![](http://4.bp.blogspot.com/_trpfSs8oYnk/Rw965GrC3jI/AAAAAAAAAAM/-YCPaRHoX3U/s1600/death+penalty.jpg)
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100729/erp1007290815000-n1.htm
民主党政権で初めて死刑が執行されたことについて、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は28日「(日本で)死刑が1年間、執行されなかった記念日になるはずの日に、日本は国家による殺人を行う国に戻った」と指摘し、執行を強く批判する声明を発表した。
声明は「日本は死刑廃止に向けた国際的な流れに逆行し、残酷、非人間的かつ下劣な刑罰を実施している」とも主張。今後は死刑実施を見合わせるよう求めた。(共同)
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どうも以前から不思議に思っていたが、法務大臣が死刑執行のゴーサインを出したということで問題になるというのは、一体何なんだろうか? 法務大臣が許可を出す以前に、裁判所の裁判官が死刑という判断を既に下しているんじゃないのか? 裁判所の最終決定を、行政機関の長である法務大臣が覆すことができるとでもいうのか? 法務省は刑の執行機関なんだから、裁判で決められた刑の執行を断る、なんてことはおかしいだろう。たとえば、懲役5年の実刑に決まった受刑者がいたとして、それを法務省が「いや、軽すぎる。10年ぐらいぶち込んでおこう。」とか勝手に決定できるもんなのか? 裁判所が刑を確定したにもかかわらず、法務大臣がそれを簡単に無視できるとすれば、そっちの方がおかしいんじゃないか。もし死刑という制度自体がいけないというのなら、まず法律を改正しなければいけないわけで、それは法務大臣の責任じゃないだろう。
それから、アムネスティは死刑を「国家による殺人」なんて言ってるが、馬鹿くさいにも程がある。それなら、日本だけじゃなく地球上の軍隊はすべて消え去るべきだ、ということになる。犯罪者に死刑を執行するのが国家による殺人なら、侵略してきた敵国の兵隊を自国の軍隊が射殺するのも、国家による殺人だろう。何がちがう? アムネスティはそんなに死刑が憎いなら、北朝鮮や中国で存分に活動してはどうだろうか。まあ、そんな度胸がないから、何も言い返してこない日本相手に文句たれてんだろうけど。
あと、この記事によると、EU外相も日本が死刑を再開したことに対し、遺憾だとか執行を凍結しろだとか言ったらしい。それなら、EU加盟国はすべての軍隊と軍備を、今すぐ一切合財廃止しろ。国家が人を殺してはいけないというのなら、当然そうすべきだ。そうしないかぎり、まったく説得力はない。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100729k0000e030035000c.html