Wilhelm-Wilhelm Mk2

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谷津嘉章氏

2024-08-21 | Weblog
谷津嘉章氏の最近の動画をみた。何年か前に糖尿病で片足を義足にしたとのニュースを見たが、元気そうだった。谷津嘉章が対談形式で喋るのは初めて見た。
谷津嘉章氏はレスリングオリンピック代表で、後にプロレスラーとして活躍したアスリートだが、鶴田天龍藤波長州の少し下の世代のため、トップオブトップとはなれず、いくつかの団体を渡り歩いた。特に長州の新団体に2回も参加し(二回とも崩壊)長州のわがまままに振り回され、団体運営の難しさで辛酸をなめた。総合格闘技に挑戦したこともあった。
視聴した動画は、新日の事業部長でプロレスの裏側をすべて取り仕切ってきた永島氏との対談。プロレスの裏の総帥として名を馳せた永島氏も80を過ぎ、谷津氏は70の手前。「長州は金がすべてだよ」と突き放す永島氏(永島氏は猪木長州を振り回し、そして振り回された人)に、谷津氏はそれを認めながらも現在の長州のタレントとしての活躍を認め、自分が若かったから長州の暴走を止められれなかった、そろそろノーサイドにして死ぬ前に思い出話にしてもいいのではないか?と話していた。
人の人格形成とはその人の人生の中の事件をどう内面で処理したかで決まると思うのだが、谷津氏のような年の取り方は羨ましいと思った。

谷津嘉章全盛時の試合

鶴田天龍vs長州谷津
オリンピック選手3名に大相撲前頭1名という豪華な顔ぶれ。身体も大きく全員黒タイツで見応え抜群。昭和プロレス全盛期の名勝負。天龍のパワーボムに谷津が轟沈かと思ったら、カットに入った長州が天龍にバックドロップ。そして谷津のジャーマンをロープを掴んで耐える天龍に、長州がエプロンを走ってリキラリアット炸裂(こういう試合センスは長州の見せ所)。ついに谷津がジャーマン発射。大柄の天龍がくの字になる見事なブリッジでスリーカウント。





鶴田・天竜vs長州・谷津

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