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日曜日に、カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲ったという噂の「万引き家族」を長女と見に行った。その内容はといえば、こんな感じである。この映画はPG12ということもあり、9歳にはまだ早いようだったが、娘もよく分からないながら「楽しかった」などと言っていた。
私がこの作品を見て感じたのは、ある意味これは「アウトロー映画」だな、ということだ。アウトローとはいっても暴力団とかではなく、法律など社会の体制をほぼ無視して暮らしている人々の物語、という意味である。現代の日本は法律や制度でびっしり埋め尽くされており、誰もがその存在を意識しながら生活しているはずなのだが、そういったものをほぼ意識せず行動すると、この映画のようになる。なるほど最底辺というのはこういうことなのかもなあ、と思った。娘にも異世界を見せることができ、刺激になったのかもしれない。「衝撃の感動」などというものは全く感じなかったが。
ただ、家族っていうのは何だろうか、ということも考えさせられた。家族を形成するには、血の繋がりとかはさほど重要じゃないのかもしれない。そんな気にさせられた。