Willow's Island

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戦後最悪の不況

2009年01月29日 22時49分53秒 | 時事

 【ワシントン=米山雄介】国際通貨基金(IMF)は28日、最新の世界経済見通しを発表した。金融危機の影響で、2009年の世界経済の実質成長率は戦後最悪の0.5%まで落ち込むと予測。昨年11月時点の見通しから1.7ポイント下方修正した。10年には3.0%まで持ち直すと予想したが、金融機関の不良資産の抜本処理に加え、財政・金融政策での需要下支えの強化が必要と訴えた。
 09年見通しでは、日米欧の主要国はそろってマイナス成長に落ち込む。国・地域別のマイナス幅は米国が1.6%、ユーロ圏が2.0%、日本は2.6%で前回予測から軒並み悪化方向で修正。特に日本は2.4ポイントの大幅修正となった。
 高成長を続けてきた新興国も、ロシアがマイナス0.7%に転じるなど急減速する見通し。中国は6.7%とプラス成長を維持するが、前回予測からは1.8ポイントの下方修正。1990年(3.8%)以来の低成長率にとどまる。(28日 23:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090129AT1C2800M28012009.html
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 トヨタも昨年に比べて生産台数を半減するとか言ってるし、割と景気の良かった東海地方も大打撃である。おかげで地元のハローワークは、派遣切りされたブラジル人であふれかえっている。なんでこんなに極端な不況になってしまったのだろうか。不況になる時は大抵、バブルの崩壊がある。ここ数年は世界経済がやたらと調子良かったが、それは新興国の成長とかは関係なしに、やっぱり金融バブルだったのかもしれない。実体経済の何倍にも膨れあがったマネーが、投資市場に流れ込んだのだろう。
 「金融立国」なんて言葉があるが、金融というのは経済を構成する一部分に過ぎず、そればかりが過大評価されて膨れあがったところで、先は見えている。本来金融とは、事業を興す者に融資を行って、産業の発展に資することが役割なんじゃないのか。複雑で高度な金融工学とやらが開発され、金を儲ける技術がいくら発達しても、結局は「金で金を生む」作業を繰り返しているに過ぎず、そんな都合のいい話が未来永劫続くはずもない。金っていうのは「価値を表す記号」に過ぎないんだから。記号自体にそんな大した価値があるわけなかろう。いくら製造業が新興国に追い上げられて不利になってきたとはいえ、金融だけで国の経済が成り立っていくわけない。アイスランドやイギリスが良い例だ。やはり先進国としては、新興国に負けないような高付加価値な製品やサービスを生み出していくしかないのだろう。

ブログパーツ

2009年01月25日 22時21分01秒 | その他
 今日で私のブログ、Willow's Islamdも4周年となる。しかし4年もブログをやっていながら、ブログパーツなるものの存在を知ったのは最近のことだった。それほど必要なものだと思わなかったので今まで関心を持たなかったが、これが意外に楽しい。私もいくつかブログパーツを付けてみることにした。
 このブログの左下を見てほしい。「しょたん☆育てマスコット」やらアクセスカウンターやら時計やらがあることには気付いただろうか。これがあったから特にどうということないのだが、やはりブログには遊び心があった方がよい。

ヘタリア

2009年01月24日 23時53分55秒 | 韓国

 このヘタリアというウェブ漫画、評判になっているので読んでみたが、私には大して面白くなかった。世界各国をキャラクターとして擬人化する、という新しいアイデアが受けたのだろう。アニメ化の計画もあったそうだ。しかし、この漫画を読んだ韓国「ネチズン」の強い抗議によってアニメ化が中止になったらしい。韓国が侮辱されているから、というのが理由らしいが、それならイタリアなどの方が遙かにひどい扱いをされている。(^^) 中国だって結構バカにされているが、この漫画の中国人ファンも多く、逆にアニメ化を楽しみにしていたらしい。なぜ韓国人だけがあんなに強い反応を示したのか。結局、彼らは自分達に自信がないということではないだろうか。韓国も先進国化してきて若い人の意識も変わってきたと思っていたが、長い間「弱くて小さくてみじめな国」であったコンプレックスは、そう簡単に克服されていないのかもしれない。

ブッシュ

2009年01月19日 23時29分58秒 | 時事

 明日はついに、オバマ新大統領の就任式だ。アメリカではすごい盛り上がりらしい。そして、ブッシュにとっては最後の執務日ということになる。思えば、このブッシュというヲッサンは、世界にとってもみならずアメリカ自身にとっても最悪な存在であった。イラク戦争によって殺戮をくり返し反米を世界中に広げただけでなく、国費を戦争につぎ込むことによってアメリカ国民自身の福祉が貧弱なものになった。おかげで貧民は悲惨な状態におかれた。そして、不動産や金融のバブルが発生しても市場を過度に信用し、バブル崩壊を招いた。その結果生じた大不況は、アメリカだけでなく世界中にまき散らされた。石油業界以外のアメリカ国民にとっても、この大統領は良いことなど一つもなかったのではないか。アホのようにくり返し語られた「テロとの戦い」にしても、首謀者のビンラディンは未だに行方不明のままだ。まさに歴史に残る、カス大統領である。
 オバマ新大統領が就任するということでアメリカ人は大はしゃぎだが、こいつらは4年前にブッシュをわざわざ再選させたことを忘れたのだろうか。このことに対する反省がまったく聞こえてこないのも不思議なもんである。

アンドリュー・ワイエス死去

2009年01月17日 21時08分30秒 | その他

http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20090117-OYT1T00114.htm?from=main2
 アメリカの国民的画家、アンドリュー・ワイエスが亡くなった。実に残念なことである。私は普段、絵などにはそれほど関心を持っていないが、ワイエスの絵だけは昔から好きだった。名古屋や岐阜で開かれる個展には何度か行ったことがあり、代表作「クリスティーナの世界」のレプリカを買って、自分の部屋に飾っていた時期もあったほどである。私はワイエスの絵のどこに惹かれたのだろうか。見ていると、なぜか無性に懐かしい気持ちになるのである。「アメリカの原風景」とも言われるワイエスの絵を見て、日本人の私が懐かしい気持ちになるのも不思議な話だ。
 上の絵が有名な「クリスティーナの世界」で、私はこれ以外にもこの絵とか、この絵とか、この絵なども気に入っている。ちょうど今、愛知県美術館でワイエス展をやっているので、近々見に行こう。

成人の日

2009年01月12日 23時00分26秒 | その他

 今日は成人の日だった。日本各地で成人式が執り行われたことと思う。そこで新成人が暴れ回るという事件が、毎年必ずニュースで報道されるようになっている。私が新成人の時もそうだったが、成人式に紋付き袴で現れる連中は、必ず元ヤンキーのDQNである。そういった輩がニュース番組で紹介され、それに対してコメンテーターが苦情や嫌味を言う、というのが毎年の定例行事だ。しかし、そんな連中は極々一部だろう。それを新成人の代表であるかのように扱うのは、大部分の新成人に対して失礼だと思わないのだろうか。思うわけないか、煽るしか能のないマスゴミは。
 しかし考えてみれば、成人式という行事が果たして本当に必要なのか、という疑問もわく。私もそうだったが、現代の若者が20歳になったからといって急に大人の自覚に目覚めるとは思えないからだ。確かに法律上は大人ということになるが、成人式をやったところで精神状態は10代と大して変わらない20歳なんてざらにいるだろう。私も20歳当時はまだ学生で、中学生の時の同級生とカラオケに行った覚えぐらいしかない。
 結局、大人の自覚が出るのは人によって違うのだろう。18歳ぐらいで十分に大人な人もいるし、逆に30を超えても幼稚な人はいる。現代人は昔の人間に比べて成熟がずいぶん遅いらしいので、本当は成人式も30歳ぐらいでやってもいいのかもしれない。実際、私が「俺は大人だな」という意識をはっきり持ったのは、28,9の時だった。それ以前は子どもではないにしても、自分を「大人」と位置付けるには何となく抵抗があったと思う。

方言で書いてみる Part Ⅱ

2009年01月10日 23時37分32秒 | その他

 今日ネットを見ていると、下記のようなサイトに出くわした。
http://homepage3.nifty.com/geturo/karuta/hougen/amenimomakezu.html
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」が、全国各地の方言で書かれているのだ。語学的なことに関心の高い私は、こういう方言ものが好きである。各地の方言を比較することができ、かなり興味深い。そこで私も、故郷の方言(東濃弁)で「雨ニモマケズ」を書いてみた。

雨にも負けえへん 風にも負けえへん
雪にも暑うのも負けえへん 丈夫い体を持って
欲もなあ ごがわくこともあらへん いっつもおとなしいに笑っとる
一日玄米四合と 味噌とちょこっとばかの野菜(やさあ)を食べて
何でもかんでも自分の事は置おとって
よう見て聞いて分かって ほんで忘れえへん
原っぱの松の木陰で 小さあ萱葺きの小屋におって
東に病気のチビがおったら 行って看病したって
西にえらあちっとるおっかさんがおったら 行ってその稲の束を背負ったって
南にまあ死ぬばっかの人がおったら 行って おそがあことなあに と言ったって
北に喧嘩や訴訟があったら つまらんでやめやあ と言ったって
日照りん時は泣あて 寒う夏はおろおろ歩うて
みんなにたあけにされて 褒められんと 相手にもされんと
ほういうもんに わしはなりたあ

・・・詩を方言に訳すというのは、意外に難しい。

アメリカのドラマ

2009年01月07日 21時41分17秒 | テレビ

 こないだの日曜日に「サンデーモーニング」という番組を見ていたが、アメリカの衰退についての特集をやっていた。その中でコメンテーターの一人が、非常に興味深いことを言っていた。昔の日本はテレビでよくアメリカのドラマを放映しており、団塊の世代などはそれを見てアメリカにあこがれていたのだが、そういった一連のドラマはすべてアメリカの仕組んだプロパガンダ工作だったというのである。アメリカのテレビ局で制作したドラマをCIAなどが日本のテレビ局に非常に安く提供し、日本の視聴者にアメリカの豊かなライフスタイルを見せつけることによって、日本国民を親米にし、なおかつ共産主義に走らせないようにした、ということらしい。本当かどうか分からないが、もし事実だとすれば衝撃だ。だとすれば、多くの日本人は(私も含めて)今までずいぶんとアメリカに踊らされたことになる。
 考えてみれば、そんなに昔のドラマでなくても「24」などは、かなりプロパガンダ臭い。あれは相当に共和党タカ派の思想が染みこんだドラマだ。逆に、私が子どもの頃に好きだった「アーノルド坊やは人気者」などは、今から思うとかなりリベラル色の濃いドラマであった。知らないうちに影響を受けていることも多いものである。
 とは言っても、さすがに日本で放映された全てのアメリカのドラマが、プロパガンダ目的だったわけじゃないだろう。実際にはかなり質の高いドラマも多かったと思う。特に私が好きだったのが、高校生の時にNHKでやっていた「頑固じいさん孫3人」というドラマだ。あまり有名にはならなかったが、すごく良い作品だった。再放送をやってくれないものか。
 日本におけるテレビの発展とアメリカとの関わり(特にプロパガンダ工作)については、「日本テレビとCIA」という本が詳しいらしい。アマゾンを通じて古本を入手したので、よく読んでみよう。

マイ・○○・オブ・ザ・イヤー

2009年01月03日 18時35分49秒 | その他

 「今年の10大ニュース」を書いて思ったのだが、その年に起きたニュースを書いておくことは、このブログを私の「人生の記録」にしておくためにかなり有効である。何十年後かに見ることがあるのか知らないけど、「ああ、こんなことあったよね」と思い出すこともできるからだ。そこで、ニュースだけでなくその年で特に感銘を受けた映画、音楽、本などを記録しておくのも良いのでは、と思いついた。というわけで、さっそく2008年版を選んでみた。

映画・・・光州5・18(華麗なる休暇)
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/3948cfed98351f90909a0eb3fd038d63
去年は映画を見る回数がめっきり減ってしまい、実はあまり印象に残っている作品が少ない。しかしこの映画だけは、強烈だったのでよく覚えている。いっしょに見ていた嫁さんは目から涙が出たほどだ。

音楽・・・柴田淳
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/8da910dc46860d500e523bc78bd97000
これは誰を選ぶか迷ったが、去年初めて知って感動したアーティスト、ということで柴淳を選んだ。ちょうど娘が生まれた頃に「つま王子」という曲にはまっていたことを思い出す。子どもの誕生とは全く関係ない歌だが。

書籍・・・ルポ貧困大国アメリカ
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/5d3324e379f005135ae7d919be388226
日本に重大な影響を与え、今までは日本の「お手本」のような存在であったアメリカに対し、見方を変えることになった本だ。

ついでに、過去3年間についても書いておこう。

2007年
映画・・・スタンドアップ(North Country)
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/0eb69959934d78a736d484a54ce82e2c
音楽・・・シンディ・ワン(王心凌)
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/bf14e6637cc9e9639a586e7f7c85fd4f
書籍・・・サザエさんうちあけ話
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/45d9e1836610bd8b4a2261cdcee9e5c2

2006年
映画・・・グエムル
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/83794aee3aa295038975107e04745ae5
音楽・・・AS ONE
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/1a1af6a2500d01319c36fda0ce5d5791
書籍・・・国家と外交
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/c670d6594589aade3e308be2e3f18197

2005年
映画・・・オアシス
http://blog.goo.ne.jp/willow1972/e/a363f8b7efc063a7b71c8f47b5c49a03
音楽・・・自転車に乗った風景
http://myhome.cururu.jp/willow1972/blog/article/40001152840
書籍・・・韓国と日本国
http://myhome.cururu.jp/willow1972/blog/article/40001607512

明けましておめでとうございます

2009年01月01日 19時35分46秒 | その他

 2009年の幕開けだ。このブログを読んでいただいている皆さん、明けましておめでとうございます。「コメントは関係ない」と言いつつも、やっぱり皆さんのコメントがあってこそ今まで続けてこられた、というのが本心である。日本及び世界は未曾有の大不況に見舞われる1年になると思われるが、これを読んでいただいた皆さんには、ぜひ楽しい1年となっていただきたい。
 さて、恒例となっている「今年の目標」だが、去年達成できたのは「子育てをする」だけであった。体重は減らせず、ブログの更新頻度は週2回程度で伸びずに2008年は終わってしまった。ちょっとハードルが高すぎたのかもしれない。もう少し達成しやすい目標を設定してみよう。

1.家を建てる。
2.娘の直立歩行を促す。
3.ブログは止めずに続ける。
4.これ以上は太らない。

 これなら何とか達成できそうである。(^^) ちょっとハードルを低くしすぎた感もあるが、「1」の目標がかなり大きいので、これで勘弁してもらおう。