藤枝静男「田紳有楽/空気頭」読了
以前、「ブックマーク・ナゴヤ」で翻訳家の岸本佐知子が勧めていたもの。
これまた不思議な小説です。主人の家の庭に池があり、その池の底にころがるグイ呑み、丼鉢、そして金魚C子。これらの生物、無生物が織り成す荒唐無稽な話なんですが、文章が文語体風であるためか、単なる笑い話では終わらず、なにか、しん とした空気が流れてるんです。非常におもしろいです。読んでいくうち、全てが贋物と知れるんですが、それはそれでいっそ小気味いい味わいです。いやほんとおもしろかったです。
併載の「空気頭」これは私小説なんですが、これもなんとも不思議な味わいでした。途中、食事をしながら読むとやばいところもあって、ちょうどその時、そば屋でそばの出てくるのを待ちながら読んでたんですが、あわてて閉じました(笑)
なんだか最近は、いろんな作家にめぐり合えて楽しいです。
以前、「ブックマーク・ナゴヤ」で翻訳家の岸本佐知子が勧めていたもの。
これまた不思議な小説です。主人の家の庭に池があり、その池の底にころがるグイ呑み、丼鉢、そして金魚C子。これらの生物、無生物が織り成す荒唐無稽な話なんですが、文章が文語体風であるためか、単なる笑い話では終わらず、なにか、しん とした空気が流れてるんです。非常におもしろいです。読んでいくうち、全てが贋物と知れるんですが、それはそれでいっそ小気味いい味わいです。いやほんとおもしろかったです。
併載の「空気頭」これは私小説なんですが、これもなんとも不思議な味わいでした。途中、食事をしながら読むとやばいところもあって、ちょうどその時、そば屋でそばの出てくるのを待ちながら読んでたんですが、あわてて閉じました(笑)
なんだか最近は、いろんな作家にめぐり合えて楽しいです。
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