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日曜日は映画館で「スパイダーマンヨ」を見た。「スパイダーマン3」ではない。「スパイダーマンヨ」である。うちの嫁さんに言わせれば、ポスターにある文字はどう見ても「スパイダーマンヨ」としか読めず、あれを「スパイダーマン3」と読む人はどこかおかしいのだそうだ。私が「あれは3(スリー)だろ」といくら言っても決して聞かず、「絶対に"ヨ"だ」と言い張るため、私が負けて我が家では「スパイダーマンヨ」と呼ぶことが定着したのである。
内容は、今までのシリーズよりも人間ドラマを重視したものになっている。ピーター(スパイダーマン)とMJ(ヒロイン)とハリー(友人)との三角関係、愛憎、心変わり、嫉妬、友情、裏切り、欲望、復讐など、あらゆる要素が詰まっており、見応えがある。特に、人間の持つダークな部分にスポットが当てられており、今までのシリーズに比べて物語に深みが増し、大人の鑑賞に耐えられるものになっている。
しかし、私はスパイダーマンにそんなものを求めていない。私がスパイダーマンに求めているのは、爽快なアクションシーンである。ニューヨークの高層ビル群を自在に飛び回るスパイダーマンの勇姿こそが、このシリーズの真骨頂ではなかったか。それがあってこそ、見ている側としてもすっきりした気分になる。しかしラストシーンが「墓場」と「場末のジャズバー」では、すっきりしようがない。(^^;)