開高健「夏の闇」読了
軽いものばっかり読んでるとバカになってしまいそうなんで、また重いやつを読んでみました。(最早手遅れかも知れませんが 笑)
読後、解説を読んで知ったんですが、「輝ける闇」というのを読んでから本書を読んだほうが順番としてはよかったようです。以前、大江健三郎の「さようなら、私の本よ!」を読んだときにも同じことがあって、そういう運が自分にはないんですねぇ。
しかし、いきなり本書を読んでも充分素晴らしさは伝わりました。素晴らしいという表現は、ちょっと似つかわしくないかも。圧倒されたというか、読後、しばらく茫然自失状態でした。
ベトナム戦争の従軍記者として戦地を駆け回っていた主人公が休暇をとって(辞めて?)安旅館で毎日寝るだけの生活を送るところから話は始まります。
恋人(他人)はおろか、自分すらも愛せない主人公の鬱屈した心情がやるせなく読む者の心を揺さぶります。すごい小説でした。「輝ける闇」、是非読んでみます。
またまた所用で出たついでに「ブ」に寄って以下の本を購入。
夏目漱石「こころ」
夏目漱石「三四郎」
開高健「パニック・裸の王様」
町田康「きれぎれ」
万城目学「鴨川ホルモー」
軽いものばっかり読んでるとバカになってしまいそうなんで、また重いやつを読んでみました。(最早手遅れかも知れませんが 笑)
読後、解説を読んで知ったんですが、「輝ける闇」というのを読んでから本書を読んだほうが順番としてはよかったようです。以前、大江健三郎の「さようなら、私の本よ!」を読んだときにも同じことがあって、そういう運が自分にはないんですねぇ。
しかし、いきなり本書を読んでも充分素晴らしさは伝わりました。素晴らしいという表現は、ちょっと似つかわしくないかも。圧倒されたというか、読後、しばらく茫然自失状態でした。
ベトナム戦争の従軍記者として戦地を駆け回っていた主人公が休暇をとって(辞めて?)安旅館で毎日寝るだけの生活を送るところから話は始まります。
恋人(他人)はおろか、自分すらも愛せない主人公の鬱屈した心情がやるせなく読む者の心を揺さぶります。すごい小説でした。「輝ける闇」、是非読んでみます。
またまた所用で出たついでに「ブ」に寄って以下の本を購入。
夏目漱石「こころ」
夏目漱石「三四郎」
開高健「パニック・裸の王様」
町田康「きれぎれ」
万城目学「鴨川ホルモー」