Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

ワグナー

2008-02-25 | Weblog
週末:たいしたことをしてないのに体調が悪い。久しぶりに飲んだから?といってもワイン半ボトル@家。晩酌をしなくなって早1年。あれだけ飲みまくっていた時代が嘘のようだ。さらに日曜の夜にはなんだか急性的に心の調子も悪くなった。合奏の練習も注意散漫でイマイチだったし。先週の本番でちょっと燃え尽き症候群かもしれない。

ヒトラーの描いたというディズニーキャラの絵が見つかる。どれも巧い。素人の域ではないのは人目でわかる。以前に風景画も観たことがあるのだが、あれも素人レベルではなかった。ヒトラーは女性を尊敬し、禁酒・禁煙・菜食主義と禁欲的な生活を心掛け、読書、芸術、建築、音楽を愛した。いわゆる暴君特有の酒池肉林とは縁遠い人間だった。そのあたりがヒトラーの怪しい魅力でもあったりする。ヒトラーといえばワーグナーであるが、私はワーグナーにいまだに共感がもてない。まあ嫌いといってもいいかもしれない。ワーグナーの音楽を聴くと、果汁30%のジュースを鼻からサイフォンでだらだらと注ぎ入れられているような感じにある。音楽作品には作曲者の感情や心の襞というものが投影されると思うのだが、そういうものを感じ得ない。ワーグナー自身の苦難やら葛藤を感じない。題材にはそういうものが含まれており、それに合わせた音楽がつけられているが、非常に薄っぺらいものを感じる。神話という題材もまた安っぽい。スターウォーズと何が違う?ワーグナーは人格的に褒められるところは皆無だったらしいが(確かに良い逸話を何一つ聞かない)、そういう間さも音楽に表されているのだろう。てか表れないはずがない。
ワグネリアンの方々申し訳ない。といっても何でも好きになる必要はないわけで。