３年Ｂ組金八先生ファイナル

久しぶりに震災以外の話題を。
　昨日はテレビで「３年Ｂ組金八先生ファイナル」を見た。私が小学生の頃から見ていた金八シリーズも、これで本当に最後である。金八は現役中学教師であるからこそドラマになるのであって、定年退職してしまっては、その後はどんな形をとったとしても「金八」にはなりえない。もう新しいシリーズが作られることはないだろう。そう思うと、感慨深く、寂しいものがある。
　武田鉄矢は、素の人間性はともかくとして、やはり名優だと思う。暑苦しい、という人もいるかもしれないが、あの情念をむき出しにしたかのような演技があればこそ、金八シリーズが傑作になったのではないだろうか。彼が金八を通じて見せつけた話術、迫力、説得力は、本物だと思う。　
　昨日の「金八ファイナル」はドラマの内容以上に、豪華で多彩な登場人物がよかった。今まで歴代のシリーズで登場した３Ｂの元生徒たちが勢揃いしていたのである。今ではすっかり有名なスターとなった者もいれば、久しぶりに見てずいぶん懐かしい者もいた。歳月により、すっかり容姿が変わってしまった者もおり、それを見るだけでも楽しかった。ストーリーにはやや強引さも目立ったが、それでも最後を締めくくるにはふさわいしいＳＰだったと思う。金八好きは意外と世の中にはたくさんいるようで、一時的に視聴率が２０％を超えたそうだ。このご時世にすごいことである。
　昨日のＳＰで登場した過去のキャラクターは多いが、私にとって最も印象的だったのは、風間俊介が演じる兼末健次郎である。１１年前の第５シリーズで登場した主要キャラだ。私は４０年弱の人生の中で、いろんなテレビドラマを見てきたが、その中で最も強烈に印象に残ったキャラクターが、この兼末健次郎なのである。おそらく一生忘れられないだろうと思う。このブログの初期でも取り上げた第７シリーズも素晴らしかったが、私的には第５シリーズこそが最高傑作であった。演じる風間俊介は当時１６歳ぐらいであったが、演技力はすごかった。彼は亀梨和也などと比べてジャニーズの中では目立っていない存在であるが、その演技力はもっと評価されるべきだと思う。

野菜も水も、普通に摂取すればいいんじゃないの

http://www.j-cast.com/2011/03/23091113.html?p=all
大震災が起きた宮城県出身の大槻義彦早稲田大学名誉教授がブログで、放射性物質が検出され出荷停止になったホウレンソウも牛乳も実は安全だとし、「出荷停止のもの、私が食べますからお送りください」と訴えた。3ヵ月間食べ続けるという。
政府は2011年3月21日、福島、茨城、栃木、群馬４県全域で生産されたホウレンソウとカキナ、福島県産の原乳の出荷を控えるように指示した。放射能物質が食品衛生法の暫定規制値を超えたというのが理由だ。枝野幸男官房長官は同日の記者会見で、これらの野菜を摂取しても「直ちに健康に影響を及ぼすものではない」などと説明した。
＜以下略＞
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　政府でさえ「摂取しても問題ない」というのなら、よっぽど普通に食べたり飲んだりすればいい。人体に大して影響がないというのになぜ出荷規制しているのかといえば、食品衛生法の縛りがあるからだ。私はこの食品衛生法の基準の方が問題があると思う。平常時に適用される厳しい基準を、今のような非常時に適用させることは、果たして意味があるのか。そんなことをしても、必要以上の余計な不安をあおるだけの効果しかない。
　それでさすがに、最近になって基準を緩和する動きにはなったようだ。しかしそこで「じゃあ今までの規制は何だったのか？」ということになる。もちろん、あまり意味のある規制ではなかった、ということになるなのだが、そのことを国が素直に認めるとは思えんな。
　それから、水もそうである。東京で基準値を超える放射性物質を含む水道水が検出されたということで、「乳児は飲まない方がいい」などという国のコメントがあったが、その一方で「他になければ飲んでもよい」のだそうだ。どっちなんだ、と言いたくなる。こうやって、どのようにも解釈できるようなことを言うのは、もし何かあった場合に責任を追及されたくないからだ。つまり逃げ道を作っているのである。私も一応は行政機関の末端にいるので、何となく分かる。（＾＾）　こうやって不安をあおるから、ミネラルウォーターを買い占めする馬鹿が続出するのである。そして、被災者にはますます水が届かなくなる。
　こういう時こそ、菅総理の出番だ。（＾＾）　ぜひカメラの前で福島産の野菜をもりもり食べ、同じく福島の水道水をがぶ飲みしていただきたい。どうせこういうパフォーマンスをやるぐらいしか役に立たないのだから。

日本での活動が無期延期か oTL

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=138426&servcode=700§code=700
活動よりは哀悼が先だ。
ＫＡＲＡと少女時代など新韓流をリードするグループが日本での活動の無期限延期を決めた。レコード発売と公演などをすべて延期し、地震で悲しみに襲われた日本人の涙をふくのを先にすることにした。
ＫＡＲＡは２３日に予定されたニューシングル「ジェットコースターラブ」の発売を無期限延期した。ＫＡＲＡ側は、「日本のファンが苦痛を受けている状況でダンス音楽を発表し笑いながら活動をすることはできなくないか。当面日本でのスケジュールはない。いつまた発売になるかはわからない」と明らかにした。アルバム発売が延期になるとク・ハラは個別に１億ウォンの寄付を２２日に社会福祉共同募金会に寄託した。ク・ハラは「アルバム発売がいつになるかわからない差し迫った気持ちから先に寄付した」と明らかにした。ＫＡＲＡは所属会社とともに「ジェットコースターラブ」の収益金全額を地震被害支援に寄付することに決めた。　
＜以下略＞
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　無期限延期て・・・。どういうことだよ・・・。３枚目のシングルの売り上げをすべて震災の義援金にする、というから、私も珍しくＣＤをと買おうかと思っていたところなのに・・・。解散騒動もあったし、このままだと日本での人気を維持できなくなるのでは、と心配になる。活動よりも哀悼が先、といっても活動まで休止することはないじゃないか。どうにも理解しにくい。日本で活動しないこととした理由が、実は他にもあるのでは、と思ってしまう。しかしここは、素直にポジティブに受け止めて、これが韓国式の一生懸命な誠意の表し方なのだ、と考えることにしよう。
　謎はもう一つある。ク・ハラが１億ウォン（７２０万円）を寄付したのだ。これ自体は非常にすばらしいことで、ますますハラが好きになった。しかしよく思い出すと、ＫＡＲＡのメンバーは確か、月給が１万円程度しかもらってなかったのでは？　月１万円で７２０万円を貯めようと思うと６０年かかるわけだが、まさかク・ハラは朝鮮戦争の時代からずっと貯金していたのか？　そんなわけないな。やっぱり仕事でそれだけの実入りがあった、と考える方が自然だ。そうなると、あの事務所との諍いは何だったのか？　ＫＡＲＡ側の弁護士が事務所側をうまく説得し、高額のギャラを得ることができた、ということか？　または、ＫＡＲＡメンバーの給料がすごく少ない、というのはただのデマで、本当はかなりの金持ちだったのか？　どうも謎の多いグループである。

ナイターなんぞやってる場合か！

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/03/21/kiji/K20110321000466820.html
　球界は官庁行脚でナイター実施に理解を求めることになった。加藤良三コミッショナー（６９）とセ・リーグの新（あたらし）純生理事長（５８＝ヤクルト球団常務）、パ・リーグの井上智治理事長（５６＝楽天オーナー代行）は２２日、文部科学省を訪ね、ナイター自粛など節電を強く求めた通達に対する報告を行う。この報告には選手会の新井貴浩会長（３４＝阪神）の同行も決まっている。
＜中略＞
　パは２１日の臨時オーナー会議で節電対策を検討。球界一丸の姿勢を示すべく、新井会長も同席の上で報告へ臨む。ＮＰＢの一行は文科省を訪ねた後、経済産業省、蓮舫節電啓発担当大臣へも報告する方向で調整している。ナイター実施に難色を示す官庁を回って理解を得たい考えで、新理事長は「１２球団の姿勢を伝えるために行って参ります。ご理解いただけるように努めようと思っております」と話した。
　蓮舫氏は自身のツイッターで、あらためてセの開幕日程変更に否定的な見解を示した。問題視したのは、やはりナイター。既に笠浩史・文部科学大臣政務官と電話で協議したとした上で「計画停電を実施し、夕方の帰宅時にご不便をかけている東電管区内でナイター開催に私は慎重意見と伝えました」とした。「減灯ナイター」と言っても巨人と東京ドームが発表した節電計画は約４０％。１試合で１０００世帯単位の電力消費は確実だ。「事業仕分け」で注目を浴びた蓮舫氏にとって、ナイターは見過ごせない「仕分け」対象と言える。
　セ、パで節電対策に温度差がある中、ナイターの実施に理解を得られるか。２２日の官庁行脚での成果が注目される。
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　本当にいい加減にしろよ。理解などできる訳もない。東日本の電力事情よりも、そんなに自分たちの収益が気になるのか、プロ野球は。私はもともと、国際試合を除いてそれほど野球に関心はないが、この件でますます嫌いになった。
　それから今回の件とは関係ないが、野球の延長試合とやらで、見たい番組が急に見られなくなったことは、１度や２度じゃない。あれは本当にどうにかならんのか。なんで野球ばかりが特別扱いされるのか、理解できん。

芸能人はどんどん義援金を！

http://matome.naver.jp/odai/2130034621250964901
　今回の東北関東大震災を受け、多くの芸能人や有名人が義援金を送ったり援助を行ったりしているようだ。ＡＫＢ４８などは、グループ全体で５億円を寄付したそうだ。サンドラ・ブロックは１００万ドル（８０００万円）、ペ・ヨンジュンは１０億ウォン（７３００万円）、イ・ビョンホンは５０００万円、ダルビッシュも５０００万円、をそれぞれ出している。この他にも、リュ・シウォン、ソン・スンホンなど多くの韓流スターや日本の芸能人、海外の有名人などが義援金を送っている。中でも印象的だったのが、ジャニーズ事務所だ。コンサートで使用する電源車を送って、被災地に電力供給まで行うそうだ。こういう支援の仕方もあるのだ、と感心した。さすが日本を代表する芸能プロダクションである。
　こういうニュースを聞くと、「芸能人の売名行為だ」とか「援助するなら黙ってやればいい」などと思う人もいるかもしれない。しかし、私はこれで何の問題もないと思う。被災地救援のためには金がいくらあっても足りないことは、まぎれもない事実だからだ。救援だけでなく、原発事故の処理にも多大なコストがかかる。今はまさに、国全体が危機に面している状況である。たとえその意図が何であれ、実際にお金を送ることによって助かる人々が存在するのであれば、大歓迎すべきだ。よく言われる言葉だが、「やらない善よりやる偽善」だ。何なら、寄付をすることによって「どうだ、すごいだろ」と威張ってくれても全然かまわない。何もやらない善人より、誰かの役に立つ偽善者の方が、遙かに尊敬できる。というか、この状況で何もやらないことは果たして善なのか？
　芸能人や有名人は影響力があるのだから、寄付や支援を表明することによって、一般の人にも良い方向に影響を与えることができる。これからも迷わず、どんどん被災者へ支援をしてほしい。

中央日報社説 大災難より強い日本人

　私が普段は馬鹿にしている中央日報だが、今回は非常に良い社説を書いていた。意外と日本を評価する記事も多く載せている中央日報なのだが、ここまで手放しに賞賛する記事はめったに見ない。日本に対して厳しい見方をする韓国の新聞が書いたからこそ、余計に日本人であることが誇りに思える。長くなってしまうが、以下にそのまま抜粋した。

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http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=138189&servcode=100§code=110
全世界が日本の大地震に２度の衝撃を受けている。 まずマグニチュード９．０の超強力地震がもたらした残酷な被害だ。 巨大な津波で約２０００人が死亡し、１万人以上が行方不明となった。 宮城県のある村は住民の半分が行方不明になったという。 原発も心配だ。 日本政府は福島原発周辺の住民２１万人を疎開させ、海水で原子炉を冷却する非常措置に入った。 不純物の混入で原子炉を事実上廃棄する劇薬処方だ。 日本列島が連日、地震、津波、原発危機に呻吟しているのだ。

もっと驚くのは不思議なほど冷静な日本人だ。 死の恐怖の中でも動揺しない。 避難要員に従って次々と被害現場を抜け出し、小学生も教師の引率で列を乱さず安全な場所に移動した。 地下鉄・バスの運行が中断すると、会社員は会社から支給された緊急救護物品をかついだまま静かに家に帰った。 みんな走ることもなく３－４時間ほど歩いた。 翌日はいつも通り会社に出勤した。 想像を超越した大災難と日本人の沈着な対応に全世界が衝撃を受けている。

私たちは大規模な自然災害が過ぎた後に発生する数多くの無秩序と混乱を目撃してきた。 昨年２２万人が犠牲になったハイチ地震がその代表例だ。 「地震よりも無法天地の略奪と暴力がもっと怖い」という声が出てきたほどだ。 ハイチが開発途上国だからというわけではない。 ０５年にハリケーン「カトリーナ」が襲った米国のニューオーリンズでも暴力と腐敗が相次いだ。 こうした記憶のため、日本人の冷静さがよりいっそう引き立って見えるのかもしれない。 惨状を前に泣き叫ぶ日本人はほとんど見られない。 地震の混乱に紛れて強盗や殺人事件が起きたという話も聞こえてこない。 テレビの画面は、列に並んで救護食品を受け取ったり、売店の前で静かに待った後、必要な分だけ購入していく風景ばかりだ。

ただ地震が頻発する日本の地理的特殊性だけでは、こうした現象をすべて説明することはできない。 徹底した耐震設計と速い警報システムが被害を減らしたのは事実だ。 徹底した事前教育と避難訓練も間違いなく力になっている。 一つの国の真面目も大事件を迎えてこそ表れる。 それがまさに国民性だ。 全身が凍りつくような恐怖の前で、日本人は落ち着いた国民性を遺憾なく発揮している。 １９９５年の阪神・淡路大地震当時、意外にも２０％ほど円高が進んだ。 日本の国民性を誤って判断した海外投資家は痛い目にあった。 最近の円高も国際金融市場が災難の前で団結する独特の国民性を看破したためだ。

日本人は沈着な対処で阪神・淡路大地震を乗り越えて自ら立ち上がった。 今回の大地震の傷もいつか治癒されるものと信じる。 むしろ私たちは日本を見て、韓国社会の自画像を頭に浮かべる。 災難現場でテレビカメラが向けられれば、表情を変えて激しく泣き叫ぶことはなかったか。 天災地変のため飛行機が少し延着しただけで、一斉に大声で文句を言うことはなかったか。 すべての責任を無条件に政府のせいにして大騒ぎしたことはなかったか。 隣国の痛みは考えず、韓国に生じる反射利益を計算したことはなかったか…。 私たちは自らに厳しく問う必要がある。 また災難と危機の際、韓国社会の節制できない思考と対応方式を見直す契機にしなければならない。 私たちは依然として日本から学ぶべきことが多く、先進国へと進む道のりも遠い。
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　その一方で、こういう民族もいる。まあ、こんなもんだろうけど。
http://ubasawa.iza.ne.jp/blog/entry/2194595/
　これはたった２日前の記事なのに、今はどのニュースサイトでも削除されている。なんでかね？

今こそ義援金を！

　被害状況はひどくなっていく一方だ。恐ろしい津波の力により、いくつかの町そのものがきれいに消えてしまったようだ。このままだと、犠牲者は数万人規模となる恐れがある。そうなれば、惨状は阪神大震災の比ではない。運良く助かった人々も、家族の安否が分からず、非常に苦しい思いをしているようだ。そのうえ、多くの避難所では食料も水も電気もまるで足らないらしい。
　これはまさに国難といえる。国民すべてが、この災難を乗り越えるために関与すべき、と思う。災害はいつ、どこを襲ってくるか分からず、誰にとっても他人事ではないはずだ。まず私のような一般人にできることとして、義援金を送ること、というのがある。私はひとまず、日本災害救援ボランティアネットワークの口座に３万円ほど振り込んでおいた。まだ様子を見て、さらに支援ができそうであれば、もっと出すつもりである。わずかな額であるが、少しでも役に立てば、と思う。
　このブログを読んでいる方々も、もし可能なら義援金送付に参加していただけるとありがたい。例えば、最も信頼できそうな募金先には、日本赤十字や共同募金などがある。

http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00002069.html
義援金窓口1　 郵便局・ゆうちょ銀行
口座記号番号 　　00140-8-507
口座加入者名 　　日本赤十字社 東北関東大震災義援金
取扱期間 　　　　平成23年3月14日（月）～平成23年9月30日（金）

http://blogs.yahoo.co.jp/kyodobokin
◎　義援金の名称
　　東北関東大震災義援金
◎　受付期間
　　平成２３年３月１４日（月）から平成２３年９月３０日（金）まで
◎　義援金受入口座
　＊りそな銀行 東京公務部（295）
　　普通預金 0036576 口座名義：社会福祉法人 中央共同募金会
　＊三菱東京UFJ銀行 本店（001）
　　普通預金 0031265 口座名義：社会福祉法人 中央共同募金会
　＊三井住友銀行 東京公務部（096）
　　普通預金 0155400 社会福祉法人 中央共同募金会災害口
　＊ゆうちょ銀行 郵便振替口座 00170-6-518
　　口座名義：中央共同募金会 東北関東大震災義援金


　ところで関係ないが、石原慎太郎とかいう呆けたじじいは、どうやら完全にもうろくしたらしい。
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110315k0000m040043000c.html
　こいつ、次の知事選でも当選するつもりなんだろうか。果たしてこのじじいが再選されるかどうかは、まさに東京都民の馬鹿さ加減にかかっている。

恐ろしい大惨事

　あまりにも衝撃だ。地震が起きた当時、私は多治見市内の福祉施設で監査をしていたのだが、「ずいぶん揺れが長く続いて気持ち悪いな」ぐらいにしか感じなかった。その直後、テレビを見た施設職員が「震源地は宮城の三陸沖だそうですよ」と伝えてくれた。宮城から遠く離れた岐阜でさえ、これほど強い揺れなのだから、阪神大震災クラスの大地震ではないか、と心配になったが、まさにその通りであった。私もその後に、空港に洪水が押し寄せ、車や家が水に流される映像を見ることになった。１００人規模で遺体が見つかった集落もあったそうだ。このままだと死者は数千人以上に及ぶ恐れもある。こんなことが２１世紀の日本で起こるとは、信じられない思いだ。
　震源地は海だというのに、この被害である。もし震源地が陸だったら、と思うとぞっとする。今回は東北が主な被災地だが、もし三陸沖ではなく東京湾などで大地震が起きたとしたら、首都機能がストップし、同時に国の機能まで麻痺してしまうことになる。可能性として、まったくありえないことではない。災害の備えというのは、どれほどやってもやりすぎ、ということはないのだろう。
　もし岐阜県に大震災が起きたらどうするか、と私も考えた。やはり家の中にいるのが最も安全だろうか。外には崩れ落ちるような高い建物はないので、まず電柱や土砂崩れに気をつけるべきか。何としてでも、自分の家族だけは守らなければならない。その上で、非常時に持ち出す備品、貴重品などはいつでも出せるようにしておくべきだろう。もし外へ逃げ出すとすればどこへ向かうべきか、食料や水はどう確保するか、などシミュレーションしておくべきことは数多い。内陸に住んでいるため、津波の心配はないことだけが幸いだ。
　昨日の夜は、長い間連絡のなかった韓国の友人から久しぶりにメールが来た。韓国でもニュースはこの震災のことばかりであり、私のことが心配になったのだそうだ。アメリカのオバマ大統領は、「日本国民との友情は揺るぎなく、日本国民がこの悲劇を乗り越える上で、立場をともにする決意は強まるのみだ」「必要なあらゆる支援を行う」とまで言ってくれた。他にも５０カ国以上から支援の申し出があったそうだ。まず始めには、韓国からの救援隊がもうじき入国してくる。こういう時に外国からの助けがあると、本当にありがたい。私はまた涙腺がゆるんだ。

このブログをよく読んでいただける方々には、関東にお住まいの方もいたと思います。ご無事でしたでしょうか？

他ブログ紹介 「大陸浪人のススメ」 「2ch看日本」

　図書館で借りた「中国人の本音」という本を読んでみた。中国のネット掲示板を通じて語られる、一般中国人の日本に対する「本音」を知ることができ、なかなか面白い本であった。著者の安田峰俊氏は「大陸浪人のススメ」というブログを書いており、こちらも読んでみたが、これが本以上に面白い。中国語が分からない私は中国のネット掲示板を見ても分からないが、こうやって要点を日本語に翻訳して紹介してもらえると実にありがたい。これを読むと、現在の中国人（ネットを使う層）が何を考えているのか、その一部がよく分かる。日本の新聞やテレビのフィルターを通すよりも、中国人をよりリアルに感じることもできる。久々におすすめのブログである。
http://blog.goo.ne.jp/dongyingwenren
　安田氏の友人である中国人も「2ch看日本」というブログを主催している。こちらは逆に、日本の「２ちゃんねる」の一部を中国語に翻訳して、それを読んだ中国人がコメントを付ける、というものだ。これもかなりユニークな試みである。
http://hi.baidu.com/letus2ch/home

　ところで関係ないが、上の写真は、ニュースでよく登場する中国外務省の報道官である。いつも不思議に思うのだが、なぜあれほど常に喧嘩腰の姿勢で話すのだろうか。外務省報道官といえば、外国メディアに対する「国の顔」ともいえる存在だと思うが、あからさまに上から目線でいかにも怒っているような表情では、国のイメージダウンにしかならないのではないか？　話している内容も、中国が常に正しく、悪いのは必ず外国だ、ということばかりである。
　やはり中国には「外交＝戦い」という考えが厳然としてあるのだろう。確かに、それは正しいと私も思う。脳天気な日本の政治家も、上のおばさんを少しは見習ってはどうだろうか。

献立いろいろつゆ

　私は毎朝、ごはんに納豆と生卵をかけ、醤油を入れてかぎ混ぜて食べている。一昨日の朝は醤油がわずかしかなかったので補充しようとしたが、間違えてイチビキの「献立いろいろつゆ」を入れてしまった。醤油入れに入れてしまった分はもったいないため、試しに醤油の代わりに使ってみることにした。納豆と生卵の上に、小さじで２杯ほどかけ、食べてみた。するとこれが、驚くほど美味しい納豆ご飯となった。醤油をかけた場合よりも、遙かに良い。卵とよく合うので、卵かけごはんに使用してもいいかもしれない。醤油と違って少量かけるだけでいいので、塩分の取り過ぎも防止できそうである。
　朝ご飯にはこれからも「献立いろいろつゆ」を使用することとした。納豆ご飯や卵かけごはんを食べる人には、お薦めの調味料である。