Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

柳生十兵衛は千葉真一でしょう

2005-05-06 | Weblog
帰宅してテレビをつけると、NHKで柳生十兵衛のドラマをしていた。十兵衛役は村上弘明が演じていたが、ちょっと格好良過ぎて駄目ですね。やっぱ柳生十兵衛は千葉真一しか考えられません。それにこのドラマは演出も殺陣も酷く、正直見ていて辛かったです。実は私「時代劇」オタでもあるのですが、柳生一族系の話なら、小説では五味康祐の「柳生武芸帳」(写真)が一押し。これは未完の遺作なのですが、登場人物の人間関係が複雑怪奇で誰が敵で誰が味方かもわかりにくい、さらに肝心の武芸帳の設定も謎だらけで読めば読むほど引き込まれる。(で、結局、この謎はわからず仕舞いに終わる。)
映画なら深作監督で、萬屋錦之介、千葉真一、松方弘樹、西郷輝彦、丹波哲郎、三船敏郎という超豪華キャストによる史実無視しまくりの大スペクタクル「柳生一族の陰謀」が最高に面白い。全編がヤクザ映画のような雰囲気の中、何故か一人古語と巻き舌を使い、浮きまくり気炎あげまくりのヨロキン。クライマックスの「これは夢でゴザール」の一人芝居は鳥肌ものです。いやあヨロキンは最高だ。この人の「子連れ狼」も最高だった。差別用語連発ですが、何とかDVDによる全話発売を希望します。(原作は全巻もってますが)

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
渋いですね (hiro)
2005-05-07 15:34:35
さすが。私も時代劇はよく見ていたクチですが。NHK大河ドラマ「花の乱」に、山名宗全役で萬屋さんはでていました。このとき、細川勝元役は野村萬斎だったんです。オープニングの、桜と金箔が舞い降りる中、能面の人形(人だったかな…)がしずしずと歩いてくるところなど、映像美もお気に入りでした。この大河は好みのキャスティングでしたね。室町末期という、大河ドラマとしてはややマイナーな時代だったせいか視聴率はかなり低かったようですが、私的には好きなドラマでした。
返信する
最近の大河は (wilhelm)
2005-05-09 17:30:56
もうどうしようもないですねえ。やはりきちんとした「俳優」を使ってやって欲しいものです。今年の義経とか・・・
返信する

コメントを投稿