCMも多かった。ところが今は、どんなゲームが流行っているのかさえ、まったく分からない。テレビでCMを見かけることもほとんどない。何よりも私自身、ゲームをまったくやらなくなってしまった。ここ数年近く、自宅にあるプレステは埃を被ったままだ。以前はあんなに面白かったのに、なんでこんなに人気が下降したんだろうな・・・。
 とにかく90年代はゲーム全盛期で、本当に面白いソフトが多かった。かつて私がプレイしたことがあり、最も面白いと思ったゲームのベスト5は、以下のとおりである。

1位 ときめきメモリアル
http://www.konami.jp/products/tokimeki_ps/info.html
いわゆる「ときメモ」で、これは本当にはまりまくった。(^^) ノーミスで13人全員から連続して告白される、という「オールクリア」を達成した。ゲームとはいえ、ここまで来ると一種の「思い出」だ。

2位 クーロンズ・ゲート
http://www.sonymusic.co.jp/Amusement/kowloonet/menu/index.html
狂気じみたプレイ時間の長さ、あまりに独特過ぎる世界観、濃すぎるキャラクターたち、頭にまとわりついて離れない不気味さ、どれをとっても私には特別なゲームであった。

3位 パラッパ・ラッパー
http://www.jp.playstation.com/scej/title/parappa/top.html
遊び方は単純な「音ゲー」だが、最高に音楽が良かった。とにかく楽しくて、何度やっても飽きなかった。

4位 ファイナル・ファンタジー VII
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%83%BCVII
RPGはずいぶん多くプレイしたが、これが最も質が高くて面白かったと思う。当時は職場でもみんなプレイしており、休み時間には攻略法などが話題になっていた。

5位 バイオハザード 3
http://www.capcom.co.jp/newproducts/consumer/bio3/
夜中に一人でやっていると、かなりのドキドキ感がある。とにかく銃を撃つ感覚が最高で、マグナムで化け物の頭を吹っ飛ばすのはストレス解消になった。(^^)

08憲章なるものを読んでみた

2010年12月11日 06時56分11秒 | 時事

 昨夜はノルウェーで、中国の民主活動家である劉暁波氏が、ついにノーベル平和賞を受賞した。もちろん本人は中国当局に拘束されて、出席できなかったが。この授賞式には、本人と親族のみならず、19カ国も不参加だったそうだ。かなりの異例である。欠席した国は、ロシア、カザフスタン、コロンビア、チュニジア、サウジアラビア、パキスタン、セルビア、イラク、イラン、ベトナム、アフガニスタン、ベネズエラ、フィリピン、エジプト、スーダン、ウクライナ、キューバ、モロッコ、だ。以上の国は中国とグル、または手下になっている、ということである。よく覚えておいた方がよさそうだ。
 それにしても、劉暁波氏の罪名は「国家政権転覆扇動罪」ということだが、自分の考えをネットで公表しただけで「政権転覆」になるのか。そもそも、政権が変わること自体が犯罪になるのか。本当に理解しがたい。どう考えても、理は中国政府ではなく劉暁波氏にある。
 そこで私は、彼が捕まる原因となった08憲章なるものに興味がわき、ネットで読んでみた。以下のサイトにあるのが、08憲章の日本語訳だ。
http://www.a-daichi.com/freetibet/charter08/
 ざっと読んでみたが、私にとっては特に新鮮な内容ではなかった。書いてあることは、日本の憲法と大差ない。日本人にとっては「当たり前のこと」として享受していた自由、人権、民主制度は、中国にまったく存在しなかった、ということである。逆に考えれば、こうした自由を手にしていることは、本当にありがたいことだ。
 おそらく問題となったのは、第18項の「大いなる智慧を以て各民族共同繁栄の可能な道筋と制度設計を模索し、民主・憲政のシステムの下、中華連邦共和国を建立する。」という箇所だろう。なるほど、「中華人民共和国」を否定した、というわけである。しかし中国の巨大さを考えれば、北京による中央集権よりも、連邦制にした方が合理的だと思うのだが。連邦制で国を維持していく自信がないんだろうな、当局には。
 はたして中国は将来、この憲章に書かれているような民主的な国になるだろうか? 遠い将来はともかく、しばらくは無理だと私は思う。都市住民などはかなり教育レベルも上がってきたようだが、国内に不安定要素が多く、未だに半分以上の国民がDQNと見られるため、いきなり制度だけを民主的にしたところで、混乱を来すだけだろう。今以上に迷惑な国になる可能性が高いため、すぐに民主化、というのはかえって危険だと思う。

NHKスペシャル 862兆円 借金はこうして膨らんだ

2010年12月08日 23時33分10秒 | テレビ

 録画しておいた「NHKスペシャル 862兆円 借金はこうして膨らんだ」を見た。日本の財政赤字はなぜこれほど際限なく膨らんでいったのか、というドキュメンタリーだ。要旨は以下のとおりである。
 原因はいろいろあるが、発端は田中角栄の時代だったようだ。田中角栄が列島改造論といって公共事業を大幅に拡大し、同時に社会保障も大きく発展させた。財源のあてはなかったが、その当時の日本経済はまだ成長過程にあり、放っておいても税収は増えたのである。それでも税収を上回る支出は増加する一方で、赤字国債の増発は避けられなかった。悩んだ大蔵省は、平成元年に消費税を導入した。当時はバブルの真っ直中で、国民の反発も少なかったのである。おかげで平成2年から5年までは、赤字国債なしで切り抜けられた。しかし平成6年からは、また借金体質に戻った。なぜかといと、それ以前に大幅な減税を実施していたからだ。
 こうなることが分かってなぜ減税したのか。それはアメリカ、クリントン政権からの圧力である。膨大な対日貿易赤字を抱えていたアメリカは、何としても日本人にアメリカの商品を買ってもらう必要があった。それで「日米の良好な関係のために」とかいって、日本に減税をやらせたのだ。アメリカの当局は日本が財政赤字に悩んでいたことは知っていたが、そんなことは「関心がなかった」のだそうだ。テレビではさらっと流していたが、これは明確な内政干渉じゃないのか。もちろんアメリカのあからさまな内政干渉はこれだけじゃないんだけど、なんで日本人はこういうことに全然怒らないのかねえ・・・。本当に不思議だ。
 その後は、平成9年に消費税を5%に増税するも、平成10年から11年にかけての超大規模な景気刺激策のせいで、もう後戻りできないほどの借金体質になってしまった。しかも、あれほど馬鹿みたいな金額を投じたにもかかわらず、日本の景気は大して回復しなかった。日本経済はとっくに成熟期を迎えていたので、政府が景気刺激をやったところで大きな成長など見込めなくなってしまったのである。歳出にしても、社会保障などは公共事業と違っていきなり「はい、やめます」というわけにもいかない。いくら無駄をなくすとはいっても、歳出の削減には限界がある。
 じゃあ増税しかない、というのはみんな分かってはいたが、財務省も政治家もその責任をとりたくないため、今までずるずると問題は先延ばしにされてきた。そして解決の糸口すらまったくつかめないまま、現在にいたる、というわけである。