Willow's Island

since 2005

As One - Day By Day 日本語訳

2012年06月30日 04時59分20秒 | 音楽

 As Oneのデビュー曲「Day By Day」の2012年バージョンが出ていたようだ。13年前に初めて聴いて以来、私はこの曲がずっと好きで、今聴いても全然飽きない。6年前の自分の結婚式には、披露宴でBGMに使用したほどである。この新バージョンもかっこいいが、やっぱり私はしっとりしたオリジナル・バージョンがいい。
 それでさっそく歌詞を日本語に翻訳してみた。比較的簡単であったが、どう訳すべきか最後までかなり悩んだのが「ノエ コダラン サランマンクm アニ クボダ チャrヘジュrッコヤ」という部分だ。直訳すると「あなたの大きな愛と同じくらい いや、それより よくしてあげるだろう」という感じだが、これを自然な日本語にするのは、なかなか困難だ。「あなたの大きな愛よりも もっと大きな愛をあげるから」と訳してしまったが、これで正解だったのだろうか。

<韓国語>
조심스레 다가오는 널 처음으로 알게됐던 날
チョシmスレ タガオヌン ノr チョウムロ アrゲドェットン ナr
기쁨대신 한숨에 며칠 밤을 새웠었지
キップmテシン ハンスメ ミョチr パムr セウォソッチ
아주 오래 걸릴지 몰라 누군가 받아들이긴
アジュ オレコrロrチ モrラ ヌグンガ パダドゥリギン
아직 부족한 날 알아주겠니
アジk プジョカン ナr アラジュゲンニ

너무 소중했던 사랑이 떠나버린후로
ノム ソジュヘットン サランイ ットナボリン フロ
사랑할 수 없다고 난 믿어왔는데
サランハr ス オpタゴ ナン ミドワッヌンデ
나의 상처까지도 안아주는 널 위해 매일
ナエ サンチョッカジド アナジュン ノr ウィヘ メイr

조금씩 보여줄게 내일 조금더 친해질 꺼야
チョグmッシk ポヨジュrケ ネイr チョグmト チンヘジrッコヤ
지금의 모습 이대로는 너를 사랑하긴 모자라
チグメ モスb イデロヌン ノルr サランハギン モジャラ
나의 마음 모두 너에게 내어 줄 수 있도록 준비 하는 날 기다려 주겠니
ナエ マウm モドゥ ノエゲ ネオジュr ス イットロk チュンビ ハヌン ナr キダリョ ジュゲンニ

다시 너를 잃지 않을까 두려운 생각이 앞서
タシ ノルr イrチ アヌrッカ トゥリョウン センガギ アpソ
선뜻 너에게 다가설 수 없고
ソントゥッ ノエゲ タガソr ス オpコ
떠난 그의 생각 때문에 아직 눈물 많아
ットナン クエ センガk ッテムネ アジk ヌンムr マナ
니 앞에서 운적도 난 많았었는데
ニ アペソ ウンジョkド ナン マナッソッヌンデ
그런 나의 눈물도 닦아주는 널 위해 매일
クロン ナエ ヌンムrド タッカジュヌン ノr ウィヘ メイr

다만 이것만은 기억해
タマン イゴッマヌン キオケ
많이 힘들던 날들에 지친 내맘 열어준 사랑
マニ ヒmドrドン ナrドゥレ チチン ネマmヨロジュン サラン
너 하나였다는걸
ノ ハナ ヨッタヌンゴr
너의 커다란 사랑만큼 아니 그보다 잘해줄꺼야
ノエ コダラン サランマンクm アニ クボダ チャrヘジュrッコヤ
지금 니모습 그대로만 그냥 편안히 날 지켜봐
チグm ニモスb クデロマン クニャン ピョナニ ナr チキョボァ
고이 아껴둔 내 사랑이 네게 전해지는 날
コイ アッキョドゥン ネサランイ ネゲ チョネジヌン ナr
그때 말할께 널 사랑한다고
クッテ マラrッケ ノr サランハンダゴ
준비하는 날 기다려주겠니
チュンビハヌン ナr キダリョジュゲンニ

<日本語訳>
少しずつ近づいてくるあなたを初めて知った日
喜びの代わりにため息で どれだけの夜を過ごしたのだろう
すごく時間がかかるかもしれない 誰かを受け入れることは
未熟な私のことを分かってくれるかな

とても大切だった恋を失ってからは
誰も愛することはできないと 信じてきたけど
私の傷までも抱きしめてくれる あなたのために毎日・・・

少しずつ見せてあげる 明日はもう少し 距離が小さくなるよ
今の私では あなたへの愛も未熟なまま
私の心すべてを あなたに見せられるように 準備している私を待ってくれるかな

またあなたを失ってしまわないか 恐ろしい思いが先立って
すぐにあなたのもとへ行くことができず 
別れた彼のことを考えて 私は今でも涙を流してばかり
あなたの前で泣いたことも たくさんあったのに
そんな私の涙をも 拭いてくれるあなたのために毎日・・・

でも、これだけは覚えていて
とてもつらかった日々に 疲れた私の気持ちを開いてくれたのは
あなた一人だったということを
あなたの大きな愛よりも もっと大きな愛をあげるから
今のまま このままで 気楽に私を見守っていて
大切にしまってきた私の愛を あなたに伝えられる日 
その時に言うわ あなたが好きです、と
そのために準備している私を 待ってくれるかな

ライアーゲーム

2012年06月28日 00時48分52秒 | テレビ

 ずいぶん古い話だが、ドラマの「ライアーゲーム」シーズンⅠとシーズンⅡをDVDですべて見終わった。3年前にテレビで放送していたときは見ていなかったので、最近になってGEOで借りたのである。
 これは本当に、すごく面白い。今まで40年以上の人生において、いちばん面白いドラマだったかもしれない。松田翔太が演じる秋山のかっこよさ、戸田恵梨香の可愛さ、フクナガを演じる鈴木浩介の演技力、どれも最高、いや最強である。しかしそれ以上にすごいのが、脚本だ。一体どういう頭をしていれば、ああいう話を思いつくんだろうか。
 これは、英語とかに吹き替えれば海外でも十分通用しそうな気がするが、どうなんだろうか。アメリカ人とか、いかにもこういうドラマが好きそうな気がするんだけど。

欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか

2012年06月24日 07時08分47秒 | 時事


http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=60441

<以上略>
 「なぜ、外国には寝たきり老人はいないのか?」

 答えはスウェーデンで見つかりました。今から5年前になりますが、認知症を専門にしている家内に引き連れられて、認知症専門医のアニカ・タクマン先生にストックホルム近郊の病院や老人介護施設を見学させていただきました。予想通り、寝たきり老人は1人もいませんでした。胃ろうの患者もいませんでした。

 その理由は、高齢あるいは、がんなどで終末期を迎えたら、口から食べられなくなるのは当たり前で、胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると、国民みんなが認識しているからでした。逆に、そんなことをするのは老人虐待という考え方さえあるそうです。

 ですから日本のように、高齢で口から食べられなくなったからといって胃ろうは作りませんし、点滴もしません。肺炎を起こしても抗生剤の注射もしません。内服投与のみです。したがって両手を拘束する必要もありません。つまり、多くの患者さんは、寝たきりになる前に亡くなっていました。寝たきり老人がいないのは当然でした。
<以下略>

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 かなり考えさせる記事だ。日本は長寿世界一とされているが、その「長寿」の内実が判明したようなものである。自分で動くこともできないような状態になっても、とにかく延命させることが本当に重要なのか、という問題が投げかけられている。これは深刻で難しい問題であり、そう単純にいえるものではない。
 だが、日本医師会やら厚生労働省やらの回答はあまりにも明確だ。とにかく何でもいいから死亡させないこと、ということにつきる。それ以外の選択肢を考える気は、まったくなさそうだ。余計な責任を追及されたくないのだろうし、まあ気持ちは分からなくはない。しかしこれからの超高齢化社会において、今までと同じような「延命医療」を本当に続けられるのだろうか。医師や政府だけでなく、社会全体でよく考える必要がありそうだ。
 ちなみに私なら、治る見込みがなく、自分で食事も排泄もできないよう状態になっても、生きていたいかと言われれば、絶対に嫌だ。

日本の人身売買の最多被害は韓国人女性?

2012年06月22日 21時43分22秒 | 韓国

http://news.livedoor.com/article/detail/6678985/
 人身取引(売買)問題に取り組むNPOポラリスプロジェクトジャパンと移住労働者と連帯する全国ネットワーク(移住連)は20日、日本の人身取引の現状を伝える緊急メディアセミナーを日本外国特派員協会(FCCJ)で開催した。日本国内における売春の実態を告発した。韓国の複数のメディアが報じた。
 韓国メディアは、「アルバイトを探していた韓国人留学生、結局は売春まで」「日本の人身売買の最多被害は韓国人女性」などと題し、日本で強制的な売春に苦しむ被害者を助ける非営利団体、ポラリスプロジェクトジャパンが東京で記者会見を開き、被害女性たちからのメッセージを公開したと伝えた。
 同団体の発表内容の中には、留学生など、韓国出身の女性らが売春に強制的に動員されている実態も含まれていた。
 韓国人ブローカーにだまされ、上野でデリバリーヘルス(出張売春)を強要された韓国人女性の場合、売春をするほど借金が増え、住んでいたアパートには、逃走防止用の監視カメラまで設置されていた。この女性が救助を要請した際には、骨盤腹膜炎で出血し、何も食べず、ベッドから起きることもできないほど衰弱した状態だったという。
 同団体は、被害女性たちが日本の警察に申告しなかったのは、日本当局が外国人売春女性を保護しないことを知っていたからであり、日本には包括的な人身売買対策法がなく、人身売買による被害者を保護するための避難所や、ホットラインを開設していないためであると指摘。
 韓国メディアは、米国務省が同日発表した世界各国の人身取引の実態をまとめた「人身売買実態(TIP)報告書 2012」で、韓国は人身売買の被害者保護に関する最低基準を満たしている「第1段階」に分類されたが、日本は8年連続で、人身売買を防止するための最低限の基準を満たしていないとして、カンボジアやインドなどと同等の「第2段階」に分類されたと紹介。主要8カ国(G8)諸国の中で、第2段階は日本だけだと指摘した。
 女性の人権後進国の日本で、人身売買の被害を最も多く受ける外国人女性は韓国人であり、ポラリスプロジェクトジャパンの藤原代表は「日本政府は1日も早く、人身売買禁止法案を作るべき」と強調した。(編集担当:李信恵・山口幸治)

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 つっこみどころが満載すぎて、何から言っていいものか悩んでしまうが、とりあえず2つだけ。
日本当局が外国人売春女性を保護しない、というのはまったく根拠がない。人身取引被害者の女性は全国各地にある女性相談センターが保護することになっている。もちろん保護施設(所在地は秘匿)もある。下記サイトにあるように、しっかりと保護の実績もある。また、当然ながら人身取引被害についての匿名通報ダイヤルも用意されている。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv32/
 包括的な人身売買対策法がないことと、何も対策をとらないことは、別の問題なのである。というか、普通に考えれば、「被害女性」たちが警察に申告しなかったのは、単に本国へ強制送還されるのが嫌だったからじゃないのか?
それから、アメリカが偉そうに他国に対して文句をたれているが、先進国の中で最大の人身売買が行われているのは、他ならぬアメリカであろう。「包括的な人身売買対策法」とやらが有ろうが無かろうが、そもそも発生している人身売買の件数が、日本とは全然ちがうはずだ。
 アメリカとちがって日本では、子どもが誰かにさらわれることを常におびえる必要はない。だからこそ、「はじめてのおつかい」なんていうテレビ番組も成立するのだ。アメリカだと、子どもを一人で外出させようものなら、それだけで児童虐待として認定されてしまう。誘拐や人身売買がいかに横行しているか、ということだろう。おそろしいことだ。それに比べて日本では、行方不明の子どもの写真を牛乳パックに印刷する、などという習慣はない。
 また、上の画像にあるように、アメリカでは毎年5万人以上の女性や子どもが連れてこられ、奴隷労働をさせられているようだ。「人身売買の被害者保護に関する最低基準を満たしている」のかどうか知らないが、おびただしい件数の人身売買を防ぐことは、現実にできていないのである。子どもや女性の安全がまったく守られていない国が何を言おうが、まったく説得力がない。

ラテン語が面白い

2012年06月19日 06時04分19秒 | その他

 最近はラテン語に少し興味を持ち始めた。といってもラテン語を習熟するつもりは全くなく、英語の語源として関心がある、ということである。
実は現在ひんぱんに使われている英語の単語には、ラテン語に起源を持つものがかなりある。ラテン語といえば2000年以上前から使われていた古い言語なのだが、今でも欧米の言語には痕跡がしっかり残されているのである。現在は世界共通語となっている英語でもそうだ。
 思い出せば、学生の頃は合唱団でミサ曲などを歌っていたことがあるが、歌詞はすべてラテン語であった。曲の題名にはGloria(グロリア)、Sanctus(サンクトゥス)、Credo(クレド)などがあったが、これを現代の英語に当てはめれば、Glory、Sanctity、Creed(又はCredit)になる。ラテン語の子孫ともいえる単語は、現代英語にもしっかりと生きているのだ。
 語源としてのラテン語を探るという意味では、このサイトも分かりやすくていい。
http://www.kitashirakawa.jp/taro/latin8.html
 ここではラテン語の格言を列挙し、それに対する日本語訳も紹介している。その中で一つの例として、下のような格言もある。

Longum iter est per praecepta, breve et efficax per exempla.

 longum(→long)は「長い」、iterは「道」、estはいわゆるbe動詞、perは「~による」、praecepta(→preach)は「説教」、breve(→brief)は「短い」、etは英語のand、efficax(→effective)は「効果的」、exempla(→example)は「実例」という意味だ。全体で「教えによる道は長く、実例による道は短く、効果的である」という意味になる。かなり強引ではあるが、上のラテン語に相当する英語に置き換えると、下のような英文になる。

Long way is by preaching, brief and effective by examples.

 もちろん英語としては変だが、現代英語も(すべてではないが)ラテン語から変形していることがよく分かる。21世紀のグローバル・ランゲージとされている英語の中にも、2000年以上前の言語(ラテン語)がまだ生きている、というのは実に面白い。

「性産業輸出大国」韓国の恥ずかしい現実

2012年06月17日 01時26分56秒 | 韓国

http://news.livedoor.com/article/detail/6661410/
 1人当たりの国民所得が2万ドル(約160万円)を突破し、G20(主要20カ国・地域)首脳会議まで開催した韓国が「売春婦輸出国」という汚名を着せられている。専門家はその原因として(1)海外での韓国人男性の需要(2)簡単に金を稼ごうとする女性(3)韓国特有の風俗産業の構造?を挙げている。

<中略>

 韓国人女性が海外に出てまで売春するもう一つの理由は金だ。昨年5月にカナダの売春宿で警察に身柄を拘束された10人の韓国人女性も「短時間でたくさん稼げると聞いて、つい来てしまった」「ヤミ金からの借金を返すためやむなく出国した」と話した。この売春宿を経営していた女性社長(36)は、普段から女性たちに「1カ月に2000万ウォン(約137万円)稼げる」と話していたという。ソウル地方警察庁国際犯罪捜査隊の関係者は「簡単に巨額を稼げるというブローカーの言葉にだまされた女性たちが、何も分からないまま飛行機に乗り込んでいる、というのが実情」と説明した。一般人も制約を受けず容易に海外旅行ができるようになったほか、海外で仕事ができるワーキングホリデーなどの制度も売春目的の女性に悪用されている。特にオーストラリアは就職、観光、学業が同時にできるワーキング・ホリデー・ビザを、若者を対象に簡単に発給しており、これが韓国から売春目的の女性が数多く訪れる大きな要因なっていると考えられる。

 女性家族部(省に相当)が2007年に実施した実態調査によると、韓国の風俗産業の経済規模はおよそ14兆952億ウォン(現在のレートで約9622億円、以下同じ)と試算されている。これは、この年の国家予算である239兆ウォン(約16兆円)のおよそ6%に相当する額だ。また調査によると、韓国全土で4万6247カ所の風俗店が営業しており、これらの店で働く女性は26万9707人に達するという。さらに、客となる男性は年間で延べ9395万人に達する。成人男性の数を2000万人と考えると、韓国では1人の成人男性が1年に5回近く風俗店を利用していることになる
 一般的に売買春行為が密かに行われている点を考慮すると、実際の数はこれよりもはるかに多いと考えることもできる。男性の権利擁護を目指す男性連帯は昨年12月、韓国国内の風俗店で働く女性の数を189万人と推定した。同団体の関係者は「自発的に売春を行う女性が、現実として非常に多いことも問題だ」と指摘する。

<以下略>

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 これもなかなか衝撃的な話だ。韓国国内で189万人ということは、人口比で日本に置き換えると500万人ということになるのだが・・・。日本国内の風俗店で働く女性の数が500万人、というのはちょっと想像しにくい。韓国人は自分たちが言ってることと実際にやっってることが全然ちがっていても、まったく気にしない、ということを改めて思い出した。
 それであともう一つ思い出したのが、いわゆる「従軍慰安婦」の問題だ。これは日本の官憲による慰安婦の強制連行があったのか、なかったのか、ということが問題の核になるわけだが、この点がいかにもあやしい。保守系のサイトを読めば当然そんなことは否定しているに決まっているので、公正を期すために、村山富市が作った「アジア女性基金」なる団体(現在は解散)の公式サイトも試しに読んでみた。
http://www.awf.or.jp/1/facts-06.html
 すると、慰安婦を集めたのは官憲が直接やったのではなく、現地(朝鮮)の業者であったことがよく分かる。しかも上のページの例を読むかぎりでは、女性をだまして慰安婦にさせたのは「京城で料理店を経営していた朝鮮人夫婦」のようである。
 この過去にあった事実と、上にあげた現代の記事とを総合して考えると、韓国との「従軍慰安婦」問題の本質が、何だかよく見えてくる。あまり具体的に言う気にもなれないことであるが、まあ、つまりそういうことだったのである。

生活保護制度 改正私案

2012年06月12日 02時44分44秒 | 時事

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120608/plt1206081144005-n1.htm
 河本準一やキングコング梶原の親族による生活保護不正受給事件を受け、生保に対する世間の目が厳しくなってきたところで、政府もようやく制度の改正に着手したようだ。保護支給の決定にあたって、福祉事務所の調査権限を少しだけ強めたのだ。今さら、という気もするが、マスコミが騒いだせいで世の「空気」が変わり、国も改正がしやすくなった、ということだろう。
 しかし生活保護制度の問題は重く、深い。福祉事務所による運用を少しばかり変えたところで、根本的な解決にはならない。平成24年度予算で生活保護費は約3兆7000億円もの巨額に膨れ上がり、被保護者の人数も史上最多の約205万人だ。これは、制度が開始された昭和27年の約204万人よりも多い数字である。昭和20年代といえば日本が敗戦後の貧困に喘いでいる時代であり、その時よりも現在の方が被保護者の数が多いというのは、どう考えても何かがおかしい
 しかも、被保護者の人数はこれから減るどころか、ますます増えることが予想される。現時点で若年層だけに限っても、フリーターは約180万人、ニートは約60万人存在すると見られ、彼らの内かなりの割合が、将来的に生活保護を受ける可能性が高い。近い将来に日本の景気が良くなる、ということも考えにくい。生活保護費は膨らんでいく一方だ。
 このような状況で、不正な保護受給などは許されるべきではない。そこで不正を防ぐため、今回政府が打ち出したのが、金融機関への本店一括照会方式だ。今までは各支店ごとにしか照会できなかったので、これでかなり変わってくるとは思う。

 しかし私に言わせれば、それでもまだ甘い。ここからは私個人の考えになるが、保護申請者だけではなく、三親等以内の親族についてもすべて、銀行の本店一括照会ができるようにすべきだ。現時の制度では、福祉事務所は親族の資産まで調査できないのである。まずはこの点を是正すべきだ。
 以前の記事で書いたように、一定以上資産のある親族が存在すれば、身内での援助を最優先すべき、というのが私の考えである。生活保護法や民法と同じ考え方だ。親族の資産を調査して、ある一定の基準(例えば、4人以下の家族であれば預金1000万円以上、など)を満たす資産が見つかれば、保護を却下する。その親族の意向がどうであれ関係なしに、だ。
 その親族にも家のローンやら子どもの教育費やらがあるかもしれないが、そうだったとしても、自分の親族(保護申請者)1名程度に最低限の生活費を援助してやったところで、自分たちに餓死の危険性まではないはずである。現代の家族や親戚のあり方は昔とは違う、と言われるかもしれないが、だからといって、赤の他人の税金を当てにしてよい、という理屈にはならないはずだ。
 このやり方だと、保護が却下され、その後に親族からの援助も断られることによって、保護申請者が生きるために必要な食料を得られなかった、というような事態も発生するかもしれない。しかしそのような惨状を招いたのは、援助をしなかった親族であり、国や自治体ではない。もし保護申請者が過去に親族へ暴力をはたらいたり、子への扶養義務を果たさなかったり、何も言わずに勝手に蒸発したり、というような事情があるせいで、親族が援助を拒んでいるのであれば、責任があるのはその保護申請者自身だ。国や自治体の責任ではない。
 また、保護が決定したとしても、被保護者が60歳までの稼働年齢で、病気や障害がないのであれば、保護の期間を1年程度に限るべきだ。アメリカと同じ考え方である。1年以内に、バイトでも何でもいいので、必死に職を探してもらうことになる。たとえ職が見つからなかったとしても、保護は1年で打ち切る。
生活保護というのは、あくまでも「最後の手段」なので、軽々しく適用されるものではない。これぐらいドライに運用して、丁度よいと思う。

 それが良くないというのであれば、現在の制度でうまく運用していくしかない。そのためには、ケースワーカーの人員を少なくとも今の3倍以上に増員すべきだ。一人あたり80件以上のケースを抱えて、十分な調査や就労支援など、できるわけないだろう。この場合はもちろん、増え続ける保護費だけでなく、ケースワーカーの人件費も大幅に増額する必要がある。そのためには、税負担も必要になるだろう。ヨーロッパ並みの生活保障を望み、その一方で増税に反対、などという身勝手が通るわけもない。世の中にタダのものなど無いのだ。

売国大使は更迭せよ

2012年06月08日 20時52分17秒 | 中国

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120608/plc12060801300001-n1.htm
「知らない。言わせておけばいい」
 東京都による沖縄・尖閣諸島の購入を批判した丹羽宇一郎駐中国大使の発言に対し、石原慎太郎知事は7日、不快感を隠さなかった。都内で産経新聞の取材に答えた。
<略>
 丹羽氏は習氏に対し、日本国内で石原氏による沖縄・尖閣諸島の購入表明を支持する意見が多数を占めることについて、「日本の国民感情はおかしい」と述べていた。複数の横路氏同行筋が明かした。
 丹羽氏はこの際、「日本は変わった国なんですよ」とも語っていたという。
<略>
 だが、丹羽氏が「中国最強商社」を自任し、対中ビジネスを重視してきた伊藤忠商事の社長経験者であることは、就任前から懸念されていたことだ。
 その丹羽氏を「政治主導」の象徴として、民間から初の中国大使に起用したのは民主党政権だ。野党からは当然、「その大使の言動について民主党の責任は免れない」(自民党の世耕弘成参院議員)と任命責任を問う声が出ている。
<略>
 丹羽氏起用を主導した岡田克也副総理も今では丹羽氏が大使として機能していないことを暗に認め、周囲に「政権交代のコストだ」と漏らしているという。
 結局、外交の重要性をわきまえない民主党政権のあり方が、専門家でも何でもない民間人の駐中国大使起用というパフォーマンスを生み、今や深刻な実害を招いている。(阿比留瑠比)
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 どう考えても、おかしいのは日本の国民感情ではなく、このおっさんである。どうも怪しい人物だとは思っていたが、ここまで明確な売国奴だとは思わなかった。このような者がよりによって中国大使とは、おそろしいことである。こんな奴は当然、更迭すべきであるが、どうやら何の処分も受けないようだ。まったく信じがたい。国益よりも、訳の分からない「政治主導」とやらを優先させる民主党政権らしい愚行である。
 こんなことが「政権交代のコスト」だと? ふざけるのもいい加減にしてほしい。日本という国自体に恥をかかせることが「コスト」だとでもいうのか。呆れて怒る気力も失せるが、これがまさに、民主党が与党になってしまったことによる結果だ。3年前の衆議院選挙で民主党に票を投じた不勉強な者たちは、本当に猛省してほしい。
 しかしいくら丹羽でも、ここまであからさまな売国発言をするとは、やや不可解だ。中国による何らかの罠(ハニー・トラップとか)にはまり、ああ言わざるをえない状況に追い込まれた、という可能性もなくはない。そう考えると、あのような一連の発言も、「早く俺を解任してくれ!」という彼の心の叫びだったのかもしれない。ちょっと考えすぎか。(笑)

天安門"大虐殺"の詩に心が響いた

2012年06月06日 21時44分05秒 | 中国

 先日はNHKで「ETV特集 亡命詩人の憂鬱 ~23年目の天安門事件~」という番組を見た。ドイツへ亡命した廖亦武(リャオ・イーウ)という中国の詩人を取り上げたドキュメンタリーだ。番組内容の詳細は下記のとおり。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0603.html
 なぜ彼が亡命しなければいけなかったかといえば、23年前の天安門事件について「大虐殺」という詩を発表したことにより、当局に徹底的にマークされたからだ。彼は詩を発表しただけなのに、「反革命煽動罪」という訳の分からない容疑で逮捕され、4年間服役することになった。獄中ではかなり残虐な拷問も受けたようだ。出所後も、中共政府により表現の自由を完全に奪われた。
 その問題となった「大虐殺」という詩は、以下のサイトにある。(すべて中国語だが)
http://www.chinesepen.org/Article/zjjshao/201005/Article_20100513135413.shtml
 上の詩の一部をNHKが翻訳していたので、以下のとおり書き写してみた。

古びた国家という機械が
病いに抵抗する人々にのしかかってきた
何も持たない幾千万の人が倒れた
殺し屋は鎧兜をまとって血の海で泳ぐ
人の玄関に火をつける
死んだ娘のスカートで
軍靴をふいても震えもしない
心臓を持たないロボットは
震えることはないだろう
頭の中には一つのプラグラムしかない
国の命令だけだ
祖国の名のもとに憲法を殺した
憲法の名のもとに正義を殺した
母の名のもとに子どもを殺した
子どもの名のもとに父を殺した
妻の名のもとに夫を殺した
市民の名のもとに都市を殺した
発砲! 発砲! 発砲! 発砲!
老人に婦人に子どもに発砲
学生 労働者 教師 商店主に発砲
掃射! 掃射! 掃射! 掃射!

 この詩は、廖亦武さん本人が朗読していた。もちろん中国語であるが、これはぜひ聴いていただきたい。(下のリンクをクリック!)
http://www.chinesepen.org/xiazai/dts%201989-2002.mp3
 すごい迫力である。天安門事件(まさに大虐殺)の映像を見ながらこの詩を聴くと、恐ろしさに背筋が震えた。これほど心に強く響く詩の朗読は、初めてかもしれない。中国当局が廖亦武さんを早々に逮捕したのは、この詩の持つ圧倒的な力におびえたからだと思う。言葉というものが持つ強さを、私は改めて実感した。

韓国のバラエティ番組

2012年06月04日 06時31分30秒 | テレビ

 KARAのメンバーが出てたりするので、試しに韓国のバラエティ番組「青春不敗(チョンチュンプルペ)」や「豪快ガールズ」などを見てみた。その感想はというと、「まさか!?」と思えるほど超つまらんかった。(笑)
 日本のバラエティ番組もつまらんとか言われているが、韓国のに比べれば、軽く数十倍は面白いことが分かった。ドラマこそ、日本以上のものが作れる韓国だが、バラエティに関しては遙か遠く及ばないようだ。というか、出演する女性タレントを少しでもかわいく見せようという努力がみじんも感じられない。
 日本のお笑い芸人とかがたまにテレビで、こういう韓国のバラエティ番組を持ち上げたりしてるけど、ありゃ絶対にウソだよなあ・・・。