岐阜の古書会館で古書展があり、昼から出かける。
岐阜に行く前に名古屋駅前のジュンク堂で2冊購入
堀江敏幸「いつか王子駅で」
関川夏央「石ころだって役に立つ」
岐阜での購入本
堀江敏幸「雪沼とその周辺」
三崎亜記「バスジャック」
井上荒野「しかたのない水」
井上荒野「ヌルイコイ」
大道珠貴「傷口にはウオッカ」
大道珠貴「ひさしぶりにさようなら」
古川日出男「LOVE」
長嶋有「泣かない女はいない」
上原隆「雨にぬれても」
ジュンク堂の分と合わせて11冊も買ってしまった。
そんなに買ってどうすんのって話です(笑)
昨日のメモに書いた、「いつか王子駅で」が見つかったのはうれしかった。
岐阜駅に着き、まずは腹ごしらえと駅ビル地下のレストラン街へ行く。
和食の店があったので、ここでいいかと入り、まず「煙草は吸えますか?」と聞くと
「お昼は禁煙です」とにべもない。煙草はあきらめて「さんま定食」をたのみ、
「あ、あとビール一本」と言うと、「お昼はビール冷やしてないんです」と。
そりゃないだろと思い、「ごめんなさい、さんま、いいです」と席を立つ。
お店の人、ただ見送るだけで一言もなし。
なんだかなーと思いつつ、となりのスパゲティ屋に入る。入ってから気づいたのだが、
そこは自分のあまり好きでない、名古屋名物あんかけスパゲティ専門店であった。
ま、たまにはいいかと煙草を吸えることを確認し、ビールとパスタを注文する。
あんかけスパゲティを食べるのは何年ぶりだろう。久々に食べたその味は、悪くはなかった。思えば十数年前、これ作ってたんだよなとちょっと一人で苦笑い(笑)
そのスパゲティ屋で、電車の移動中から読みついでいた「ピアニシモ」読了。
読んでいる間は知らなかったのだが、これは辻仁成の処女小説であることを解説を読んで知る。無駄な描写を省いて読む者をぐいぐい引きつける力がある。主人公は中学生で、学校でいじめにあい、それをネガティブにやり過ごす方法を心得ているのだが、伝言ダイヤルで知り合ったサキに裏切られるところから彼は目覚める。
自分にしか見えない存在であるヒカルと訣別することで一歩踏み出そうとする彼の姿は、見てて痛々しいくらいだ。
わかりやすい話といえばそうなのだが、ひとつひとつの言葉の選び方、後半、一気に盛り上げていく疾走感、うまい作家です。
購入本について、ざっと簡単に。
上原隆「雨にぬれても」は、先日買った「喜びは~」の同シリーズで、コラム・ノンフィクション第3弾。タイトルは「喜びは~」はキャロル・キングから、「雨に~」はバート・バカラックの曲からとっている。
大道珠貴は、今まで「しょっぱいドライブ」「裸」「背く子」と読んでいるが、このなんともいえない虚脱感というか、イージーさかげんが好きなんです(笑)この人は、賛否両論だと思います。
井上荒野は「グラジオラスの耳」を読んで好きになった作家。後から知ったのだが、この作家、僕が昔よく読んでいた井上光晴の娘であった。どうりで雰囲気が似てると思った。
長嶋有は「猛スピードで母は」「タンノイのエジンバラ」を読んだが、人とかかわって生きていく、その距離感のようなものが絶妙で、いいなと感じさせる。長嶋有の世界は少し前に見た映画「かもめ食堂」に通じるものがあるように思う。
三崎亜記は「となり町戦争」を読んでおもしろかったので。
堀江敏幸は「熊の敷石」を以前読んだのだが、実はちょっとピンとこなかったんです。
でも、あちこちのブログでこの人のことがよく取り上げられているので再度挑戦です。
そんなんだったら一冊だけにしとけばって声が聞こえてきそうです(笑)
関川夏央は先日「やむにやまれず」という短編集を買ったのだが、ほんとはコラムが読みたくて見つけたので即購入。
古川日出男、この人だけまだ一冊も読んでない。読んでないのだが気になってしょうがない作家なんです(笑)以前「沈黙」というのを買って、気になってるのに未読(笑)
この「LOVE」は三島由紀夫賞受賞ということなので、こっちから読んでみるつもり。
ふ~ 今日は長くなった~(笑)
岐阜に行く前に名古屋駅前のジュンク堂で2冊購入
堀江敏幸「いつか王子駅で」
関川夏央「石ころだって役に立つ」
岐阜での購入本
堀江敏幸「雪沼とその周辺」
三崎亜記「バスジャック」
井上荒野「しかたのない水」
井上荒野「ヌルイコイ」
大道珠貴「傷口にはウオッカ」
大道珠貴「ひさしぶりにさようなら」
古川日出男「LOVE」
長嶋有「泣かない女はいない」
上原隆「雨にぬれても」
ジュンク堂の分と合わせて11冊も買ってしまった。
そんなに買ってどうすんのって話です(笑)
昨日のメモに書いた、「いつか王子駅で」が見つかったのはうれしかった。
岐阜駅に着き、まずは腹ごしらえと駅ビル地下のレストラン街へ行く。
和食の店があったので、ここでいいかと入り、まず「煙草は吸えますか?」と聞くと
「お昼は禁煙です」とにべもない。煙草はあきらめて「さんま定食」をたのみ、
「あ、あとビール一本」と言うと、「お昼はビール冷やしてないんです」と。
そりゃないだろと思い、「ごめんなさい、さんま、いいです」と席を立つ。
お店の人、ただ見送るだけで一言もなし。
なんだかなーと思いつつ、となりのスパゲティ屋に入る。入ってから気づいたのだが、
そこは自分のあまり好きでない、名古屋名物あんかけスパゲティ専門店であった。
ま、たまにはいいかと煙草を吸えることを確認し、ビールとパスタを注文する。
あんかけスパゲティを食べるのは何年ぶりだろう。久々に食べたその味は、悪くはなかった。思えば十数年前、これ作ってたんだよなとちょっと一人で苦笑い(笑)
そのスパゲティ屋で、電車の移動中から読みついでいた「ピアニシモ」読了。
読んでいる間は知らなかったのだが、これは辻仁成の処女小説であることを解説を読んで知る。無駄な描写を省いて読む者をぐいぐい引きつける力がある。主人公は中学生で、学校でいじめにあい、それをネガティブにやり過ごす方法を心得ているのだが、伝言ダイヤルで知り合ったサキに裏切られるところから彼は目覚める。
自分にしか見えない存在であるヒカルと訣別することで一歩踏み出そうとする彼の姿は、見てて痛々しいくらいだ。
わかりやすい話といえばそうなのだが、ひとつひとつの言葉の選び方、後半、一気に盛り上げていく疾走感、うまい作家です。
購入本について、ざっと簡単に。
上原隆「雨にぬれても」は、先日買った「喜びは~」の同シリーズで、コラム・ノンフィクション第3弾。タイトルは「喜びは~」はキャロル・キングから、「雨に~」はバート・バカラックの曲からとっている。
大道珠貴は、今まで「しょっぱいドライブ」「裸」「背く子」と読んでいるが、このなんともいえない虚脱感というか、イージーさかげんが好きなんです(笑)この人は、賛否両論だと思います。
井上荒野は「グラジオラスの耳」を読んで好きになった作家。後から知ったのだが、この作家、僕が昔よく読んでいた井上光晴の娘であった。どうりで雰囲気が似てると思った。
長嶋有は「猛スピードで母は」「タンノイのエジンバラ」を読んだが、人とかかわって生きていく、その距離感のようなものが絶妙で、いいなと感じさせる。長嶋有の世界は少し前に見た映画「かもめ食堂」に通じるものがあるように思う。
三崎亜記は「となり町戦争」を読んでおもしろかったので。
堀江敏幸は「熊の敷石」を以前読んだのだが、実はちょっとピンとこなかったんです。
でも、あちこちのブログでこの人のことがよく取り上げられているので再度挑戦です。
そんなんだったら一冊だけにしとけばって声が聞こえてきそうです(笑)
関川夏央は先日「やむにやまれず」という短編集を買ったのだが、ほんとはコラムが読みたくて見つけたので即購入。
古川日出男、この人だけまだ一冊も読んでない。読んでないのだが気になってしょうがない作家なんです(笑)以前「沈黙」というのを買って、気になってるのに未読(笑)
この「LOVE」は三島由紀夫賞受賞ということなので、こっちから読んでみるつもり。
ふ~ 今日は長くなった~(笑)