Willow's Island

since 2005

2005年 Willow's Island 傑作選(自称)

2005年12月31日 22時29分34秒 | その他
 平成17年1月に始めたこのブログも、ついに今年で最後の投稿になる。よく1年近くも続けられたものだ。これも、上田さん、伊東さん、ハチローさん、宅86さん、アミノさん、仮性人さん、経理係長さん、カテキンさん、kozoさん、yosikuri、しんちゃん、などが私の記事にコメントを寄せてくれたおかげである。みなさん、感謝しています。
 今年の締めくくりとして、今まで私が投稿した記事の中で、我ながらうまく書けたな、と思えたものを10点ほど選んでみた。私が書いた266の記事のうち、10点だけを選ぶのは、思った以上に難しかった。順位を付けるのはさすがに無理っぽいので、時系列で並べてみる。

2/21 私が生まれた日について
http://diary.cururu.jp/willow1972/40001242392

2/25 3年B組金八先生 第18話
http://diary.cururu.jp/willow1972/40001275179

2/27 パイラン
http://diary.cururu.jp/willow1972/40001294131

3/16 朝鮮日報社説
http://diary.cururu.jp/willow1972/40001425809

9/5 エクスプレス
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/e9fd0f396ffe46749e18ae245486b30a

10/2 韓国カルチャー・ナビゲーター(1998年)
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/8967d131e5a8dc91c3f4d491425254f2

10/20 オアシス
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/a363f8b7efc063a7b71c8f47b5c49a03

10/26 方言で書いてみる
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/de424b5ac999385ba403d3bedfc099bb

11/8 本田美奈子さん急死
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/6d5ddc3b902f55b4fe78882acdd4ae01

12/21 2005年の10大ニュース
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/4eb1575e46c609f34e0d3bc2712d1c51

読者さんの意見で「これが入っていないのでは?」というのがあれば、教えてください。では、良いお年を。

ハチローさんと伊東さんの意見により、追加します。

2/24 適齢期
http://diary.cururu.jp/willow1972/40001267280

5/6 こども人口1765万人、24年連続減少
http://diary.cururu.jp/willow1972/40001909523

Ryu チング

2005年12月30日 02時29分51秒 | 音楽

 冬ソナの主題歌「最初から今まで」「My Memory」などを歌い、日本でも有名となった韓国の歌手Ryuのシングル「私がいなくなっても」を買った。このCDのカップリング曲である「チング」はNHKハングル講座のタイトル曲で、私が以前からずっと気になっていた歌だ。この歌のためにCDを買ったのだ。以下が、「チング」の歌詞の日本語訳(一部)である。

僕を見て いつもこんなに 君の側にいるよ
より広い世界が 僕たちを待っているよ
辛いときには いつでも 僕に言ってくれ
誰より大切な 僕たちは 親しい友だちだから
いつも 君のために 全てが捨てられる
君がいるところなら どこへでも行くさ
いつも君の側で 見守ってあげるから
辛すぎて 僕が必要だと いつでも言ってくれ

 どうだろうか、この歌詞は。日本だと、とてもポップス系アーティストの作る歌だとは思えないような歌詞だ。何というか、あまりにもストレートである。子供向けの道徳ソングのようでもある。
 日本語訳の歌詞だけ見るとそんな印象を受けるが、Ryuの歌唱力によって韓国語で歌われると、リアルに胸に迫ってくるものがある。歌詞カードを見ながらこの歌を聴いていると、なぜか涙が出てきた。最近いろいろあったので、つかれていたのかもしれない。心の奥でこういうストレートな言葉と音を聴きたがっていたのだろうか。今の韓流ブームも、こういったストレートな言葉に日本人が飢えていたからじゃないのかなあ、とも思えてきた。
 さすがハングル講座に使われるだけあって、この歌によってまた韓国語を美しく感じることができた。来年もぼちぼちと韓国語を勉強しよう。

めざましテレビ

2005年12月27日 23時57分46秒 | テレビ

 私は基本的に、朝はNHKのニュースを見ている。しかしニュースといえば大抵は暗いものばかりなので、芸能関係の柔らかい情報も欲しくなる。そこで最近たまに見ているのが、フジテレビのめざましテレビだ。日本だけでなく韓国を始めとする外国の芸能情報を知ることができ、なかなか楽しい。やっぱり朝ぐらいはさわやかに過ごしたい。NHKの「おはよう日本」などで小泉やら姉歯やらの顔を見ていても、さわやかにはならないのである。
 お天気担当の愛ちゃんもいい。夏ごろは「めざまし体操」とかやってて非常にかわいかったのだが、もうやらないのだろうか。
 しかし問題は、「今日の運勢」だ。私はうお座なのだが、うお座というのは必ず悪い運勢しかない。不思議なことにいつ見ても、うお座は下位の運勢だ(特に平日)。週末はわりと良い運勢だったりすることもあるのだが。めざましテレビを見ている人は、「今日の運勢」でうお座に注目してほしい。まず、下位にいるはずである。(^^)

クリスマス

2005年12月25日 23時59分04秒 | その他

 今日はクリスマスであった。しかし私には、まったく関係ない。(^^) 洗濯物を干し、回転寿司屋で寿司を食い、電器屋でインクカートリッジを買い、図書館で「日本の論点」を借り、1500円の床屋に行って髪を切り、スーパーでミカンと納豆を買い、家に戻って年賀状を作成する、というように、あえてクリスマスに背を向けるような一日を過ごした。
 誰もが思うことだろうが、キリスト教徒の少ない日本で、なぜこれほどクリスマスを祝うのだろうか。いや、別に祝ってるわけじゃないな。何か知らんがそういうイベントがあるから、それに便乗してみんな騒いでるだけだ。私は子供の頃、プレゼントをもらえたり、ケーキを食べられたりしたから、クリスマスが大好きだったのだが、イエス・キリストが生まれた日だと知ったのは、ずっと後のことだった。私だけでなく、本来の意味でクリスマスを祝っている日本人など、極少数だろう。もともとは子供のための行事であったクリスマスも、日本の商業主義が発展するに従って、日本の市場全体にとって無くてはならない存在となった。
 こう考えると「日本人は意味も分からずに西洋の行事をありがたがっている」という結論もありうるが、別によろしいんじゃなかろうか。本来、お祭りとはそういうものである。
 例えば日本古来からある行事の「正月」だが、この正月(すなわち1月1日)が、なぜそんなにめでたいのか、しっかり説明できる人はあんまりいないのではないか。少なくとも私は論理的に説明できない。昔は数え年だったから1月1日が全員の誕生日だったし、貧しい人も多くて年を越すことも大変だったと思われるので、当時は文字通り「めでたい」ことだったのかもしれない。しかし豊かになった今の日本では、その考えをあてはめることはできない。
 つまり祭りとかイベントというのは、その理由ではなく、存在すること自体が重要なのだ。世界には様々な民族や文化があるが、どこも例外なく祭りが存在する。人間には、定期的に騒ぐことのできるイベントが不可欠だ。その存在理由を突き詰めて考えるのは、野暮というものだろう。

“韓国の誇り”崩壊

2005年12月24日 23時59分14秒 | 韓国

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051224-00000015-nnp-kyu
 【ソウル23日原田正隆】生命科学で世界トップランナーとされていた黄禹錫(ファンウソク)ソウル大教授の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究論文が虚偽と分かった二十三日、黄教授を英雄視してきた韓国社会は大きな衝撃を受け、失望や虚脱感に覆われた。「韓国は世界の信頼を失う」「韓国の恥の日」。そうした声の一方、世界に先駆ける成果への過度の期待が黄教授に重圧をかけてねつ造を招いたとして、政府やメディアの責任を問う声も上がり、韓国の「黄ショック」による揺れは当分収まりそうにない。
(以下略)
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 やはり私の思ったとおり、論文はねつ造だったようだ。それよりも私が気になったのは、「韓国は世界の信頼を失う」「韓国の恥の日」など、韓国全体の名誉を心配する声が目立ったことだ。そこがいかにも韓国らしい。普通に考えれば、黄教授個人の責任にすぎないと思うのだが。韓国政府が多大な援助をし、国民全体も必死に応援しただけに、やはり個人の問題とすることはできないか。この記事の中にあるとおり、韓国社会の問題もあるのかもしれない。そうであれば、論文がねつ造であったことだけではなく、韓国社会全体が批判精神を失って、黄教授の擁護にばかり傾き、MBCに対する攻撃を繰り返したことも、大いに反省すべきだろう。ねつ造そのものより、そっちの方がよっぽど恥だと思うが。ナショナリズムに対する批判精神を保つことは、韓国ではまだ難しいのだろうか。

マウンテン

2005年12月23日 23時59分03秒 | 食べ物

 今日は名古屋に行ったので、昭和区にある「マウンテン」という喫茶店に寄ってみた。私の通った大学はこの近くにあり、学生時代はクラブ活動の帰りにみんなでよく入ったものである。この店、もちろんただの喫茶店ではない。とにかく出てくる料理の量が、おそろしく多いのだ。メニューの多さも半端ではなく、訳の分からない料理も出てくる。名古屋が全国に誇る名物食堂だといえる。
 数年ぶりに入ったマウンテンは、昔と少しも変わっていなかった。私は「野菜・ベーコンスパ」を頼んでみた。700円だというのに、相変わらずすごい量のスパゲティが出てきた。麺が太く、具もやたら多い。焦げたベーコンが数切れあるのみで、残りはすべて野菜だったのだが、その野菜が実においしかった。私といっしょに店へ入った人は写真の「ベーコンほうれん草スパ」を頼んだのだが、半分も食べることができなかった。さすがの私も自分の分を食べるだけで精一杯で、残りを食べてやることはできなかった。けっこうおいしかったのだが。
 量が多いのはスパゲティやピラフだけではない。今回は頼まなかったが、かき氷もすごい。学生時代にしんいち君も食べようとしたが、半分も食べられずに腹をこわしたそうだ。(^^) 恐るべし、マウンテン。

2005年の10大ニュース

2005年12月21日 23時38分33秒 | その他
http://headlines.yahoo.co.jp/specialfeature/yearend2005/
 今年も時事通信が、今年の10大ニュースを選んだ。国内ニュースに目を向けると、その中で明るいニュースと言えるのは10位のみで、比較的良いのは6位と7位、良いとも悪いとも言えないのが1位と4位、そして残りの半分が悪いニュースばかりである。海外ニュースにいたっては、明るいと言い切れるニュースは一つもない。
 これで暗い世相だとか言うのは簡単だが、ニュースというのはこういうもんじゃなかろうか。明るいニュースがあったとしても、人は共感しにくいものだからだ。例えば紀宮様が結婚しても、「自分も結婚できるかも」と思うような人はいないから、そんなに影響力のあるニュースとはならない。逆に、福知山線で脱線事故があれば、「自分もいつか犠牲者になるかも」と心配する人が多いから、あれだけ長く続くニュースとなったのだ。悪いニュースは人が共感しやすく注目されるため、マスコミは悪いニュースを中心に流すことになる。日本がワールドカップで優勝したり、経済成長率が8%ぐらいにまで復活しないかぎり、「明るい1年」なんてものは来ないのである。(^^)
 それはそうと、私も自分にとっての2005年10大ニュースを選んでみた。

1位 1月にWillow's Island を立ち上げ、ブロガーとなる。
2位 4月に予期せぬ転勤となり、予期せぬ仕事をする。
3位 7月に美濃加茂市に引っ越し、広いアパートで暮らし始める。
4位 車の同じ箇所を2回もぶつけ、修理費として44万円を失う。
5位 9月にロシアのウラジオストクを旅行する。
6位 10月にカーナビを買う。
7位 12月に職員旅行で8度目の訪韓。
8位 6月に東京に行き、韓国の友人に浅草・お台場・横浜を案内する。
9位 2月にTOEICで860点をとる。
10位 初詣のおみくじで大凶をひく。

こんなところだと思うのだが、まだ何かあるだろうか?

浦安鉄筋家族 韓国語版

2005年12月20日 23時57分58秒 | 

 韓国旅行に行ったときに買った「浦安鉄筋家族」韓国語版を読んでみた。韓国版の題名は「ケッチャ カジョク」だ。「変人家族」という意味である。身も蓋もないネーミングだ。
 オリジナル版の日本語と読み比べてみると、韓国語の勉強になる。韓国語は英語と違って、日本語と同系統の言葉なので、わりと直訳が多い。日本人しか分からないようなネタとか、日本特有のギャグなどは、さすがに別の言葉に置き換えられているが。
 日本漫画を韓国語に訳すときは、人名を韓国風に変えたりすることが多いのだが、「ケッチャ カジョク」は日本語の名前のままだ。「コテツ」や「ダイテツ」などは韓国人にとって発音しにくいと思うのだが。日本語のままということは、原作者に敬意を表して、ということだろうか。それとも、こんな韓国人がいるわけないから、韓国名にしてもリアリティがない、ということか。(^^)
 とはいえ、韓国らしい訳もあった。例えば、大鉄がタクシーで小鉄の教室にまで来てしまったとき、小鉄が「コラー ハゲー」と罵倒するエピソードがある。しかし韓国語版では、「ウリ アッパヤ!!(うちの父ちゃんだ!!)」と叫ぶのみである。さすがに儒教が生きている韓国では、小学生が父親をハゲ呼ばわりすることは、たとえ漫画でも許されないに違いない。(^^)

ラ・フォンテーヌ

2005年12月18日 23時46分12秒 | 音楽

 今日は、岐阜のサラマンカ・ホールラ・フォンテーヌという楽団のコンサートを聴きに行った。たまには一流のホールでクラシック音楽を聴くのもいいものである。やはり生の音は良い。オーボエやチェロやチェンバロのハーモニーが実に美しい。休憩時間にはホワイエでコーヒーなどを飲んで、優雅な時間を過ごすことができた。
 それはいいのだが、コンサートが終わって外に出ると、おびただしく雪が積もっていた。ホールに着いた時は、雪がパラパラと降る程度で、地面にまったく積もっていなかったにもかかわらず、だ。やはり天気というのは変わりやすい。午前中はさわやかな晴天だったというのに、すっかり薄暗くなり、雪が降り続けている。
 私は迂闊にもノーマルタイヤの車で来てしまったので、運転して帰るわけにはいかない。仕方ないので、雪が降りしきる中、JRの駅まで歩いて行った。安全のため、電車で帰るしかない。明日の朝も、電車で通勤だ。道路の雪が溶けるまで、私の車は岐阜に置きっぱなしである。

親切なクムジャさん

2005年12月17日 23時59分34秒 | 映画

 久しぶりに劇場で映画を見た。パク・チャヌク監督の「親切なクムジャさん」だ。これで、「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」に続く『復讐三部作』の全てを見終わったことになる。
 まず感じたのは、やはりイ・ヨンエは韓国を代表するトップ女優だ、ということだ。親切で気品ある女性から、冷酷な復讐の鬼に変わる演技もすばらしい。もちろん、作品自体も期待を裏切らなかった。2時間を通して暗く冷たい空気が流れるような映画ではあるが、決して飽きさせることはなく、私は物語に引き込まれた。やはりこれもパク・チャヌク監督の才能だ。イ・ヨンエが見せる悪魔の表情、独特な重く冷たい世界、が非常に印象的な秀作だと思う。
 それにしても、チョイ役でソン・ガンホが出ていたのには驚いた。(^^) あれは友情出演だったのだろうか?