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東海の城探訪 吉田城

2024-08-30 | Weblog
浜松から東海道線で30分ほどで豊橋に到着。吉田城が目当て。吉田城は、東海道五十三次にも河岸に建つ風光明媚な城として度々登場する、知る人ぞ知る名城。3時を回っていたので路面電車に飛び乗り、豊橋公園を目指したのだが、鉄櫓の閉館までに間に合わず、櫓は外からの見学となった。

吉田城はもともと今川系の城で、今川の三河方面への最前線基地であった。家康による三河統治時代には、酒井忠次が城主となり武田の侵攻に供えた。のちに池田輝政(姫路城を築城)が入場したが、今の縄張りが完成したのは江戸時代の譜代大名の頃らしい。松平氏が城主のときに明治を迎えるが、火災で多くの建造物が焼失した。

公園の入口から直進すると本丸に行き当たる。本丸の石垣は結構残されており、今でも発掘調査が進んでいる。



吉田城に天守はなかったようで、天守の役割をした鉄櫓だけが模擬復元されている。本丸に関しては詳細な絵が残っており、古写真も存在する。


なかなか立派な復元櫓だが、絵のような全層下見黒板張りにしてほしかったかな。




城の前を流れる豊川。東海道五十三次のように川の対岸から城を眺めたかったが、体力と時間の関係で断念。


川岸の遊歩道から鉄櫓を見上げる。




公園の隣に建つ豊橋市公会堂。大正時代に建てられたスパニッシュコロニアルスタイルの建物。ガラス張りの建築よりも落ち着く。留学先を思い出させたのはスタイルのためか。


公園の近所に建つ豊橋ハリストス教会。こちらも大正時代の建築。意外に小さく、探すのに手間がかかった。




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