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中野美術館 平成21年春季展 近代日本の絵画

2009-05-24 | ア-トな話し
実業家中野皖司が収集した日本近代美術作品を公開する美術館。
建物は小さいが所蔵作品はすごい。
岸田劉生、佐伯祐三、青木繁、 藤島武二、梅原龍三郎、安井曾太郎 等々。

美術館の周りには、センダンが一杯咲いていました。

美術館は「蛙股池(日本最古の現存するダム)」に面していて、大和文華館が見えます。



大和文華館から写した中野美術館です。



風景 浅井 忠

漁村の風景を描いた一つです。落ち着きますよね。



今日一番は、これでしょうか?

踊れる少女 村上華岳

村上華岳(むらかみ かがく)は、大正~昭和期の日本画家。
初めてです。すみません無知で(笑)

仏画は20世紀の宗教絵画の最高峰と言って過言ではないであろう。と言われています。
そして、この作品。
妖艶、官能美?
違うよね(笑)

余分なものは何もない。素晴らしい。これから気を付けて見ていきます。






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大和文華館 東洋の風景画-理想郷への旅路-

2009-05-24 | ア-トな話し
大和文華館は、昭和21年(1946年)、近畿日本鉄道(近鉄)社長であった種田虎雄(おいたとらお)が、財団法人大和文華館を設立。美術史学者・矢代幸雄が初代館長として作品を蒐集。種田虎雄の遺志は十数年を経て佐伯勇に引き継がれて、昭和35年(1960年)、近鉄の創立50周年行事の一環として大和文華館が開館した。

個人の蒐集品を中心とした美術館が多い中、異色とも言える私立美術館である。



国宝 雪中帰牧図(せっちゅうきぼくず)
李迪(りてき)筆 右幅 中国・南宋
冬の水辺。樹木には雪の薄化粧。水牛に乗った農夫が持つのは雉。
冬の厳しさ、静けさ。
実物は、こんなに明るくはありません。(笑)
室町9代将軍足利義尚の所有であったと伝わる。

この美術館の所蔵で有名なのは。国宝「松浦屏風 婦女遊楽図屏風」なのですが残念ながら展示されていなかった。


七里ヶ浜図 司馬江漢筆
絵の中央にあるのは江ノ島。七里ガ浜からは富士山は、本当は右側に見えるらしい。(笑)

菱田春草や谷文晁の絵も展示しています。



重要文化財 呂洞賓図(りょどうひんず) 雪村周継筆

こういう絵好きです。デフォルメされ怪奇さが見事に伝わる。
呂洞賓は中国の神仙です。

美術館の周りは、文華苑という庭に囲まれていますが、これがいい雰囲気です。



「三春滝桜」。福島県三春町の天然記念物である枝垂れ桜の子孫とのこと。
次は桜の時に来よう。



サラサウツギ



アザミ
こんなに形良く咲いているのは珍しい。
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