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靖国参拝に中韓反発、関係悪化は必至の情勢

2005年10月18日 08時24分44秒 | 中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051017-00000015-yom-pol&kz=pol
 小泉首相が17日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝したことは、中国、韓国の強い反発を招いた。
 小泉首相は、靖国参拝について、不戦の誓いと戦没者への敬意を表したいとの立場を強調した。
 しかし、李肇星中国外相が阿南惟茂・駐中国大使を呼んで強く抗議したほか、韓国も12月に予定されていた日韓首脳会談の先送りを示唆するなど、中韓両国と関係がさらに悪化するのは必至の情勢だ。
(以下略)
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 もしかしてもう参拝しないのかもしれない、などと思っていたが、秋の例大祭にやってくれたようである。確かに年内に参拝しようと思えば、昨日の例大祭ぐらいしかなかったかもしれない。しかしちょうど中国では神舟6号が帰還する日と重なってしまい、中国側にそのことを利用される羽目になった。
 靖国神社は日本の問題なのだが、日本人自身の間でも真っ二つに意見が分かれる。結局、国民的世論としては参拝に対して賛成でも反対でもない。正直、私もどういうスタンスをとればいいのか迷う。
 靖国が戦争神社としての役割を果たしたのはその通りだが、日本の戦死者の多くが奉られている代表的な施設といえば、やはり靖国しかない。戦争をしたわけでもない韓国から参拝中止を求められるのも道理に合わないし、参拝に賛成する人の気持ちも分からなくはない。
 しかし実際に、首相が神社に参拝することによって、得るものより失うものの方が多いのではないか。日本政府はできるだけこのことを外交問題にしたくないようだが、中国と韓国が現実にあれだけ騒ぐのだから、外交問題とするしかないだろう。私個人も、本当はこんなことが国際問題だとは思わないのだが、国際関係というのは日本だけで作るものではないし。参拝することによって失う国益というのも実際にある以上、日本のために参拝しない方がいいんじゃないか。首相に参拝してほしいと言う日本人は多いけど、首相が参拝しないことによって国内で大問題になったことなどはない。国を代表する者が参拝すべきだと言うなら、天皇陛下が参拝しないことを問題としないのはおかしい。小泉は仕方ないとして、次期首相が誰であれ、参拝しない方が賢明ではなかろうか。日本政府による参拝ではなく、私人としての参拝であるというなら、次から参拝がなくなってもおかしくはない。