Willow's Island

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朝鮮戦争は韓国が仕掛けようとしていた?

2014年06月29日 21時59分22秒 | 中国

 非常に面白いサイトを見つけた。アメリカの公文書館である National Security Archive の電子版だ。ここではアメリカ政府の様々な公文書が、かつては非公開だったものも含めて数多く公開されている。今から42年以上前(ちょうど私が生まれた時)にニクソンが訪中した際の詳細な記録もある。Nixon's Trip to Chinaという長大な記録がそれだ。英語も分かりやすいので、ぜひ読んでみていただきたい。
http://www2.gwu.edu/~nsarchiv/NSAEBB/NSAEBB106/
 ニクソンと周恩来による対談記録なのだが、これが最高に面白い。いかにも大国同士のスケールの大きな会話で、尊大な態度が見え隠れしている。ぎょっとするほど赤裸々な表現もある。いかに年数が経過しているとはいえ、本当にこれ、公開してもよいのだろうか。
 まだ部分的にしか読んでいないが、特に面白いと思ったのが、韓国の初代大統領である李承晩に関するくだりだ。Document 2 の p17にある該当部分を私が以下のとおり翻訳してみた。

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http://www2.gwu.edu/~nsarchiv/NSAEBB/NSAEBB106/NZ-2.pdf
ニクソン:歴史上の記録をひとつ挙げよう。1953年、副大統領として初の世界外遊の時だったが、アイゼンハワー大統領が私に口頭で、李承晩あての長いメッセージを伝えてきた。李承晩は北進しようとしていたが、「それはできない。もしやれば、我々はあなたをサポートできない。」と彼に伝えることが、私の不愉快な任務であった。そう伝えた時、李承晩は泣いていたのを覚えている。私が李承晩の北進を防いだのだ。もちろん私はアイゼンハワー政権の一員、副大統領だった。この話はまだ誰にも伝えていない。

周恩来:はい、大統領が先ほどおっしゃったような李承晩の性格は、我々が伝え聞いているものと似ています。

ニクソン:何と似ているって?

キッシンジャー:周首相が伝え聞いているもの、と。

周恩来:彼が政権を去ってから数年後に聞きました。

ニクソン朝鮮人というのは、北も南も、感情的で衝動的な民族だ。こうした衝動性、好戦性が我々両国を困らせるような事件を引き起こさせないために、お互いに影響力を行使していくことが重要である。朝鮮半島を我々両政府の紛争の場にすることは馬鹿げており、非合理的だ。一度起きてしまったが、二度と起きないようにしないといけない。総理と私が力を合わせれば、防ぐことができると思う。

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 李承晩、及び韓国は完全にバカにされていることが分かる(笑)。馬鹿にされてしかるべき人物なので、仕方がないのだが。しかしもっと興味深いのは、李承晩が北に侵攻しようとしていた、という事実だ。歴史において朝鮮戦争は北が南を侵略したため、とされている。確かにそのとおりなのだが、南だって北に侵攻しようとしていたのである。ただ、アメリカに止められたため、南は実行できなかっただけなのだ。北は飼い主であるソ連が許可したから、侵攻できたに過ぎない。これが韓国という国の正体だ。
 それにしてもニクソンは、アメリカ人の割にあの半島のことをよく分かっていたようである。(^^) 今のオバマよりはよっぽど賢いよ。

韓国の元米軍慰安婦が集団訴訟

2014年06月27日 05時59分19秒 | 韓国

 日本ではそれほど大きく報じられていないようだが、日本側はこの件を最大限にフル活用するべきだ。なにしろ慰安婦問題は日韓間の問題ではなく「女性の普遍的人権」の問題なのだから。韓国の米軍慰安婦についても、日本が口をはさむ理由は十分にある、ということになる。アメリカや韓国の政府はこの件について何かコメントしたか? 日本の「河野談話」のようなものを少しでも発したことがあるか? 絶対にないし、これからもないだろう。それがなぜなのか、ということを日本としては執拗なほど取り上げていくべきだ。これこそが、慰安婦問題の真の解決につながる。
 下の記事の英語訳はまだないようなので、時間のある時に私が翻訳してこのブログにアップしてみようかな。


以下、記事の引用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140626-00000500-san-kr
 【ソウル=加藤達也】朝鮮戦争の休戦後、在韓米軍基地近くの売春街(基地村)で米兵ら相手の売春をしていた韓国人女性ら122人が25日、「米軍慰安婦」として韓国政府の厳しい管理下に置かれ、人権を侵害されたなどとして、1人当たり1千万ウォン(約100万円)の国家賠償を求める集団訴訟をソウル中央地裁に起こした。訴訟を支援する団体によると、「米軍慰安婦」による国家賠償訴訟は初めてという。

 慰安婦たちは「基地村女性」と呼ばれ、1960~80年代、韓国政府が在韓米軍維持などのために売春を奨励したほか、性病検査も強制していたとされる。

 実際、96年まで慰安婦の「性病管理所」が存在していたことが確認されており、女性団体が政府に対応を求めていた。

 この問題はこれまで国会でもたびたび取り上げられ、政府も施設の存在を認めていたが、「旧日本軍の慰安婦」ほど注目されていなかった。

 昨年11月の国会では、野党議員が朴正煕元大統領の決裁署名入りの文書記録を基に政府を追及。それによると、基地村は62カ所あり、「米軍慰安婦」は9935人いたという。

 昨年の国会質疑では、韓国政府は当時、女性らを「ドルを稼ぐ愛国者」として何度もたたえたとされている。朴元大統領が直接管理していたとする指摘もあり、今後、長女の朴槿恵大統領が野党や訴訟支援勢力から追及される可能性もある。

小倉紀蔵教授、クネに怒る

2014年06月23日 21時36分09秒 | 韓国

 昨日はフジテレビの「新報道2001」で慰安婦問題が扱われていた。河野談話が発表されるに至った経緯を検証した結果が、公表されたためである。公表された結果は産経新聞が過去に報じたとおりであり、韓国側の意向を一方的に汲んで作成された談話に過ぎなかった。まさに売国行為に他ならない。河野談話は撤回せずとも、正当性の全くない代物であることが明らかとなったのだ。
 この問題について、ゲストとして出演していた小倉紀蔵教授(京都大学大学院)がコメントを求められていた。彼が語ったことの概要は、以下のとおりである。

・検証の過程を今回明らかにしたことは、大変良いことだと思う。
・慰安婦問題など国際問題は、双方が100%満足するということはありえない。
・そのような中でお互いへの接点を少しでも見出そうと、この20年間、日韓両国の政府は非常に努力をしてきた。
・努力をしてきたのは河野氏など日本側だけでなく、日本との接点を探るべく韓国政府も懸命に努力をした。
しかしそれをぶち壊してきたのが、韓国にいる慰安婦の運動体と、パク・クネだ。
・パク・クネは日本を不道徳の塊であるかのように吹聴して回っているが、これは日本を侮辱しているだけでなく、韓国も侮辱している。
・なぜならば、この20年間努力をしてきた韓国政府が全くの無能であった、と言うに等しいからだ。
・パク・クネの告げ口外交は、韓国人に誇りを持たせるようなものではなく、むしろ韓国人を辱めている。
・韓国人が未だに事大主義から脱していないことを、世界中に知らせているようなものだからだ。
・このことに対しては、日本の嫌韓派ではない人達、韓国を理解しようとする人達でさえ、本当に怒っている。
・この番組に出演したのは、私自身も大変に憤っているからだ。

 小倉紀蔵教授といえば、日本有数の韓国学者であり、NHKハングル講座で何年も講師を務めたことがある。日本において「韓国を理解しようとする人々」の代表格だ。そんな彼でさえ、現在の韓国に対しては相当に怒っているようだ。私もかつては「韓国を理解しようとする人」だったので、非常によく気持ちが分かる。まさに小倉教授の言うとおりだと思う。
 ただし、悪いのはクネだけではない。クネをそういう方向に向かわせている韓国社会の「空気」こそが根本的な原因だ。別の大統領に変われば問題が解決するかといえば、それは絶対にない。日韓の関係改善など永久に不可能だし、必要もないのである。

日本人の労働時間と一人当たりGDP

2014年06月21日 06時43分08秒 | 時事

 残業代が欲しくてわざと残業する奴なんざいるわけねえだろ(怒)。仕事があるから残ってるに決まってんだろうが。そんな奴がいたら真っ先にリストラの対象になるに決まってる。そもそも「交渉力がある年収1000万円以上の専門職」とやらが残業代をあてにしてるわけなかろう。何が「ホワイトカラー・エグゼンプション」だよ。
 ホワイトカラーといえば、日本の勤労者の大半を占める普通のサラリーマンも含まれる。そのうち、普通のサラリーマンもホワイトカラーなんだから「ホワイトカラー・エグゼンプション」を適用する、とか言ってくる可能性が高い。いかにも「竹中平蔵」という名の付いた人の考えそうなことである。
 それはともかく、日本人はよく働く。これほど真面目で仕事熱心な国民も、そうないだろうと思う。上の統計で見ても、世界で2番目の労働時間だ。しかし不思議なことがある。これだけ一生懸命働いているのに、日本の一人当たりGDPが伸び悩んでいるのは何故なのか? このランキングを見てほしいが、日本の一人当たりGDPは世界24位だ。先進国の中でもずいぶん低い方である。1ヶ月以上の夏休みをとることで知られるドイツやフランスよりも下だ。ヨーロッパ諸国は休暇をとりまくっているにもかかわらず、なぜ日本より高い生産性を維持できるのか? どうもやっぱり、日本人の仕事のやり方に問題があるように思えてならない。

以下、記事の引用
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1902W_Z10C14A6EE8000/
 連合の古賀伸明会長は19日の記者会見で、働く時間ではなく成果に応じて賃金を払う新しい制度に反対する考えを示した。「長時間労働が進み、過労死が過去最高を更新するなかで、労働時間の規制を外すこと自体がおかしい」と述べた。
 政府は今月まとめる成長戦略に、1日8時間、週40時間の労働時間規制を外すホワイトカラー・エグゼンプションの導入を盛り込む。過労に追い込まれることを防ぐために、交渉力がある年収1000万円以上の専門職に対象を絞る方針だが、古賀会長は「経営側と対等に交渉できる人が会社にどれだけいるのか。私は見たことがない」と批判した。
 ホワイトカラー・エグゼンプションは、基準を満たす労働者や労働組合が、経営者と合意すれば自分で働く時間を決められるようになる。残業代目当てに長時間働く人を減らし、効率の良い働き方を広げる狙いだ。

HAPPY 福島バージョン

2014年06月16日 05時49分04秒 | 音楽

 ファレル・ウィリアムスの「HAPPY」に合わせて楽しそうに踊る福島の人々。それだけなのだが、この動画は必見だ。本当に元気をもらえる。
 福島といえば、原発や震災のイメージしかなくなってしまったかのようだが、それは間違いだ。他の地域と同じように幸せな人々も存在し、力強く生活を続けている。当たり前のことであるが、その事実を思い出させる秀逸な動画だ。福島は、そして日本は負けていないのである。
 福島へは、26歳の夏に一人で旅をしたことがある。福島の奥地は田園や山野の美しい緑がどこまでも広がっており、今でも良い思い出となっている。またもう一度、必ず福島を訪れてみたい。

「KARA」脱退ジヨン、日本で女優デビュー報道

2014年06月14日 06時00分44秒 | その他

 下の記事を読んで、本当に「ロンドンで芸能事務所の社長に出会った」と信じる人の方が少ないのでは。KARAを脱退したのも、最初から日本で女優デビューするつもりだったため、と考えることが自然だ。ただ、それが理由で脱退したとなると、韓国の世論に徹底的に叩かれることは目に見えていたため、間を置く意味でロンドンに留学したのだろう。しかし日本で女優デビューといっても、やれる役は限られてるし、あまり売れるとも思えない。それよりもKARAに残ってほしかったが、やはり韓国の芸能界に嫌気が差したのだろうか。
 それにしても、わざわざロンドン留学という口実を作らざるをえない状況というのも、腹が立つ。KARAを脱退して日本で女優デビューするということが(実現するかどうかは不明だが)そんなに韓国人の気に障ることなのか。韓国の芸能人は日本で活躍してもよいが、その後は韓国に帰ってきて日本の悪口でも言ってもらわないと気が済まない、とでもいうのか。韓国人特有の歪んだコンプレックスが透けて見える。
 ところで今、KARAプロジェクトとかいうものが進行しているらしい。ニコルとジヨンが抜けたため、新しいメンバーを選抜して補充する、という企画である。そんなことしなくてもいいのにな・・・。それで、新メンバーの候補となっている7人の練習生というのが、以下リンク先にあるとおりだ。
http://www.dspkara.com/Korean/02_babykara.jsp
 はっきり言って、「やめろ」という感想しか出てこない。既存メンバーと比べて、明らかに劣化している。とてもじゃないが、ニコルやジヨンの代わりには絶対ならない。こういったメンバーを補充しても、KARA自体が劣化するだけだ。こうして思うと、旧5人体制のKARAは、奇跡的な粒揃いだったんだな、と改めて実感する。

以下、記事の引用
http://www.j-cast.com/2014/06/11207377.html?p=all
「腰ふりダンス」や代表曲「ミスター」で日本でも一時大人気を博したK-POPグループ「KARA」だが、最近はあまり名前を聞かなくなってしまった。
そんな中、契約満了を理由に2014年4月でグループを脱退していたジヨンさん(20)が、「日本で女優として復帰する」との報道が出た。日本のファンからは歓迎されているが、韓国では反発の声も上がっているようだ。
  ジヨンさんの復帰を報じたのは、14年6月10日発売の週刊誌「女性自身」だ。
  記事によると、ジヨンさんは語学と演技の勉強のため、KARA脱退後に訪れていたロンドンで、女優の黒木メイサさん、堀北真希さん、桐谷美玲さんらが所属する芸能事務所の女性社長と出会った。2人は意気投合し、ジヨンさんは家族に「この芸能事務所でやってみたい」と報告したという。
<以下略>

ジョイス・チュー「韓国人と呼ばないで」

2014年06月11日 23時44分44秒 | 音楽

 最近はこの歌が耳にこびりついて離れない。曲調は中毒性が高く、ジョイス・チューもかわいい。しかしそれ以上に、歌詞が最高なのである。(^^)
http://rocketnews24.com/2014/06/09/450688/
 一見して韓国に対する皮肉たっぷりの内容であるが、こういう歌が出てくる背景として、マレーシア(及び他の東南アジア諸国)への韓国ポップカルチャーの強い影響力、というものがあるのではないか。上記リンク先の記事を読むかぎりでは、どうもそんな感じがする。容姿が美しい=韓国人、という図式にでもなっているかのようである。少女時代などK-POPアイドルの影響なのだろうか。ともかく、日本のポップ・カルチャーはそこまでの影響をマレーシアに及ぼしてはいないと思われる。
 この歌はYouTubeで300万回以上再生されており、ネットでは大ヒットだ。日本でCDを出せば、もしかして本当に売れるかもしれない。しかしヒットしたとしても、歌詞が歌詞だけに、日本のテレビ局は放送を自粛する可能性が高い。(^^)

As One 2=1 日本語訳

2014年06月08日 07時05分25秒 | 音楽

<韓国語(カタカナ表記)>
トゥサラミ ハナガ トェンダヌン ゴン
キョrコ スィpチアナ
ハジマン ナン ノワ ハmケ
ハmケ ハrス イッタミョン ナン トゥロpチ アナ
クデワ ヨンウォンヒ

Oh~yeah ノマン ポゴシポ
Oh~yeah ハmケ イッソド

Still forever in love
チョウmチョロm オヌrド ナン クデロ
Still forever in love
ヨンウォントロk ヨンウォニ ナン イデロ

All day, All night, Always
オヌrド ナン ソrレジョ
All day, All night, Always
ネイrド ナン クデジョ

Oh~yeah ノマン ポゴシポ
Oh~yeah ハmケ イッソド

Still forever in love
チョウmチョロm オヌrド ナン クデロ
Still forever in love
ヨンウォントロk ヨンウォニ ナン イデロ

テロン タトゥゲッチマン クレド サランイジョ Oh yeah
クデエ サラン ナr ワンジョンハゲ ヘ

Still forever in love
チョウmチョロm オヌrド ナン クデロ
Still forever in love
ヨンウォントロk ヨンウォニ ナン イデロ

All day, All night, Always
オヌrド ナン ソrレジョ
All day, All night, Always
ネイrド ナン クデジョ

<日本語訳>
二人が一つになるというのは
決して簡単なことじゃない
だけど あなたと一緒に
一緒にいられるのなら 私は怖くない
あなたと永遠に

Oh~yeah あなただけ見ていたい
Oh~yeah 一緒にいても

Still forever in love
初めて逢った頃のように 今日も私はそのまま
Still forever in love
永遠に 永遠に 私はこのまま

All day,All night,Always
今日も私は あなたにときめく
A ll day,All night,Always
明日も私は きっと変わらない

Oh~yeah あなただけ見ていたい
Oh~yeah 一緒にいても

Still forever in love
初めて逢った頃のように 今日も私はそのまま
Still forever in love
永遠に 永遠に 私はこのまま

時にはケンカをしても それでも愛があるでしょう Oh yeah
あなたの愛が 私を完全なものにする

Still forever in love
初めて逢った頃のように 今日も私はそのまま
Still forever in love
永遠に 永遠に 私はこのまま

All day,All night,Always
今日も私は あなたにときめく
A ll day,All night,Always
明日も私は きっと変わらない

G7、中国を名指しで非難する

2014年06月03日 23時13分53秒 | 中国

 日本人からすれば「今さら分かったのかよ」とでも言いたくなるが、G7の総意として中国を非難したという事実は、かなり大きい。アメリカの対中姿勢も、宥和的な態度から打って変わって、最近は硬化してきた。アメリカ議会も、中国の人権侵害に対して非難決議を出したばかりである。ようやく中国の正体が欧米諸国にも理解されるようになり、国際社会の風向きも大きく変わってきた。平和に対する脅威は中国である、という認識が広まってきたのだ。つまり、中国の「世論戦」は失敗した、ということである。
 しかし単に言葉で非難するだけでは、中国を押さえ込むことはできない。現実的な力も必要だ。当面はアメリカが東アジアに強く関与し続けることが、何より重要である。それから、日本もまた、アメリカ主導によるアジアの安全保障体制に、強く関与していくことが求められる。何といっても中国問題とは、日本自身の問題だからだ。そして将来的には、経済成長したインドや東南アジア諸国も、こうした安保体制に組み込んでいければよい。そうすれば、中国を押さえ込める体制ができあがる。こうしたことに備えるために必要なのが、「集団的自衛権」なのである。日本国民はこのことを認識しなければならない。

以下、記事の引用
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140602/chn14060207100002-n1.htm
 ベルギー・ブリュッセルで4、5両日に開かれる先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)で採択される首脳宣言に、東シナ海や南シナ海で強引な進出を繰り返す中国を名指しして非難し、自制を迫る文言が盛り込まれる方向で調整されていることが1日、分かった。自由と価値観を共有するG7が結束し、対中包囲網を敷くことになる。日本政府関係者が明らかにした。

 G7にロシアを加えた1998年以降の主要国(G8)時代を含めて首脳宣言で中国の国名を明示し、海洋進出の動きを批判するのは初めて。17年ぶりにG7で開催する今回のサミットは、対ウクライナ支援とロシアへの対応が焦点となるが、日米が主導する対中圧力が「もう一つの重要なテーマ」(政府関係者)に浮上した。

 政府関係者によると、安倍晋三首相はサミットの政治討議の場で、「海における法の支配」の順守を訴える。その上で、中国が東シナ海上空で自衛隊機に異常接近するなど尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で挑発行為を繰り返したり、南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島周辺で一方的に石油掘削を始めたりしていることを指摘し、批判する意向だという。

 これに5月28日の外交政策演説で「経済的な台頭と軍事的な進出が近隣諸国の懸念になっている」と中国を指弾したオバマ米大統領も賛同し、最終的にG7の総意として首脳宣言に対中非難の姿勢を強く打ち出す方向となった。宣言に盛り込む具体的な文言はサミットで協議する。
<以下略>