http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130404-00000025-xinhua-cn
【新華網】 中国国務院新聞弁公室の元主任で、全国政治協商会議外事委員会の主任である趙啓正氏は2日、中日関係について触れた際、「中日間に必ず戦争が起こるという言い方は荒唐無稽だ」と語った。中国新聞網が伝えた。
<中略>
インターネット上で流れる中日関係に関する消極的な言論に対し、中国のインターネット情報事業の担当を務めていた趙主任は、「このような見方を持っている人は少数だ。消極的な言論はインターネット上でしかみられない」と一蹴。「中日両国間に必ず戦争が起こるという言い方は荒唐無稽。中国人は日本に対してさまざまな意見を持つものの、多くの日本人が平和を愛しているとも信じている。同様に、日本人が中国にどのような不満を持っていたとしても、
多くの中国人が平和を愛している」と強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130403-00000003-ryu-oki
程永華駐日中国大使が2日、東京都内の中国大使公邸で琉球新報社の単独インタビューに応じた。尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐり日中関係が悪化していることについて、程大使は「
国対国の問題は基本的には武力や威嚇を使うべきではない」との考えを示した上で「話し合いで平和的に協議して解決すべきだ」と強調。「中日両国は文化的・経済的な連携を深める本来の軌道に戻るべきだ」と日中関係正常化を訴えた。
<以下略>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
果たしてこいつらは何を言っているのか? 「
戦争に対して準備せよ」と言って軍に号令をかけたのは、他ならぬ習近平である。この趙啓正とかいうオッサンは、自分の国の主席に「お前の言ってることは荒唐無稽だ」とか言えるのか。馬鹿丸出しである。
駐日大使も訳の分からないことをほざいているが、武力をちらつかせて威嚇してきたのは、100%中国側である。連日の領海侵犯や
レーダー照射の件を忘れたと思っているのか。日本のメディアに対して偉そうなことを言うより、自国の政府に向けて同じことを言ってみてはどうか。
どうも最近、中国の言うことが軟化してきた傾向はある。しかしこれで、安心していいわけがない。
中国側が日中友好だとか平和愛好だとか気持ち悪いことを言い出すのは、必ず、自分たちの方が不利な場合の時だけだ。中国が70年代や80年代に日本に対してやたら宥和的だったのは、その頃の国力が日本と比べて脆弱だったからに過ぎない。しかし90年代に入って急激に経済成長してからは、がらっと態度が変わった。中国とはそういう国である。これからも最大限に警戒し、絶対に油断してはならない。
中国側が不利になってきた要因としては、おそらく国内事情がある。
中国経済の現状はかなり厳しいようである。そういえば、中国の商務部副部長が、日中間の貿易額が減少したことについて「日本が責任をとれ」などと抜かしていたな。日本人にしてみれば「そんなこと知るか」という話だが、実は相当焦っていることの表れかもしれない。環境汚染も深刻すぎて、相当な社会不安になっているのではないか。このような状況で、外国と戦争などやってる場合じゃないということだろう。特に日本とコトを構えれば、アメリカも関与してくる可能性が高い。現在の極度な関係悪化に、中国の方が耐えられなくなってきた、ということが考えられる。
中国に対しては、下手な妥協をしてまで関係回復をあせる必要などまったく無い、ということである。