Willow's Island

since 2005

SMAP×SMAP

2005年02月28日 23時57分48秒 | テレビ
 今日、久しぶりにSMAP×SMAPを見た。
 ビストロSMAPのゲストは、BoAであった。BoAはしばらく見ないうちにずいぶん大人っぽく
なったものである。もう18歳か。本人も言ってたが、ちょっと痩せすぎな気もしたが。しかし
この子、女の子なのに腹筋が割れているんだそうだ。すごい話である。私の腹なんぞは
腹筋どころか脂肪まみれだというのに。(私と比較すること自体が間違ってるけど)
彼女はきっとすごい努力家なのだろう。だから日韓両国でスターになれたのだ。日韓両国で
メジャーな歌手として活躍できているのは、彼女ただ一人である。これは本当にすごいことだ。
 BoAはいいとして、このビストロSMAPというコーナー、もういいかげん飽きてこないか? 
森且行のいた時代からずっとやってるけど、人がうまそうに飯を食べていてもこっちの腹は
ふくれるわけじゃないんだから、料理ばっかり見せられてもなあ。(それを言っちゃおしまいか)
それに、二手に分かれて勝負するとは言うけれど、勝つのは常に、木村拓哉のいる方である。
もういいかげん、木村ばかりが喜ぶのを見ていても楽しくない。
 それよりも、もっとコントを増やしてはどうか。私はSMAP×SMAPという番組をコント番組だと
思っている。特に草庶

パイラン

2005年02月27日 22時06分37秒 | 映画
 レンタルビデオで映画「パイラン」を見た。 これは、浅田次郎の短編小説「ラブ・レター」を原作として作られたチェ・ミンシク主演の韓国映画である。実はこの短編小説は何年か前に読んだことがあり、非常に印象に残った覚えがある。同じ短編集に掲載されていた「ぽっぽや」よりも面白いと感じた。ソン・ヘソン監督も私と同じことを感じたようである。この小説は実に男性心理をくすぐり、泣かせてくれるのだ。日本でも「ラブ・レター」というタイトル(そのまんま)で既に映画化されており、中井貴一が主演していた。私はこっちの方は見ていないのだが。主人公の男は、真面目そうな中井貴一が演じるよりは、チェ・ミンシクの方がずっと合っているだろう。 韓国を代表する名優の一人であるチェ・ミンシクの演技は言うにおよばず、パイラン役のセシリア・チャンがすばらしかった。彼女の演じたパイランは実に美しく、はかなげであった。この「はかなげ」という美意識は、日本人や韓国人を含むアジア人に共通したものなのだろう。 パイランは故郷の中国で両親をなくし、仁川に住む親戚を頼って韓国に来たが、親戚は既にカナダへ移住しており、あてがなくなってしまった。そこで、カンジェ(チェ・ミンシク)の弟分であるギョンスの働きにより、韓国で就労するために偽装結婚することになった。その偽装結婚の相手というのが、カンジェだったのだ。カンジェはうだつのあがらないチンピラで、弟分たちにも馬鹿にされるような存在であった。そんなカンジェが、わずかばかりの金のために、見たこともない中国人女性と書類上だけで結婚したのである。この二人はお互いに顔を見ることもなく、パイランは田舎の洗濯屋で働くことになった。しかし彼女は重病を患っており、寂しさに耐えながらも死んでしまう。そこで遺骨を引き取るため、カンジェとギョンスは田舎へ向かう。洗濯屋に着いたカンジェは、パイランが夫(カンジェ)のために書いた手紙を受け取ることになる。 これ以上書くとネタバレになってしまうのでやめておくが、この手紙というのが実に泣ける。私も実際に涙が出てしまった。パイランのカンジェに対する感謝の気持ちが、彼女の純朴さとともに伝わってくる内容であった。カンジェは決して、この手紙に書かれているようなやさしい男ではなかった。しかし男というのは、こういう美しく純粋無垢な女性に弱いもんである。ダメ人間の代表のようであったカンジェも、この一件で変わることになった。 この映画の結末は、救いようもなく暗いものであった。しかし、見ている私は希望を持つことができた。最後の最後になって、駄目人間のカンジェも本物の人生を見つけることができたからだ。チェ・ミンシクによれば、ここで言う駄目人間とはカンジェだけを指すのではない。「欠陥を持って生きている人々」を言うのだ。私も、その一人である。 ラストシーンの、ビデオの中で歌いながらレンズの向こうを見つめるパイランの笑顔が、私の脳裏にこびりついて離れない。私は今日、本当に美しい映画を見た。
・・・と思ったら、現実世界で日本人と韓国人が偽装結婚してやがった。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050227-00000037-kyodo-soci何やってんだー。偽装結婚は映画だけにしてくれ。タイミング良すぎ。


竹島

2005年02月26日 23時19分54秒 | 韓国
http://japanese.joins.com/html/2005/0225/20050225184104200.html
韓国の有力紙の一つである中央日報に「駐韓日本大使を追放せよ」という記事が掲載された。
今年2005年は「日韓友情年」とやらであり、日韓関係も「良好」とされているなかで、大使の追放とは
ずいぶん穏やかならぬ話である。「今回の発言は、銃なしに韓半島侵略を宣言したもの」なんて
言ってるが、実際に銃を持った警備隊を配置させている韓国の方がよっぽど侵略的だと思うが。
それにしても、日本のメディアはこんなことに関心がないのか、ほとんど報じられていない気がする。
そもそも国際問題に関心のないほとんどの日本人は竹島の存在自体を知らないから、ニュース価値が
ないと考えたのか。いや、韓国が重要な国と考えるならこういう問題も重要だと思うけどなあ。
日本人は関心ないけど、韓国人はほぼ100%竹島(韓国名:独島)のことを知っており、緯度・経度まで
正確に答えられる。竹島を主題にしたロックまで流行したし、小学生のお絵かきには竹島がモデルに
なるし、テレビの天気予報も毎日必ず竹島の天気をレポートする。あんな所、誰も住んでないのに。^^;
最近は何かといえば韓国、韓国、と言う日本のメディアも、こういうネガティブな話題になると、ほとんど
口にしない。しょせん韓国はドラマや映画だけの国なのか。

中央日報はこのことについて社説も出している。
http://japanese.joins.com/html/2005/0224/20050224181308100.html
日本の駐韓大使が「歴史的にも法的にも明らかに日本の領土だ」と発言したらしいが、こんなことは
最初から日本政府が常に言い続けていることだ。今に始まったことじゃない。社説はソウルの真ん中で
言ったことが問題だとか言ってるが、そんなもんどこで言おうが、日本政府の立場は一貫して変わる
わけないのだから、東京でもソウルでも同じことである。むしろ場所によって言うことが違ったら、
そっちの方がよっぽど問題だ。今回は日本で「竹島の日」が制定されたことを受けて、おそらく韓国側から
大使に質問したからだろう。聞かれれば、日本政府を代表する者としての立場から答えざるをえない。
日本として当然の発言をしただけであり、妄言でも挑発でもなんでもないのである。社説は、これは
外交部(外務省)の失策であり、強硬な措置をとれと言っているが、駐韓大使を追放して日本大使を
召還すれば、日本が「参りました韓国様、竹島は韓国の領土でございます」とでも言うと思っている
のだろうか。そんなわけねーだろ。もしやれば大変なことになるのは韓国である。

なぜ韓国はこんなにも自信満々なのか。これは、韓国にとって竹島問題は領土問題ではないから
である。済州島と同じように明確な韓国の島である独島に、日本がたまにイチャモンを付けてくるだけ、
というスタンスなのだ。だったら、無人島である竹島になんで警備隊を置いとく必要があるんだよ。
明らかな領土問題であるにもかかわらず、韓国が「領土問題ではない」と言い張るのは、国際的な
領土問題だと国際司法裁判所の関与を許すことになるからだ。日本は常に、この問題を国際司法
裁判所で判断してもらおう、と韓国に訴えているのだが、韓国側は「これは領土問題じゃないから」
と言ってこれを拒否しており、問題は平行線をたどっている。どう考えても明らかに領土問題なのに、
国際司法裁判所に委ねることを拒むということは、法的に韓国が勝てる見込みはないから、である。
だから常に「領土問題ではない」と言い続けなきゃならんのである。

日本人ももっと、この竹島問題に関心を持ってほしいなあ、と思う。韓国に対する親しみは半減する
かもしれないけど、現実に存在する問題なんだから仕方がない。


3年B組金八先生 第18話

2005年02月25日 23時59分10秒 | テレビ
 今日も金八を見た。3Bの生徒達は明るいのだが、ストーリー展開はますます暗くなっていく一方だ。
 金八シリーズには毎回、心に闇をかかえる最も深刻な生徒が一人は存在するのだが、今シリーズについては、丸山しゅうという生徒がそれに当てはまる。この子がとにかく、無茶苦茶 悲惨なのである。
 父親が小さい会社を経営していたが、ある日トラックの事故を起こしてから商売が傾き、それに疲れた父親はヤクザから覚醒剤を手に入れるようになり、薬の打ちすぎで廃人となってしまい、その看護に疲れた母親も次第に冷酷になって息子(しゅう)に暴力を振るうようになり、しゅうは廃人の父の面倒を見て母親の虐待にも耐え、なんとか学校生活を送っていたが、父親はヤクザから薬を盗んでいたため、しゅう自身もヤクザに追われる身となり、ついにヤクザに住居を知られてボコボコにされたが、友人が警察に知らせたので警官たちが踏み込みヤクザは逮捕されることになり、しかし同時に父親と母親も逮捕されたため、友人を恨んで裏切り者呼ばわりしたら、その友人はマンションから飛び降りるという自殺未遂をしてしまい、精神的に耐えられなくなり、ついにしゅう自身も薬に手を出し、中毒になってしまい、真人間になって戻ってきた母親がそれを知って必死にヤク抜けさせようとし、それがなんとか成功したかに見え、自殺未遂時の怪我から回復中の友人と同じ高校に行こう、と受験勉強をがんばっていたが、やっぱり薬が抜けきれず、幻聴や幻覚が見え始め、相当苦しい状態になっているところを街の不良達に見つかり、また薬を買わされ、再び中毒状態に戻ってしまい、そこでついに警察が学校にやってきて「ドラッグを買った生徒がいる」と職員室で告げ、金八はしゅうがその生徒であることを悟ってしまい、あわれしゅうは少年院送りか、というところで今日の話は終わったのである。
 一体、中学校が舞台であるはずのこのドラマで、ここまでダークな展開にする必要があったのか。金八は今までのシリーズでも性同一性障害、引きこもり、いじめ、校内暴力、妊娠、などの重いテーマを扱ってきたが、今シリーズではそれが「ドラッグ」であるようだ。中高生による薬物濫用問題は、ここまで深刻になっているのだろうか。薬物は悪いものと知識では知っていながらも、正直言って私はドラッグがどんなものかよく分からないため、どれほど深刻な問題なのかあまり考えてこなかった。しかし今回の金八を見て、これは本当にやばい問題なのかもしれない、と思い始めた。予告編では金八が「薬を憎め!!」と涙ながらに訴えていたが、それはこのドラマの制作者と同じ気持ちだったのかもしれない。そうすると、このような残酷ともいえる展開になったのは、視聴者にもドラッグを憎んでもらうため、と考えられる。今お休みしている小山内先生もきっと、ドラッグを憎んでいるにちがいない。

適齢期

2005年02月24日 23時58分15秒 | その他
たまたまネット上で出くわした「恋愛診断」なるものをやってみた。
以下がその結果である。
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willowさんの診断結果です。診断結果はあまり深く考えず、お遊び感覚でお楽しみ下さい♪
willowさんの恋愛はFランクです。(A~Hランク) 現在willowさんのことが好きな人は3人います。 willowさんが今までに泣かせてきた女性は11人です。 willowさんはあと4回恋をすることが出来ます。 willowさんのグラフです。(各最大20ポイント)

グラフ
結果値(単位:)

優しさ

9

真面目さ、知性

14

明るさ、積極性

5

経済力

6

格好良さ

7

健康

10

環境

10
willowさんの恋愛をする上での長所と短所 willowさんの長所は真面目さです。何事にも真面目に取り組むあなたは周囲からも一目を置かれているはず。仕事や勉強をきっちりとこなすなど、毎日の生活で当たり前のことがきちんと出来ている人は誰からも好感を持たれるはずです。そんなあなたを密かに慕っている人はきっと多いでしょう。 willowさんの短所は個性の無さです。何事もそれなりにこなし、人付き合いも悪くなく、特に欠点らしい欠点は見当たらないかもしれません。でも、それだけに個性がなく、存在感がないとも言えます。時には、周りにどう思われても、自分がやりたいようにやってみる勇気も必要ですよ。 willowさんの理想のお相手と出会いの場所は? willowさんにぴったりのお相手は、優しく一緒にいて安らげるような女性です。あなた自身が心を開いて話が出来るような女性が理想的です。そんな人と一緒なら、きっと末永く付き合っていくことが出来るでしょう。 willowさんが理想のお相手と出会える場所は、学校や職場です。一緒に勉強をしたり、仕事をしたりしていくうちに、自然と「この人だ」という人に巡り会えるでしょう。 willowさんの結婚は? willowさんの結婚適齢期は33歳~37歳です。遊びも仕事も一通りこなした30代半ばに結婚のご縁がありそうです。決して早くはありませんが、じっくりと相手を選んで、幸せな結婚が出来そうです。 willowさんの運命の人の顔は? willowさんの運命の人の顔はこんな感じです。小さく丸い目元と丸い鼻、シャープな輪郭が特徴的です。こんな人と出会ったら、絶対に逃しちゃダメですよ。 その他、アドバイス ・これからもあなたの長所を大切にして、いい恋愛が出来るように頑張って下さい。
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これによると、私の結婚適齢期は33~37歳なんだそうだ。
なんと、私の適齢期は3日前に来たばかりばったのか!(^^)
それなら安心である。(違うか)
適齢期は20代です、なんて言われたらどうしようかと思ったよ。
しかし、個性がない、というのは心外である。
どちらかというと私など、変わり者じゃないかと思うのだが。

イ・ウンジュさん死去

2005年02月23日 23時18分45秒 | 映画

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/02/23/20050223000053.html
韓国の女優イ・ウンジュさんが自宅で首つり自殺をしてしまったそうだ。
熱は下がっても体調は依然最悪なままの私にとって、さらに鬱になるような出来事である。
実は彼女についてはよく知っているわけでもなく、ただ「ブラザーフッド」に出てきた
チャン・ドンゴンの嫁さんを演じた人、というぐらいしか知らなかった。だが彼女が演じた
その役は、私にとって主役の二人と同じぐらい印象に残るものであった。
物語の終わりの方で、政府系反共団体が共産主義団体に協力したと思われる民間人を
大勢引っ張ってきて、無理矢理跪かせ、銃で処刑する、というシーンがあった。
おそらく朝鮮戦争の時代の韓国では、そのようなことが本当にあったのだろう。
やけにリアルで生々しく、私にとっては戦場よりも恐ろしいシーンであった。
イ・ウンジュ演ずるヨンシンも、共産主義者の嫌疑をかけられて、反共団体に連行され
処刑されることとなった。その時の、処刑される寸前のヨンシンの演技は実にリアルで
ただ見ている私も恐怖にかられるほどであった。私にとっては「ブラザーフッド」において
最も印象強いシーンの一つである。イ・ウンジュは確かな演技力を持った女優だったのだ。
そんな彼女がなぜ自殺したのか? 鬱病ではないかと言われているが、謎も多いそうだ。
原因など私がいくら考えても分かるわけない。しかし何ともやりきれない気持ちになる。
「死への恐怖」を見事に演じきった彼女が自らの死を選ぶとは、あまりにも皮肉である。

故人の冥福を祈ります。


TOEIC

2005年02月22日 23時03分19秒 | その他
先月に受けたTOEICの結果が、ついに届いた。リスニングが425点、リーディングが435点、
トータルで860点であった。微妙なスコアである。900点いくかなー、と密かに期待していたのだが。
この表によると、ちょうどレベルAとレベルBの境が、860点となっている。私はぎりぎりレベルA
ということでいいのか? 本当にすごいぎりぎりだが。多分ないだろうけど、もし転職する羽目に
なった時、このスコアが少しは役に立つかも知れない。
 実は今回の受験は2回目であり、大学3年の時にもシュウカツを意識してTOEICを受けたことがある。
その時は英語専攻の学科に属していたにもかかわらず、630点という恥ずかしい点数をとってしまい、
けっきょく履歴書にも書けずじまいだったが。しかし学校を卒業し、英語と関係のない職に就いてからも、
こつこつと(半ば趣味で)英語に接し続けたため、学生時代よりも英語力を上げることができた。去年は
通訳学校にも通わされたし。学生時代より大幅にアップしたことは、やはり率直に嬉しい。
 このTOEICは日本の旧通産省がアメリカのETSという団体に依頼し、英語能力の指針とするために
作成された。今では英検よりも世界的に普及しているらしい。このサイトによると、なんと韓国の受験者
が日本よりも多い。韓国の人口が日本の約1/3であることを考えれば、受験率の高さは断トツで
世界一だ。今の韓国は日本以上に不景気で、若者の就職は非常に厳しいものがある、とのこと。
やはり競争も相当厳しいのだろう。少しでも箔を付けるため、TOEIC受験者が増えたのかもしれない。
ある韓国の友人によると、TOEICは900点を超えないと履歴書に書く意味がないそうだ。韓国は
厳しいなあ・・・。平均点も高いわけである。非・欧米圏では韓国人の平均点が一番だ。やはり切実さが
違うのだろう。


私が生まれた日について

2005年02月21日 21時43分44秒 | その他
今日は私の誕生日だったわけだが、昨日書いたとおり、高熱が出てしまった。
寒いし、頭痛いし、咳が出るし、鼻も出るし、気分は悪いし、まったく散々な誕生日である。
今日も一日、ほとんど寝て過ごすことになった。
しかし、昨日の私の書き込みで、励ましやお祝いの言葉をたくさんいただくことができた。
一人暮らしだと、病気になったときなどは不安なものである。
ネット上であれ、「お大事に」や「おめでとう」の言葉があれば、うれしいものだ。
昨日の書き込みにコメントをくれた皆さん、本当にありがとうございます。

せっかくの誕生日なので、私が生まれた日1972年2月21日について考えてみた。
この日に起きた最も大きな出来事といえるのは、やはりニクソンの訪中であろう。現職の
アメリカ大統領が中国を訪問したのは、これが初めてであった。「21世紀の二大超大国」
である両国が国交回復のきっかけを作ったわけであり、これは決して小さな出来事ではない。
これを機に、日本も中国と国交を回復するきっかけを作ることができ、その年の内に国交回復を
実現することとなった。アメリカの動きが無ければ国交回復できなかった、というのも情けない
ような気もするが、まあ仕方ない。当時の大政治家であるニクソン周恩来田中角栄、について
語ってみたいことはたくさんあるが、今日は体力がないのでやめておく。

国内では、連合赤軍あさま山荘事件の最中であった。私の母はこの立てこもり事件が
起きてから入院し、私を産んで病院から戻ってきたとき、まだ事件が解決していないのを
知って驚いた、と語ってくれたものである。1960年代から70年代にかけての時代というのは、
日本だけではなく世界全体が左傾化した時代であった。日本では過激な学生運動
日常化し、アメリカではヒッピーが跋扈し、中国にいたっては文化大革命という極左運動が
国中を覆った。当時も中国や北朝鮮はひどい状態にあったのだが、日本の若者にそんなことは
伝わっておらず、地上の楽園なんて言われてたのである。なぜこの時代に共産主義という
新興宗教まがいのものが流行ったのか分からないが、それが当時の空気だったのだろう。
私も今だからこそ、こんなことが言えるのだ。ただ、人間は貧困そのものには耐えられるが、
不平等には耐えられないものだ、と聞いたことがある。高度経済成長の時代には不平等が
目に見えやすかったのかもしれない。しかし1972年の時点で日本は既に高度成長を成し遂げて
おり、大部分の国民の間で中流意識が根付き始めた。こうして共産主義は説得力を失い、
あさま山荘事件によって学生運動はおかしな方向に行き始めたことが明らかになり、日本の
若者はこの時期から急速にノンポリ化していくことになったのである。

私が好きな韓国に目を向けると、この日は伝説のアーティストソ・テジが生誕した日である。
今日、ソ・テジも私と同じ33歳になったのだ。(^o^) 日本では知名度が低いが、ソ・テジが 
韓国の大衆音楽に与えた影響は計り知れない。韓国音楽史では「ソ・テジ以前」と「ソ・テジ以後」
で明確に分けられるらしい。10年ぐらい前はものすごいブームであり、韓国の国会で議題として
取り上げられるほどの騒ぎだったという。あの小泉首相もソ・テジのファンだそうだ。本当かなあ。
ともかくソ・テジ登場の時期から、韓国の大衆文化は自由な雰囲気で作り出されるようになり、
現在の韓流と呼ばれる韓国文化の隆盛を見ることになったのではないか、と私は見ている。

以上私が生まれた日に起こった3つの出来事は、二大超大国同士による実務外交の始まり、
日本の左翼文化の終焉、韓国を「暗いイメージの国」から「堂々たる文化国家」に変えることが
できた新世代の誕生、をそれぞれ意味する。今見つめ直せば、33年前のこの日は歴史の上で
実に意義深い日であったといえる。歴史は常に動いているのだ。33年経ち、世の中はずいぶん
変わったが、人間はその頃より幸せになれたのだろうか。

AS ONE   Beautiful Love

2005年02月20日 17時03分01秒 | 音楽
風邪を引いてしまった。体温はなんと38度7分だ。
明日は誕生日だというのに・・・。
今日は仕事だったのだが、代理を頼んで昼から休みをとった。
あ~寒いし頭痛いしフラフラする・・・。こういうときは寝るしかない。

ただ寝ていても気が滅入るだけなので、景気の良い音楽を聴くことにした。
韓国の女性R&BデュオAS ONE第4集から、"Beautiful Love"だ。
AS ONEは"Day By Day"、"チョンマネヨ"、"Mr.A-JO"などのヒット曲で
知られる韓国を代表する女性R&Bデュオであり、私が最も気に入っている
K-POPアーティストの一つである。彼女達が歌うのは静かで女性的な曲が
多いのだが、約2年ぶりに出たこのアルバムでは、"Beautiful Love"のように
わりとポップな曲も多い。

ここまで書いて、もう疲れた。
晩飯しっかり食って、風邪薬飲んで、またたっぷり寝るとしよう。
風邪を治すにはそれしかない。


冬のソナタ

2005年02月19日 23時49分22秒 | テレビ
 今日、夜7時のNHKニュースを見ていると、「話してみよう韓国語」東京大会が開かれた、
などというニュースをやっていた。
http://www.koreanculture.jp/gongji/viewbody.htm?page=1&number=243&keyfield=&key=
 これは韓国語の学習者が「冬のソナタ」の映像(無声)に合わせて、声優のように自分が
考えた韓国語のセリフをしゃべってみる、というものだった。NHKはこの大会について、
数分にわたり説明していた。そこで会場の様子が映し出されたが、なんと客席はガラガラで、
半分以下しか埋まっていなかった。私は何かおかしいな、と思い始めた。
 これは公共放送NHKによる全国ニュースであるはずだ。でもこれって、全国ニュースで
扱うようなネタか? 考えてみればこの大会は、初級の韓国語学習者が勉強の成果を発表
するだけのものであり、NHKが主催しているわけでもない。会場の様子を見るかぎり、来場者
も少ない。本来なら地方ニュースでさえ扱われないものだ。ネットで検索しても、該当する
ニュースサイトはない。なのに、全国ニュースの扱いなのである。これはどういうことか?
 やっぱりどう考えても、情報操作である。NHKは「韓国語学習者も増えてきた」などと結論
付けていたが、それをニュースで流すなら統計上の数字などを提示すべきだ。それをしなかった
のは、結局「冬のソナタ」を出したかっただけなのだ。やっぱり冬ソナはすげえな、と視聴者に
思わせ、冬ソナブームをもっと延命させたかったのか? 経費水増し事件や引き際の悪い
エビジョンイルによってイメージを大幅にダウンさせたNHKが、冬ソナを常に前面に出すこと
によって少しでもイメージをアップさせたかったのか? いずれにせよ、あからさまな情報操作
であることは間違いない。私はNHKを信頼している(受信料もきっちり払っている)ので、あんまり
批判したくないが、責任ある公共放送の全国版ニュース番組でああいうことをやるのは、いかがなものか。メディアの情報操作なんて、今に始まったことではないかも知れんが。
 それにしても、冬ソナブームもあれだけギャァギャァと毎回騒がれると、もういいかげんにしろ、
という気になる。私はもともと恋愛ドラマには興味ないし、このドラマもどうでもよかったのだが、
あれだけしつこく騒がれると、さすがに何か裏があるんじゃないか、と思えてきた。あのヨン様、
ヨン様、言ってるおばさん達は何者だ? あそこまでいくと集団ヒステリーじゃないのか?
日本で韓国の存在がメジャーになってきたのは良いことだけど、それを象徴するのがあの
おばさん達であるなら、私はどうも素直に喜べない。あの人達は、韓国のことをどれほど
分かっているというのだろうか。