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ピカソとクレーの生きた時代展

2009-05-10 | ア-トな話し
兵庫県立美術館 2009.4.10~5.31
名古屋ー東京ー兵庫と巡回展

ドイツ西部の商工業都市デュッセルドルフにあるノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館が所蔵する西洋近代美術のコレクション64点で構成される。

ピカソが6点 クレーが27点。

それで、このタイトルはないよねと思ってしまいます。

「クレーと少しのピカソ展」ですよね。(笑)

ピカソを期待して行った人はガックリですね。バケツがあれば、蹴っ飛ばす?

事前に知ってた私は、冷静(笑)でした。

タイトルの作品は、「リズミカルなラクダ」 クレー

あんまり絵に近寄るとラクダは見えませんよ。

何となく楽しくなる作品です。
この美術館は、元々クレーの絵を一括して購入したのがスタートです。
ナチスの為に、故郷ドイツを追われ、他国でなくなったクレーを迎えると言う。
言わば、ドイツの名誉回復を狙っています。

ここは、やっばり、クレーでしょう。

今回カタログは表紙が2種類あります。
ピカソ作品とクレー作品。
どっちを買っても、中身は一緒。
あなたなら、どうする?

この絵の絵葉書は完売でした。入荷予定なしの表示がありました。




「直角になろうとする、茶色の△」

クレーらしいユニークな題です。
三角形の茶色、見つかりました?

他の絵も、楽しいです。時代はとんでもなかったのに。
そこがクレーなのでしょう。


赤いチョツキ クレー

タイトルが、そうなんですが。
本当はピンクですね。
それなら探せそうです。

何を感じるかはアナタ次第です。
他にもたくさんの画家の作品があります。

マティス、ドラン、ブラック、マルク、マッケ、シャガール、グロス、スーチン、ベックマン
ドローネー、グリス、ブラック、グロス、シュレンマー、 カッラ、モランディ、エルンスト、ミロ、マグリット、マン・レイ、タンギー、エルツェ 、カンディンスキー






その中で、「バイオリン弾き」 シャガール

シャガールの作品は展覧会で良く見ますが
なんとなく軟弱な作品が多い中、これは力強いです。
これだよね。シャガールと勝手に思ったりして....。

そして、ピカソ。

東京まで見に行きました。ピカソ展

国立新美術館    巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡

サントリー美術館  巨匠ピカソ 魂のポートレート

おまけに、こんな雑誌も読みました。ピカソの女神たち プレイボーイ11月号

もう見飽きたピカソですが。



「二人の座る裸婦」 ピカソ

この時代の肉感的な表現は感動的です。
そして、対照的な「静かさ」の、「鏡の前の女」もいいですね。


「肘掛に椅子に座る女」 ピカソ
ドラ.マールがモデルですね。
カタログのピカソデザインは、この作品です。

今回は常設展も行きました。
2009年度コレクション展Ⅰ 風景画に親しむ

素晴らしい作品が一杯でした。

小磯良平 海  いつも感動
福田美蘭 淡路島北淡町のハクモクレン  すごいアイデア

横尾忠則「美空ひばり」 何回か行ってるが、今回初めて見ました。

小磯良平記念室では、久々に「斉唱」に出会って来ました。




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