Willow's Island

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東京

2006年06月30日 23時01分53秒 | 旅行

 研修を終えた私は、ホテルで荷物を受け取り、電車で池袋へ向かった。そこから山手線に乗って新宿に行き、ロッカーに荷物を置き、歌舞伎町を通って職安通りへと足を向けた。東京では必ず行くことにしているコリアタウンがあるからだ。数年前よりも韓流ブームに便乗した店が多くなったような気がする。しかし私がいつも行くCDショップには良いものがなかったので、結局何も買わず新大久保の駅へ向かった。また山手線に乗って、今度は秋葉原で降りた。秋葉原は久しぶりに訪れるが、ずいぶん様子が変わっていた。駅前にはでかいビルが建ったし、もはや電気街というよりも、マニアックなものを売る巨大エリア、という感じだ。こんな街は世界中を探しても秋葉原しかないだろう。国際的に通用するHENTAI CITYとでも言うべきだ(ちょっと言い過ぎか)。夕食は、丸五というトンカツ屋でヒレかつ定食(1950円)を食べてみた。評判のいい店だけあって、かなりうまい。今は新宿に戻り、歌舞伎町の漫画喫茶でこれを書いている。今夜は歌舞伎町のカプセルホテルに泊まるつもりである。明日は、神保町や銀座に行ってみよう。

東山地方

2006年06月29日 20時32分45秒 | その他
 私が今研修を受けているのは、埼玉県和光市にある国立保健医療科学院というところだ。厚生労働省が設立した研究所兼研修所らしい。そこには図書館もあり、私は今日、昼休みに入ってみた。研究機関の図書館らしく、医療・福祉関係の専門書が多い。そんな中、政府の統計・白書なども多く揃えてあり、やたらと古いものも目に付く。「大正八年度 海軍省統計」やら「昭和十一年度 朝鮮総督府統計年鑑」やらがその当時の装飾のまま残されており、非常に興味深い。明治時代に発行された朝鮮総督府の統計を見てみたが、よくこんな細かいことまで、と思うほど詳しく調べられていた。漢城府(今のソウル)には20万人程度しか人口がなかったことや、住民の職業分類には「儒者」や「両班」があったことなどが分かり、大変面白かった。
 ところで、内地(今の日本国内)についても地方ごとに統計数値が算出されていたが、私が面白いと思ったのは統計の内容ではなく、当時の地方区分の仕方であった。今でこそ岐阜県は愛知県や三重県とともに東海地方に分類されているが、昔はなんと東海地方ではなく、「東山地方」とされていたのだ。愛知・三重・静岡が東海地方であり、岐阜・長野・山梨が東山地方、というわけである。東山地方などというのは初めて聞いたが、なるほど「東海」があるなら「東山」もあっていいはずだ。(^^) しかも愛知・三重・静岡が海に面しているのに比べ、岐阜・長野・山梨は内陸で山地が多い。昔の分類の方が、海のない岐阜県を「東海」と呼ぶ現在より、遥かに理にかなっている。
 とは言ったものの、今や岐阜は文化的にも経済的にも名古屋圏にどっぷりと浸かってしまっている。今さら「君たちは長野や山梨と仲間なんだよ」とか言われても、岐阜県民としてはあまりピンとこないのも事実だ。

長い道

2006年06月28日 20時35分40秒 | 

 最近は公私ともに忙しく、なかなかブログを更新できなかった。今は研修で、埼玉県の和光市に来ている。金曜日まで研修は続くので、久しぶりに夕方以降はゆっくりできる。今は和光市駅前の漫画喫茶でこれを書いている。
 ところで、忙しい中でも楽しめる娯楽といえば、漫画がある。最近読んだ漫画の中で、こうの史代の「長い道」という作品があるが、私はこれにはまっている。これは道と荘介という不思議な夫婦を描いた、何とも不思議な漫画である。道と荘介はお互いを愛し合っていないのだが、なぜか夫婦として形になっており、見ていて非常に気持ちが安らぐ。こういう結婚もアリなのかなあ、という気になってくる。現実には道みたいな女性はいないんだろうけど、こうの氏の表現力によって、この作品特有の不思議な世界に浸ることができる。これを読んでいると、漫画というのはいろんな表現ができるもんなんだなあ、と改めて思う。人によっては、この漫画の何がそんなに面白いのか、と思われる方もいるかもしれないが、私にとっては「好き」としか言いようがない。

美濃加茂市

2006年06月24日 08時50分35秒 | その他

 既に誰もが知っていることだが、日本はブラジルに4対1で負け、ワールドカップ敗退が決定した。韓国もスイスに2対0で敗れ、アジア勢の決勝リーグ進出の夢は終わってしまった。私にとっての2006年ワールドカップは、もはや終わったも同然だ。
 やはりブラジルはすごく強い。世界レベルのサッカーというものを見せつけられた。日本はまだ遠く及ばないことを実感させられた。
 ところでブラジルといえば、私は住む美濃加茂市には、やたらとブラジル人が多い。町を歩けば必ず外国人の姿に出くわす。安いスーパーなどに行けば、客の半分は外国人じゃないかと思えるほどだ。スピーカーから流れる市の広報も、日本語で言った後にポルトガル語の声が続く。市の指定ゴミ袋も、日本語と英語とポルトガル語の併記だ。
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/dounaru/dounaru060607_2.htm
 それもそのはずで、上の記事によれば、市の人口の約1割が外国人なのだ。ブラジル人だけでなく、フィリピン人や中国人も多い。美濃加茂市は多民族都市なのである。市内に多く住むブラジル人たちは、この試合結果を見て大喜びしているだろうか。それにしては、昨日の夜はずいぶん静かだったような気がするが。

バルトの楽園

2006年06月22日 07時24分23秒 | 映画

 こないだの日曜日は映画館で「バルトの楽園」を見た。第一次世界大戦で日本に敗れたドイツ軍の捕虜が、徳島の収容所において寛大な扱いを受け、地元民との文化交流も果たした、という実話を元にした映画だ。詳しい内容は、メルマガの「国際派日本人養成講座」にも載っている。
 いかにも美談であるが、実際に第九が日本で初めて演奏されたのも、この板東収容所においてらしいので、やはり本当のことなのだろう。本当に感謝の心がなければ、こんな大がかりな演奏までしないものだ。現在も日本人が愛してやまない第九が日本で初めて演奏された経緯を知って、私は少し感動した。第九は私も好きで、学生時代に合唱団に属していたころ、実際に歌ったこともある。
 この映画はドイツでも公開されており、日本とドイツの友情に資するもの、と考えたいところであるが、どうも私はそこまで素直に思えない。日本側から見れば美談だが、ドイツ人から見れば、いかに寛大に扱われたとはいえ捕虜だったのだから、見てあんまり気分が良いものではないだろう。ワールドカップで沸く今のドイツにおいて、第一次世界大戦の頃の話など関心も持たれないだろうし。

柳沢

2006年06月19日 23時18分17秒 | 時事

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060619&a=20060619-00000026-mai-spo
 そのプレーを見たすべての人々がため息をついたに違いない。後半6分、柳沢がゴール前の左でフリーになり、シュートを放った場面。ゴール右隅を狙い、右足甲の外側で変化させた球はむなしくも右にそれた。なぜ素直に打てなかったのか。柳沢は「インサイドでけっていれば、入っていたかもしれない」と判断ミスを悔やんだ。
 柳沢は「シュートの意識とか、FWは強引でないといけないとか、僕とは考え方がちょっと違う部分がある」と話したことがある。シュートを打つだけがFWの仕事ではないという美学。ただ、「得点に結びつかなければ評価されない」と自ら認識しているように、FWとして絶対決めなければいけない場面はある。
 柳沢は「得点は最初から狙ってる。最後まであきらめずに狙っていきたい」と話した。自己犠牲をいとわない柳沢のプレーは日本代表にとって必要な要素。しかし、ことシュートに限れば、まだ迷いがあるように見える。【小坂大】
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 シュートを打つだけがFWの仕事ではない。仮にそうだとしても、シュートを打たなければFWではない。テレビを見ていて「何やってんだ!」と叫んでしまったのは私だけではあるまい。(^^)この人、もう日本に帰ってはどうか。
 しかし試合そのものは、対オーストラリア戦の時よりは、かなり良くなったように思う。GK川口の超ナイスセーブ、中田のロングシュートなどは、本当に素晴らしかった。日本の実力が発揮され始めたのである。とはいえ、ブラジル相手に2点差以上で勝てるほどの実力とは思えんけどね。

TUBE

2006年06月17日 23時59分45秒 | 映画

 かなり前(1年以上前か?)にWOWOWで録画しておいた韓国映画「TUBE」をようやく見た。地下鉄を題材にしたアクション映画だ。私はこういった映画にそれほど興味はないのだが、ペ・ドゥナを見たかったのである。
 しかし内容はといえば、正直言って面白くない。映像が古くさいし、展開も矛盾が多い。一言で言って安っぽいのだ。地下鉄を題材にした映画なら、「交渉人 真下正義」の方がはるかに面白い。
 どうもペ・ドゥナが出演する映画は、興行的に成功した作品が少ない気がする。「子猫をお願い」や「ほえる犬は噛まない」や「復讐者に憐れみを」などは、作品自体の評価は高いのだが。良い女優なのに、日本で知名度が低いのはそのせいじゃなかろうか。韓国でも、それほど人気はないらしい。どちらかといえば日本で人気の出るタイプだと思う。そういえば、「リンダ リンダ リンダ」という日本映画にも出演したらしい。こちらはまだ見ていないので、早く見てみたい。

カラオケ 2

2006年06月15日 22時25分58秒 | 音楽
 こないだの日曜日は、また名古屋でしんいち君に会ったので、例によって男二人でカラオケをやった。3時間かけて、二人で合計35曲を歌った。以下は、私が歌った曲目である。

槇原敬之「彗星」
Crystal kay「恋に落ちたら
ゴスペラーズ「東京スヰート」
夏川りみ「海の彼方」
平井堅「君が僕に憑依した!」
Ryu「チング」
キム・ボムス「ポゴシプタ
國府田マリ子「雨のちスペシャル」
ピ「I do
大塚愛「SMILY
モーニング娘。「Go Girl 恋のビクトリー
宇多田ヒカル「traveling
倉木麻衣「明日へ架ける橋
WAX「赤い糸
槇原敬之「MILK」
島谷ひとみ「元気を出して
Backstreet Boys「I want it that way
槇原敬之「君は僕の宝物」

こうしてみると、全18曲中9曲が女性の曲である。ちょうど半分だ。男が歌うにしては、かなり多い。私がいかに、ふだん女性の曲ばかりを聴いているかが分かる。男性の曲にしても、3分の1が槇原敬之で、韓国人の歌も3分の1だ。いかにも偏っている。(^^)

日本、W杯初戦で豪州に1-3で逆転負け

2006年06月13日 07時20分44秒 | 時事

http://wc2006.yahoo.co.jp/hl?c=event&a=20060613-00000000-spnavi-spo
 12日、ワールドカップ(W杯)のグループリーグF組の初戦を迎えたサッカー日本代表は、ドイツのカイザースラウテルンでオーストラリア代表と対戦し、中村のゴールで先制したが、後半に3点を奪われ、1-3で逆転負けを喫した。
 日本は前半26分、ゴール右斜め横から中村がクロスを上げると、ゴール前で高原と柳沢がオーストラリアGKシュワルツァーと交錯。ボールはそのままオーストラリアのゴールネットを揺らし、日本が1点を先制して前半を折り返した。
 しかし後半39分、日本はゴール前の混戦からカーヒルにシュートを決められ、同点とされた。疲れからプレスがかからなくなった日本はその後、44分にまたもオーストラリアのカーヒルにゴールを奪われ、逆転を許す。日本は大黒を投入して巻き返しを図ったが、さらに試合終了間際の47分にアロイージにダメ押しとなる3点目を奪われた。
 オーストラリアに1-3で逆転負けを喫した日本は、グループリーグ突破に早くも黄色信号がともった。日本の第2戦は18日、ニュルンベルクでクロアチアと対戦する。
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 この試合を見て思ったが、これはどう考えても日本の方が弱いから負けたのである。私は素人なのでうまく言えないが、ボールの動きなどを見ていると、明らかに実力差があったように思う。最初に1点を入れられたのは、どちらかと言うと運が良かったからだ。それ以外ではオーストラリアの方が動きが良かったし、日本はチャンスを生かすことができなかった。正直、あんまり集中して見られるような試合内容ではなかった。解説者は、前半に日本が押されぎみなのを見て「あれはオーストラリアにボールを運ばせてるだけなんですよ」なんて言ってたが、本当に本当か? これでは本当に奇跡でも起きないかぎり、日本が決勝に進むことなどできない。
 しかしテレビを見ていると、「惜しかったです」とか「次は勝ってほしいですね」とか同じような言葉ばかりが聞こえる。解説者もファンも街の声もだ。誰も「実力が足らないから負けたんだ。」とも「日本が決勝に進むのは無理。」とも言わない。やっぱりタブーなのか?

カレー

2006年06月10日 23時59分24秒 | 食べ物

 今日は彼女がアパートに来てくれたので、いっしょにカレーを作ってみた。私はカレーを食べるのが好きだが、自分でレトルトではない本物のカレーを作ってみるのは、初めてである。
 まず彼女がタマネギを切って、それを私が牛肉といっしょに鍋でそれを炒めた。私が炒めている間、彼女はニンジンとジャガイモを切って、タマネギが変色したころでそれを鍋に入れ、また私が炒めた。炒め終わると、鍋に水を入れて具を煮た。よく煮えてジャガイモが柔らかくなったところで、ようやくカレー粉を入れて、蓋をした。さらによく煮てから火を止め、あらかじめ炊いておいたご飯を皿に盛り、カレーをかけて、ようやく完成である。
 二人分にしてはちょっと具が多くて、カレー自体の味が薄くなってしまったことが反省点だが、なかなかおいしいカレーができた。自分で作ってみると、やっぱりうまい。上の写真にあるように少し残ったので、私は明日も食える。(^^)
 ところでカレーといえば、ラーメンと並ぶ日本人の国民食であるはずだ。カレー派かラーメン派かと聞かれれば、私は断然カレー派である。私の他にも、カレーが好きな人は多いだろう。にもかかわらず、世の中にカレーの店が少ないのは何故なのか!? ラーメン店は実にバラエティに富み、数も非常に多いのに比べて、カレー店は種類も出店数も圧倒的に少ない。グルメ特集でもラーメン屋は非常に多く紹介されるのに、カレー屋はさっぱりだ。私の周囲で名のあるカレー店といえば、ココ壱番屋ぐらいしかない。ココ壱のカレーは最高なのだが、カレー派としては、もっといろんな店が競合し、さらにおいしいカレー屋が出てきてほしいものである。ラーメン業界の盛り上がりに比べて、カレー業界の現状はあまりにも寂しくないだろうか。カレーだって、ラーメンに劣らずいろんなものが創作できそうな気がするのだが。