今日は研修が早めに終わったので、4時に新宿駅で韓国人の友達(ジョンヒさん)と
待ち合わせて、遊びに行くことにした。まずは新宿東口から歌舞伎町を通って、
新大久保に行ってみた。ご存知のとおり、ここは一大コリアタウンであり、ハングルの
看板や韓国語が飛び交っている特殊な地域だ。ここで私達はCD&ビデオショップ
に立ち寄り、私はジョンヒさんにお奨めのCDやドラマを教えてもらった。もう何を
奨めてもらったのか忘れたが、私は
パク・ジョンヒョンのCDを一枚買った。店内には
明らかに冬ソナファンと見られるおばさん達でいっぱいだ。ジョンヒさんは苦笑い
しながら、「本当におばさんばかりですね。(^^;) 韓国では、おばさんは芸能人に
あんまり興味がないんですけど・・・」と言っていた。そりゃそうだろうな。
それからまた新宿駅に戻り、今度は地下鉄で浅草まで行ってみた。ここは日本古来の
土産品も多く、古い東京の風情も残っているので、韓国人のジョンヒさんには、是非
見てもらいたかったのだ。私達は雷門で写真を撮り、仲見世で人形焼を買い、浅草寺で
お参りをした。私は何度もやったことだが、ジョンヒさんにとっては初めての経験ばかり
だろう。私が「ここは古いものがいろいろ残ってるから、韓国で言えば
仁寺洞みたいな
もんだね」と言うと、ジョンヒさんは「仁寺洞よりも店の種類が多くて、見所も多いですよ」
と喜んでくれた。浅草寺を出て、私達は夕食を食べた。特上ちらし寿司である。量は
少なかったが、なかなかうまかった。食べ終わると、外から何やら掛け声が聞こえてきた。
外を見ると、祭りの神輿と、それをかつぐハッピを着たおじさんたちが見えた。なんと、
今日はかの有名な
三社祭の日だったのだ。ジョンヒさんは珍しいものを見られて大喜び
である。実は私も、初めて見た。「あのおじさんたち、下はズボンとか何も穿いてないみたい
(下半身は褌だけ)だけど、恥ずかしくないんですか?」とジョンヒさんに聞かれたのに、
「ああいうのも日本の文化なんだよ」としか答えられなかった自分がちょっと情けなかった。
私達はその後、
六区のあたりを歩き回り、古きよき下町風情を楽しみながら、大衆酒場で
ビールを飲み、今日を締めくくった。浅草も実に良い町である。