Willow's Island

since 2005

ハケンの品格

2007年01月31日 23時59分29秒 | テレビ

 最近は水曜日の10時から「ハケンの品格」というドラマを見ている。私はもともとドラマを見る習慣があまりなく、あと見ているのは「芋たこなんきん」ぐらいのものである。ドラマというのは恋愛をテーマにしたものが多いが、私はそういうものに興味がまったくない。「ハケンの品格」は恋愛など関係なさそうだったし、今よく聞く「派遣社員」をテーマにしたということで、興味がわいた。
 見てみると実際、かなり面白い。脚本がいいのだろう。私は企業に勤めているわけではないので「派遣社員」なるものに接触がないため、そういう人達なのか分からないが、分からないからこそ面白いと感じるのかも知れない。
 主人公の大前春子は、26の資格を持つという超優秀な派遣社員である。重機の運転もでき、冷凍マグロをさばくこともでき、ロシア語も話せる。時給は3500円だそうだ。しかし会社では一切笑顔を見せず、人間関係を築くこともなく、定時になればすぐに帰る。かなり変わった人にも思えるが、実はこれ、労働者として理想的な姿なのかもしれない。勤務時間内は業務以外のことを一切せず仕事に集中し、定時きっかりで帰る。本来はそれが正しいのではないだろうか。労働基準法などで定める様々な規則は、そういった労働者を想定して作られている。
 しかし私には、職場で人間関係を一切作らないというのは無理だ。現実の仕事というのはチームでやるものであり、大前春子のように一人で何でもやるのは、たとえ超優秀な人間であっても不可能だと思う。

マリー・アントワネット

2007年01月28日 23時58分58秒 | 映画

 映画「マリー・アントワネット」を見に行った。事前に友人から「つまらんよ」と言われたのであんまり気が進まなかったのだが、嫁さんがどうしても見たいと言うので見に行った。
 はたして見た結果は、やはりつまらんかった。(^^) マリー・アントワネットの半生を、フランス王宮の美しい映像で描いていくのはいいのだが、それだけなのである。当時のフランスの王族たちがどのように暮らしていたのか知ることができたのは勉強にはなった。ただ、やたらときれいな映像ばかりで、あれが本当に史実だったのかあやしい。
 これは歴史映画というより、マリー・アントワネットを一人の若い女性(現代女性と共通点が多い)として見た青春映画であるらしい。マリー・アントワネットといえばフランス革命でギロチンにかけられたことで有名なのだが、そんなシーンは皆無で、革命が起きて家族とともに逃亡するところで、映画は終わってしまった。私は「え? これで終わり?」と思わず口に出してしまった。嫁さんは王族達のきれいな衣装やおいしそうなケーキが見られたので良かったらしいのだが、私は大いに不満である。この映画はフランシス・コッポラの娘が撮ったらしいが、父親を超えることはなさそうだ。

2周年

2007年01月25日 00時40分53秒 | その他

 このブログも、NAVERで書いていた頃から数えて、ついに2年になる。2年というのは、なかなか馬鹿にできない年数ではないだろうか。ここまで書き続けられたのは、言うまでもなくコメントをくれる皆さんのおかげだ。そして、日々私のブログを読んでくれる50名程度の皆さんのおかげである。(^^) 特に昨年は多忙だっただけに、書いても何の反応もなければ、とっくにやめていたであろう。
 このブログの名は、Willow's Island である。特に深い考えがあって付けた名前ではない。2年前に始める時、何となくこの名前しか思い浮かばなかったのだ。willowというハンドルネームは私の名前の一部を英語化しただけで、安易なものである。では、なぜisland(島)なのか。自分でも理由はよく分からないが、今思えば、広大な海に浮かぶ小さな島をイメージしていたのではないか。
 インターネットの世界は、果てしなく広い海のようなものである。個々の人間では大きさを計り知ることはできないほどの、情報の大海だ。そんな中で、私は小さな小さな島を作った。小さな島といえど、海の中にしっかりと存在し、私の思うところを発信している。大海においては実に微々たる発信力だが、偶然にもこの小島を見つけ、日々立ち寄っていただき、足跡を残していただける皆さんに、出会うことができた。私は実に幸運な男である。

王心凌(シンディ・ワン)

2007年01月21日 21時00分04秒 | 音楽

 BSで放送されていた「日中音楽祭」で、初めて王心凌(シンディ・ワン)なる台湾のアイドルを見た。この音楽祭では日本と中国(及び中華圏)の代表的アーティストが交互に歌っていたのだが、彼女はトップバッターであった。台湾での大ヒット曲「睫毛彎彎」と「亜麻色の髪の乙女」のカバー曲である「月光」を歌っていた。正直、かなり可愛いのではないかと思った。(^^)ライブでの様子を見た感じでは、イメージ的に上戸彩に近いのでは。彼女は日本語も話せるらしく、大塚愛の「桃ノ花ビラ」や竹内まりやの「元気を出して」など、日本の歌のカバー曲も多く出している。日本デビューする予定はないのだろうか。日本でも売れそうな気がするが。

すき焼き

2007年01月20日 23時44分45秒 | 食べ物

 今日は、すき焼きを作ってみた。嫁さんが黒毛和牛の高級肉をもらってきたので、すき焼き用にぴったりだと思ったのだ。作り方は、このサイトを参考にした。すき焼きは私が最も好きな料理の一つで、よく食べるのだが、作ってみるのは初めてだ。「割り下」なるものも初めて知った。作ってみると、時間はかかるものの、それほど難しくなかった。味も、肉が良いせいか、かなり美味かった。ただ、惜しむらくは豆腐と白菜を多く入れたせいか、少し水っぽくなってしまったことだ。汁が多すぎても、美味いすき焼きにはならない。やはり豆腐は生で入れるのではなく、焼き豆腐にした方が良かったのだろうか。

ソウルで撮った写真 part 2

2007年01月17日 21時52分35秒 | 韓国

戦前に日本が建てたという新世界百貨店にて。「ナット」と書いてある。納豆のことだ。今は韓国でも納豆が人気なのだろうか。外国でこれほど納豆が普及しているのは韓国だけではないだろうか。


ウリ銀行の本社ビル。「セェボン マニ パドゥシプシオ」と書いてある。「あけましておめでとうございます」という意味である。豚は干支の動物ということだろう。韓国では十二支の亥は「豚」を指す。


南山タワーの頂上から撮ったソウル主要部。この日(元旦)はあいにく曇りで、しかも窓越しなのできれいに撮れなかった。


ソウルの高層ビル群。やはり大都会である。韓国は地震がないので高層ビルが多いのだ。よく見ると奥の方に大統領府、青瓦台(チョンワデ)が見える。


ソウルの古い住宅街。ものすごい密集ぶりである。一度この町の中に入ってみたいのだが、位置も地名も分からないのが残念だ。

長い散歩

2007年01月14日 22時27分51秒 | 映画

 緒方拳主演の「長い散歩」を見た。今問題となっている児童虐待をテーマにした映画だ。映画の中でも、母親による暴力など虐待の場面が多く出てくるが、現実にもこのようなことは多発しており、見ていて怒りが沸いてきた。物語の終盤は感動的な場面が多く、映画館の中でもすすり泣く声がよく聞こえてきた。しかし私はそういうシーン(主人公と子供との別れ)よりも、虐待シーンの方が泣けてきた。小さい子供に対する暴力や育児放棄は、今も日本全国で行われているのだ。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070111/eve_____sya_____013.shtml
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/01/06/08.html
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=117397
 それにしても、幸役の杉浦花菜は演技がうまい。とても6歳とは思えない演技を披露していた。病気になり布団の中で、緒方拳演じる安田に「おじいちゃん、私のこと好き?」と尋ねるシーンなど、私の隣に座ったおじさんは涙を流して感動していた。将来はどういう女優になるのだろうか。
 それより何より私が感動したのは、私のよく知る地元がロケ地に使われていたことである。(^^) この映画は、多治見市を中心とした岐阜県で撮影されたのだ。おかげで虎渓公園永保寺付近の河原など、見慣れた風景が多く出てくる。最も驚いたのは、終盤で、私の実家がある笠原町の中央公民館旧町役場などが現れたことだ。あまりにも見慣れた中央公民館は電車の駅に、役場の建物は警察署になっていたが。安田が泣きながら幸と別れる感動的なシーンであったが、私はそれよりも「知ってる人がエキストラで出てるんじゃないか?」ということが気になって、エキストラばかりを見ていた。(^^)

ソウルで撮った写真

2007年01月13日 23時58分40秒 | 韓国

チョンゲ川の川沿いにはイルミネーションが施され、夜になると非常に美しい。この日の夜、おびただしい数のソウル市民が川沿いを練り歩いていた。


私達が泊まっていたホテルの窓から見た、江南(カンナム)の街並み。思ったほど格好良くない。


コリアハウスの伝統的建築物。ここでは結婚式も催されるらしく、準備で忙しく動き回る人達はいたが、一般の客はほとんどいなかった。


韓屋(ハノク)マウルにて。建物は、李氏朝鮮時代の裕福な階級の家屋を再現したらしい。中国人観光客がやけに多かった。


南大門市場。大晦日のせいか、すごい人混みであった。「完璧な(ブランド品の)ニセモノしかないよー!」という堂々としたかけ声も相変わらずである。(^^)

朝鮮総督府発行の教科書

2007年01月11日 00時40分08秒 | 韓国

 仁寺洞は韓国の古い伝統を残す街であり、いろいろと古いものを売っている。露天で、やたらと古い本を売っているのにも出くわした。なぜか、日本で言えば戦前の教科書ばかりを扱っている。日本で発行されたものも多いが、なんと朝鮮総督府が発行した教科書まで売られていた。日本の本(1万ウォン)であれば、いくら古くても日本で入手することは可能だが、朝鮮総督府の本はここでしか手に入らないと考え、買うことにた。店の人は2万ウォンだと言っていたが、1万8千ウォンにまけてくれた。今考えれば言い値で買わず、もっと値切ればよかった。
 その教科書は、朝鮮総督府が昭和13年に発行した「初等算術 第三学年児童用 下」であった。その中で一番最後に載っていた問題が、上の画像である。組み合わせの問題とは、小学3年生にしてはなかなか高度ではないだろうか。この他にも三桁のわり算やかけ算の筆算など、低学年にしては高レベルな問題が多かった。で、現在の3年生の算数はというと、こんな感じだ。「ドラゼミ」とかやってる場合ではない。(^^)

FREE HUGS

2007年01月08日 22時00分10秒 | 韓国

 今回韓国に行って気付いたことが二つある。一つは、タクシー料金の安さだ。韓国のタクシーが安いのは今に始まったことではないのだが、私は訪韓10回目にして自分でタクシーに乗るのは初めてだったのだ。タクシーは贅沢と考え、今まではどんな場所でも地下鉄かバスで移動していた。今回は嫁さんといっしょで、外はかなり寒く、ホテルが不便な位置にある、ということもあってタクシーを利用することにしたのだ。すると、仁寺洞から南大門市場まで、日本だと初乗り料金程度であった。これはちょっと感動した。タクシーの運転手も、思っていたよりは愛想が良い。我々が乗ったのは白タクだが、それで十分である。ツアーの現地係員から聞いたのだが、普通のタクシーより質が高いとされる模範(モボン)タクシーは、もめることが多いとかで、かえって乗らない方がいいそうだ。意外である。
 あと一つは、FREE HUGSなるものの存在である。大変な人混みで賑わう仁寺洞(インサドン)を歩いていると、「FREE HUGS」と書かれた看板を大きく掲げた、若い韓国人女性を発見した。「タダで抱いてあげるということか?」といぶかしげに思い通り過ぎたが、その後、彼女の他にもFREE HUGSの看板をかかげる若者(韓国人)が何人もいることに気付いた。するとそのうちの一人(男)が、笑顔で近寄ってきた通行人にハグをし始めた。実際、自由に誰でもハグしますよ、ということだったのだ。韓国では奇妙なことが流行っているか、それとも何かの宗教なのか、と不思議に思い、日本に帰ってからネットで調べてみた。すると、どうやらこういうことらしい。韓国ではなくオーストラリアから世界中に広まった運動であるようだ。ということは、日本でもやっているんだろうか。そういえば、仁寺洞でFREE HUGSの看板を掲げる若者には、なかなか可愛い女の子もいた。
 そういうわけで、若い女性とFREEでハグしたい諸氏は、ソウルの仁寺洞を訪れてみることをお薦めする。(^^) 私は実行しなかったが。