Willow's Island

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そして中国の崩壊が始まる

2006年11月26日 23時57分52秒 | 

 今日は久しぶりに図書館へ行き、「そして中国の崩壊が始まる」という本を借りた。今の中国がかかえる問題や、中国が持つ性質などについて漫画形式で分かりやすく書かれており、一気に読むことができた。
 しかし、ただそれだけである。読み物としては面白いが、「中国が崩壊するとして、じゃあ日本はどうするのか?」という疑問には一切答えられていない。中国の国内問題が非常に深刻であることはよく分かったが、それで暴動やクーデターによって中国が潰れたとしたら日本はどう対処するのか? 隣にあるあれだけ大きな国が崩壊すれば、日本も甚大な影響を受けるはずである。しかしこの本は「崩壊が始まっている」で終わってしまっている。責任感のある書物とは思えない。
 私も中国に対しては好意的な考えを全く持っていないが、「日中友好を唱える日本人は中国のスパイだ」とでも言うような、この本の論調にはさすがに辟易した。著者によれば、中国とは付き合ってはならず、経済的な交流もしてはいけないそうだ。それならこれから日本は、中国を「そこに無い物」として扱っていけばいいとでもいうのだろうか。まったく話にならない。中国が厄介な存在であれば、日本にとってそうならないように手段を講じるべきであるが、この本にはその提言も無い。やはり無責任なマンガ本である。
 しかしアマゾンのレビューによれば、ずいぶんと評価が高い。やはり日本人の嫌中意識が強い今では、こんな本でもそれなりに売れるのだろうか。

美しい国へ

2006年11月25日 23時58分25秒 | 

 安倍総理の著「美しい国へ」を図書館で借りて読んでみた。安倍氏が総理に就任する前からベストセラーになった本である。私は正直言って安倍氏にそれほど興味がないが、現職の総理がどういう考えを持っているのか知る必要はある。
 この本は、安倍氏の考える日本という国のあり方が、平易な表現で分かりやすく書かれている。総理大臣としての見解と、この本に書かれる意見とは、どうしても別のものになるのだろうが、やはり参考にはなる。意見も納得しやすいものが多い(靖国神社等を除いて)。おそらく、今の日本における最大公約数の考えに近いのではないだろうか。だからこそ、世論の圧倒的な支持を背景に、総理に就任することもできたのである。
 総理大臣による著書は今までにも多いが、この本が異なっているのは、ナショナリズムが明言されていることではないだろうか。首相の著作物において、ここまでナショナリズムがはっきりと肯定されているのは珍しい。実にさわやかなほどだ。一昔前(例えば80年代)なら、ナショナリズムを語っただけで危険人物扱いされそうだったことを考えれば、時代も変わったものである。日本人もそれだけ変わったということだ。

勤労感謝の日

2006年11月23日 21時13分56秒 | その他

 今日は勤労感謝の日で、休みであった。とはいえ私は風邪を引いてしまい、ほとんど家で寝て過ごした。外出したのは、薬を買いに行ったときぐらいである。しかし独身時代と違い、嫁さんが食事を作ってくれるのはありがたい。今は風邪が流行っているらしいので、これを読んでいる皆さんはうがいを徹底して行い、風邪を予防してもらいたい。私はうがいを怠ったせいで、ずいぶん喉が痛い。
 勤労感謝の日とはいっても、正直言って、とてもじゃないが仕事に感謝する気にはなれない。明日も一日中出張で、帰庁してから夜遅くまで事務に追われる。来週も月、火、水、金、と4日間の出張で、木曜日は実習生相手に講義だ。今風邪を引いている私としては、考えただけで気が遠くなる。仕事をせずに暮らせればなあ、なんて考えてしまう。
 とはいえ、こんな風にニートになってしまうよりは良いのかな。(^^)

父親たちの星条旗

2006年11月19日 23時33分10秒 | 映画

 今日はアメリカ映画「父親たちの星条旗」を見た。聞いていた通り、かなり見応えのある大作である。残虐な死体のシーンなども多いが、それ以上に戦争について考えさせることの多い映画であった。
 日本軍よりもアメリカ軍に被害が大きかったことで知られる激戦「硫黄島の戦い」を、アメリカ側の視点で描いたのがこの映画なのだが、これで分かってくることもいくつかある。映画はフィクションとはいえ、当時の体験者などから聞いた話をもとに作られているため、実にリアルだ。脚色もあるだろうけど、出来事の流れは、ほぼその通りだろうと思われる。
 まず、太平洋戦争といえばアメリカの圧勝というイメージが強いが、アメリカ側の死傷者も多い。なんでこんなに簡単に、と思うほどバタバタと兵隊が死んでいく。アメリカの軍備が圧倒的だったとはいえ、地上戦になれば日本軍とそんなに差はなかったのである。
 それから、当時の日本が非常なジリ貧状態で戦争を行っていたことは有名なことだが、実はアメリカも、日本ほどではないにせよ財政がギリギリの状態だったのである。だから、硫黄島に星条旗を立てた(と一般には思われた)若者たちを英雄扱いにし、彼らに「国債を買ってくれ」という宣伝をさせたのである。
 それにしても、戦争というのはあまりにえげつない。リアルな映像を通して嫌というほど伝わってくる。アメリカ人が人権問題にうるさいというのはよく聞くが、戦争こそが最大の人権侵害だとは思わないのだろうか。敵にとっても自国民にとっても、これ以上の人権侵害を引き起こすものはないと思うのだが。それでもなお、アメリカ人の半数以上がイラク戦争を支持しているのは、不思議なものである。
 それはともかくとして、この映画と対になっている「硫黄島からの手紙」がもうじき公開されそうだ。こっちは硫黄島の戦いを日本側の視点から描いたものらしい。絶対に見に行かなければ。

オールディーズ

2006年11月18日 23時56分42秒 | 音楽

 最近気に入ってよく聴いているCDに、「Good Days~love Oldies~」というものがある。60年代に流行したオールディーズを集めたオムニバスCDだ。やはりオールディーズは良い。古いポップスとはいえ、伝説的な名曲となり、今でもスタンダードナンバーとしてよく耳にするものも多い。有名なオールディーズであれば、曲名やアーティストを知らない若い人であっても、聴いたことがある、という人は多いのではないだろうか。良いものは、何十年経っても通用する普遍的な価値がある。それこそが、リチャード・カーペンターズの言うtimelessということだ。オールディーズが今でもテレビ番組の挿入曲やBGMなどにスタンダードに用いられるのは、それが正にtimelessな力を持っているからではないだろうか。
 ちなみに私が好きなのは、ニール・セダカやコニー・フランシスなどが歌う明るい曲だ。「カレンダー・ガール」や「すてきな16才」などを聴いていると、気分が明るくなる。

たけしの日本教育白書

2006年11月12日 22時58分24秒 | テレビ

 昨日は、鍋をつつきながら嫁さんやしんちゃんとテレビで「たけしの日本教育白書」という番組を見ていた。この3人で見るにはあんまり良い番組ではないとは思うが、私は教育問題に関心が深いのである。
 とはいえ、ちょっと後悔した。見ていて、かなりムカつくというか非常にやりきれない気分になったからである。いじめられる方が悪いと言ったり、教師に対し「教育委員会に訴える」と簡単に言う子供、子供に居留守を使わせてまで給食費を払おうとしない親、などが出てきて、かなり精神衛生上悪い。もちろんこれが全てではないのだが、子供も親も全体的にレベルが低下しているのは事実としか思えない。正直言って、体罰は大いに肯定されるべきだと強く感じた。
 やはり教育荒廃の原因は、親である。学校は昔からそれほど変わるものじゃないが、親は確実に変わっているからだ。親が確固たる倫理観を持たず、何が良くて何が悪いかを子供に教えることもなく、日々メディアから大量に流される情報に子供をさらしておけば、この番組に出てくるような子供ばかりになるのではないか。たとえ偽善であっても、子供には道徳を教えるべきである。その親に道徳を教えるだけの資格があるか無いか、なんてのはどうでもよい。子供に何も道徳を教えないより、偽善者であった方がよっぽどましである。
 しかし、日本人は品格を復活すべき、という議論はどうもしっくりこない。人間は時代や社会状況の変化で大きく変わってしまうし、今さら昔の日本人に戻れ、といっても不可能だろう。今、子育てをするべき私のような世代(30代)でさえ、物心がついた時には既に高度成長期が終わっており、それ以前の日本人の姿に戻るというのは、今さらやっぱり無理がある。とはいえ、これから教育の仕方を無理矢理にでも変えるしかない、ということだろうか。日本人が品格を取り戻せれば嬉しいが、簡単にいくようなことではない。

豚みそちゃんこ

2006年11月11日 23時48分45秒 | 食べ物

 最近はめっきり寒くなった。今年は傾向として暖かいとはいえ、今日は雨だったので、どうも肌寒い。冬も近づいているのを感じる。
 そういうこともあり、今日はしんちゃんが岡崎から遊びに来てくれたので、嫁さんと三人で鍋をつつくことにした。土曜日は私が夕食を作ることになっているため、私が鍋を作った。葱、かぶ、茸、は冷蔵庫にあったので、鍋つゆ、白菜、豚肉、豆腐はスーパーで買った。鍋つゆを鍋に入れ、沸騰してきたら豚肉を入れ、煮立ってきた時に、包丁で切っておいた茸、かぶ、白菜、葱を入れ、野菜が煮えたのを見て、最後に豆腐を入れた。「豚みそちゃんこ」の出来上がりである。
 実に簡単だが、これが実にうまい。しんちゃんにも嫁さんにも喜んで食べてもらえたのでは、と思っている。やはり寒くなると、鍋が一番である。三人で鍋をつつくことによって、すっかり暖まることができた。

最近思うのだが

2006年11月08日 23時58分39秒 | 時事
脱水槽の回転止まらず、10年で7件の指切断事故
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061108-00000406-yom-soci
 洗濯機の脱水槽で、回転している洗濯物に手が巻き込まれ、指が切断される事故が、過去10年間に7件、全国の消費生活センターなどに報告されていることが、独立行政法人「国民生活センター」の調べでわかった。

所持金813円「足りない」と税関職員791円分万引
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_11/t2006110804.html
 千葉県警成田署は7日、スーパーで食料品を万引したとして、窃盗の現行犯で東京税関成田税関支署の職員の男(33)=同県成田市=を逮捕した。
 調べでは、職員は7日午前11時10分ごろ、同市内のスーパーで鶏肉や焼きそばなどの食料品(791円相当)を万引した疑い。

知事 公舎にこもりきり(和歌山)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061108-00000006-agara-l30
 談合事件をめぐって辞職する、木村良樹知事は、辞職表明後、1度も登庁せず公舎にこもっている。秘書課によると、知事は公舎内で決裁などの事務を淡々と続けており「登庁したいがマスコミ取材で職員に迷惑をかける」と話しているという。
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 以上は、私がさっきYahooニュースで見つけた本日の記事を集めたものだ。正直言って、「どうでもいいじゃんよ」と思えるような記事ばかりである。どうも最近の傾向は、マスコミが叩けるものを探し出して、それが大衆の怒りにふれることができれば、後はみんなでバッシングしまくる、ということの繰り返しだ。マスコミはバッシングできるものを必死に探している感じがする。叩けるものを見つけだし、みんなで集中攻撃する、という日本社会の空気は、いじめのある中学校のクラスとそんなに変わらない。おかげでみんながピリピリして、現代人のストレスは高くなる一方だ。日本はますます窮屈な社会になっていくばかりである。

コロッケ

2006年11月04日 23時36分29秒 | 食べ物

 今日はコロッケを作ってみたが、やはりなかなか難しい。ゆでたジャガイモをすりつぶし、タマネギをみじん切りして油で炒めたものに混ぜる、という所まではうまくいったが、問題は油で揚げる時である。ジャガイモとタマネギを固めてコロッケの形にするのだが、これがなかなかうまく固まらない。すぐに形が崩れてしまうのだ。何とか形にして、小麦粉・生卵・パン粉を付けても、揚げるときに崩れてしまうこともある。水分が足りないのだろうか? 牛乳を少し入れてみたのだが・・・。うまく形が固まる方法を、ご存じの方は教えていただきたい。
 しかし形はともかく、コロッケ作りはほぼ成功であった。味は良かったのである。まぎれもなくコロッケの味だ。自分で食べてもおいしかったし、嫁さんも喜んでくれた。

ニューカレドニアの写真 3

2006年11月03日 23時28分55秒 | 旅行

FOLの丘からは、ヌーメア市内が一望できる。ヌーメアを代表する景色といえる。手前に見える教会のは、市内最大にして最古のセント・ジョセフ聖堂だ。


海水浴ならここだ、と聞かされてやってきたカナール島。アンス・バタの浜から、タクシーボートで10分程度の距離である。周囲を歩き回っても数分しかかからない小さな島だ。


カナール島は、噂で聞いた通り水がすごくきれいだった。人が泳げるような浅瀬にも、魚が泳いでいた。魚を見つけたときは感動である。しかし、泳ぐには海が浅すぎで、海底も砂ではなく珊瑚なので、足を付けると痛い。


100年以上の歴史を持つアメデ灯台。このアメデ島での滞在は本当に楽しかった。パックツアーを申し込んだのだが、イル・デ・パンやウベアのように高くなく、海や風景は劣らず美しい(と思う)。


ニューカレドニアの民族衣装であるパレオ。パックツアーでは、パレオの着付けショーも行われていた。写真は、オーストラリアから団体で観光に来た女の子。白人はスタイルが良いからよく似合う。


アメデ灯台の頂上から撮った風景。珊瑚礁のある海が美しい。頂上まで階段で登るのは、きつかったが。しかも上はやたらと風が強い。