Willow's Island

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スパイダーマンヨ

2007年05月29日 23時53分15秒 | 映画

 日曜日は映画館で「スパイダーマンヨ」を見た。「スパイダーマン3」ではない。「スパイダーマンヨ」である。うちの嫁さんに言わせれば、ポスターにある文字はどう見ても「スパイダーマンヨ」としか読めず、あれを「スパイダーマン3」と読む人はどこかおかしいのだそうだ。私が「あれは3(スリー)だろ」といくら言っても決して聞かず、「絶対に"ヨ"だ」と言い張るため、私が負けて我が家では「スパイダーマンヨ」と呼ぶことが定着したのである。
 内容は、今までのシリーズよりも人間ドラマを重視したものになっている。ピーター(スパイダーマン)とMJ(ヒロイン)とハリー(友人)との三角関係、愛憎、心変わり、嫉妬、友情、裏切り、欲望、復讐など、あらゆる要素が詰まっており、見応えがある。特に、人間の持つダークな部分にスポットが当てられており、今までのシリーズに比べて物語に深みが増し、大人の鑑賞に耐えられるものになっている。
 しかし、私はスパイダーマンにそんなものを求めていない。私がスパイダーマンに求めているのは、爽快なアクションシーンである。ニューヨークの高層ビル群を自在に飛び回るスパイダーマンの勇姿こそが、このシリーズの真骨頂ではなかったか。それがあってこそ、見ている側としてもすっきりした気分になる。しかしラストシーンが「墓場」と「場末のジャズバー」では、すっきりしようがない。(^^;) 

陽だまりの樹

2007年05月27日 13時48分07秒 | 

 手塚治虫先生が80年代に描いた時代漫画「陽だまりの樹」を読んだ。幕末の江戸で、一本気な下級武士・伊武谷万次郎と、女好きな蘭方医(西洋医学の医師)手塚良庵という二人の主人公が、江戸から明治へと移り変わる激動の時代を生きていく、という物語だ。この手塚良庵というのは漫画のキャラクターだとばかり私は思っていたのだが、実は本当にいた人物であり、手塚治虫先生のご先祖なのだそうだ。ちょっと驚いた。
 幕末という背景もあり、ストーリーの面白さ、キャラクター(かなり多い)の魅力、絵の表現力は秀逸だ。日本(いや、世界か)を代表する巨匠の作品なのだから、当たり前といえば当たり前だが。これほどハマった漫画は久しぶりである。手塚漫画は過去の作品も良いが、この「陽だまりの樹」や「アドルフに告ぐ」や「どついたれ」や「グリンゴ」のような、晩年(80年代)に発表された大人向けの作品の方が私は好きである。

イムジン河

2007年05月25日 22時50分50秒 | 音楽

http://www.youtube.com/watch?v=GXzhHcBfRmo
 映画「パッチギ! LOVE & PEACE」(まだ見ていない)の主題歌で、韓国の歌手イム・ヒョンジュが歌う「イムジン河」の収録されているCDを買った。イム・ヒョンジュの声があまりにも素晴らしいからである。YouTubeに彼が歌っているイムジン河はなかったので、リンク先が後藤真希になっているのが残念だが。彼の歌うイムジン河を聴いた後では、フォーク・クルセダーズの歌うものなど聴く気になれない。
 それにしても、良い歌である。この歌が60年代の北朝鮮で作曲されたというのが未だに信じられない。


イムジン河 水清く とうとうと流る
水鳥 自由にむらがり 飛び交うよ
我が祖国 南の地 想いははるか
イムジン河 水清く とうとうと流る

北の大地から 南の空へ
飛び行く鳥よ 自由の使者よ
誰が祖国を 二つに分けてしまったの
誰が祖国を 分けてしまったの

イムジン河 空遠く 虹よかかっておくれ
河よ 想いを伝えておくれ
ふるさとを いつまでも忘れはしない
イムジン河 水清く とうとうと流る

http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/imujingawa.html

つきあいきれない韓国人

2007年05月20日 23時58分14秒 | 

 「つきあいきれない韓国人」という本を読んでみた。著者の渡部昌平氏は、私と同い年のキャリア官僚だ。韓国の日本大使館に3年あまり勤めていたころの、彼の体験をもとにした本だ。
 タイトルからして一見すると嫌韓本のようだが、実はそうではない。著者は韓国に愛着を持っており、日本人の感覚からいって「つきあいきれない」韓国と、どのように付き合っていけばいいのか、というのがこの本の主旨である。とはいえ、決して楽観的な内容ではない。むしろ日韓関係の難しさがよく分かるようになっている。
 内容としては、私にとってそれほど目新しいものはなかった。韓国社会についてよく言われていることを再確認したような感じだ。ひとつ勉強になった点といえば、p149にある「国際社会が論理ばかりでなく政治的パワーゲームの中で動いていることを、日本としても理解する必要がある」という言葉である。これは確かに、日本人に欠けている視点かもしれない。事実と論理を重ねていけば必ず相手を説得できるはず、と私は信じていたが、ルール無用の非情な国際社会では、それだけでは通用しないということだ。
 逆に韓国では、パワーゲームの視点ばかりで世界を見ているため、事実や論理は全く重視されない。これが日本と大きく違う点だ。韓国では事実や論理が軽視されやすい、というのは私も気付いていたことだが、このことが明確に述べてある本は初めて読んだ。何かすっきりした気分である。
 しかし、事実や論理というものは無意味で、国家間のパワーゲームによって国際関係が決まっていくのであれば、日韓の国民同士がいくら議論したところでまるっきり無駄だ、ということにならないだろうか。

ミッドランド・スクエア

2007年05月19日 23時48分38秒 | その他



 今週も名古屋へ行って来た。名駅前に最近できたという超高層ビル「ミッドランド・スクエア」に嫁さんと行ったのだ。最近は名古屋で高層ビルや大型商業施設がポンポンとできており、景気の良さが伺われる。
 ミッドランド・スクエアもただ大きいだけでなく、かなり洗練されている。店といえばほとんどブランド店ばかりである。しかしかなり高級な雰囲気で、私には縁のない感じだ。例えば、マチュリテという雑貨店に入ったのだが、ハンガーが一つ5000円以上したり、ゴミ箱が一つで3万円近くしたり、と私が理解できる範疇を超えていた。このビルの客には金持ちが多いのかも知れない。
 しかし最上階部分の「スカイプロムナード」は良い。名古屋の街が一望できる。上の写真は、私がそこで携帯を使って撮ったものだ。1つ目が栄方面、2つ目は名古屋城方面である。こうして見ると、やはり名古屋も都会だ。しかもかなり整然としており、都市計画がうまく行われたことが分かる。夜に見れば、夜景もきれいなことだろう。
 ミッドランド・スクエアは高級感がコンセプトになっているのか、食事をする所も高い店ばかりだ。ディナーコースで6000円以上が当たり前の世界である。我々はその中でも比較的安い韓国料理店「妻家房」に入った。そこで久しぶりにタッカルビを食べることができたのだが、やはり美味しかった。日本では食べられる店があまりないので、ありがたい。

まんだらけ名古屋店

2007年05月15日 23時19分18秒 | その他

 土曜日は名駅でしんいち君と会ってから、栄まで歩いていった。栄に着くと、なんとあの「まんだらけ」が開店しているのを発見した。もしかして遙か前からやっていたのかもしれないが、私は東京でしか見たことがなく、名古屋では初めて見た。
 中はやはり、かなりマニアックな品揃えだ。特に2階のヴィンテージ漫画のコーナーが凄い。1体60万円以上もするナメゴンの人形などが売られていたが、誰が買うんだろうか。私は、3000円近くする藤子不二雄の超マイナーな昔の単行本などもほしいと思ったが、中学生時代(昭和61年)の少年ジャンプを310円で買うことにした。ジャンプは今よりも薄く、作品数は少ないものの、粒ぞろいの作品ばかりであったことが確認できた。

名駅前のFREE HUGS

2007年05月12日 20時45分42秒 | その他

 今日はしんいち君と名古屋で飲むことになっていたため、名古屋駅まで電車で行った。駅についてから少し時間があったので、駅前の通りを歩いていた。すると、なんとソウルの仁寺洞で見かけたFREE HUGS運動が、名古屋駅前でも行われていたのだ。あれから1年たらずで、FREE HUGSもずいぶん世の中に浸透したようである。まさか近くの街で行われるようになるとは。よく考えてみると、以前私が書いた記事にTBしていただいた「いわたゆい」さんが名駅でFREE HUGS運動をされているそうなので、もしかして彼女だったのかもしれない。
 しかしこの運動、政治性は特に無いようで、けっこうなことではないだろうか。見知らぬ人とでも抱き合えるような世の中になれば、戦争もなくなるかも、なんて甘いことをつい考えてしまう。
 ちなみにこれは、栄のマンガ喫茶で書いてます。しんちゃんも横にいるので、一言どうぞ。(^^)

FREE HUGSをやってもらえばよかったと、後悔しております。

親日財産没収

2007年05月10日 23時22分17秒 | 韓国

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=87119&servcode=100§code=110
親日反民族行為者財産調査委員会がおととい李完用(イ・ワンヨン)ら代表的な親日派9人の子孫が保有した36億ウォン(公示地価基準)相当の土地を国家に帰属させることに決めた。親日反民族行為者財産の国家帰属特別法が2005年に制定されてから初の成果だ。解放後、反民特委が親日派たちを厳しく処断しようとしたが、政局混乱でうやむやになった。半世紀が経って反民族行為に対する審判が第一歩を踏み出したと評価する。
(以下略)
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 ちょっと古い記事だが、やはり韓国ウォッチャーとしては取り上げねばなるまい。こういう話を聞くといろんなことを考えてしまうが、やはりまず第一に思うことは、韓国はまだ先進国ではない、ということだ。
 今の韓国は民主主義がかなり浸透し、ソウルも超近代的な街並みを呈し、映画や音楽などの娯楽産業も急成長した。このブログでもそういった韓国の先進的な面を多く紹介してきた。しかし私は韓国を「先進国」として認めたことは一度もない。韓国をあまり悪く言うつもりはないのだが、まだまだ先進国と呼べる段階にない、というのが私の考えだったのだが、やはり正しかったようである。特にこの土地没収の件にまつわる、法律というものに対するものの考え方、センスが私の理解を超えている。歴史も、過去にあった事実の積み重ねではなく、「作るもの」らしい。これではいくら話し合いを重ねても、結論など出るはずもない。
 それにしても、韓国にとって歴史上最も排除したい存在である「親日派」の土地が日本円にして4億円程度とは、安すぎないか。(^^)私は7年ほど前に用地買収の担当者だったが、4億円といえば私が1年間で買った土地の額より少ない。本当はもっと遙かに多いんだろうけど、ごく一部を没収して象徴的な意味を持たせただけなのだろう。ずいぶんと安易な「正しい歴史」の作り方だ。
 ちなみに、以下の文が大韓民国憲法第13条2項である。
第13条② すべての国民は、遡及立法により参政権の制限を受け、又は財産権を剥奪されない。

飛騨まんが王国

2007年05月06日 22時33分27秒 | 旅行





 新平湯温泉が思ったほど風情がないのに失望した我々は、2日目の朝早々に旅館を発った。それよりも、前日に旅館へ向かう途中で見かけた看板に「飛騨まんが王国」なるものがあったので、そっちの方が気になった。まんが王国の存在は以前から知っていたが、遠いためまだ行ったことがなかった。嫁さんも興味があるようなので、行ってみることにした。ただ、旧宮川村にある旅館から、まんが王国までは60km近くあった。ずいぶん遠い。しかし道は空いていたので、11時頃に着くことができた。
 冬はスキー場となっている山のふもとに、まんが王国はあった。その山というのが、写真にあるように非常に春らしく美しい。奥飛騨温泉よりも感動した。400円を払って、まんが図書館の中に入った。子供を中心とした家族客が多いようだ。絨毯に座ったり寝そべったりして漫画を読んでいる人達もいる。実にまったりとした雰囲気だ。肝心の蔵書は、というと漫画だけで3万5千冊もあるそうだ。漫画喫茶でもそんなに多くないのではないだろうか。ずいぶん古い漫画を含めて、いろんな漫画がある。既に絶版となっている作品も多い。私は藤子不二雄の「中年スーパーマン左江内氏」だとか、ちばてつやの描いた少女漫画「リナ」だとかを読んだ。ちばてつやといえば「あしたのジョー」のイメージが強いため、少女漫画を描いていたとは意外だった。1960年当時の雰囲気も味わうことができ、興味深い。ヒロインのセリフに「つ○ぼ!」なんて差別用語があったり。(^^;)
 夕方までに家に帰るための時間も必要だったため、まんが王国には1時間ほどしか滞在できないのが残念であった。漫画好きの私にとって最高に楽しい施設なので、また来たい。とはいえ美濃加茂市の自宅から170kmほども離れているため、気軽には行けない。同じ場所に宿泊施設まであるようなので、いつか泊まりがけで行こうと思う。(^^)

新平湯温泉

2007年05月04日 18時10分26秒 | 旅行

七時間もの運転の末、ようやく奥飛騨にある新平湯温泉に到着した。高速道路がこんなに混むとは。同じ岐阜県なのに、車の中だけでほぼ一日を過ごすことになるとは思わなかった。さすがに疲れきったな。これは温泉で疲れを癒すしかない。