澁澤龍彦「ねむり姫」読了
本書はたしか、堀江敏幸の書評集「本の音」に出ていて、それで買ったものと記憶しております。澁澤龍彦というとものすごく難解というイメージがあって、敬して遠ざけていたんですが、意を決して読んでみました。
ところがなんということ、全く難解どころではなく、すらすら読めてしまいました。物語の時代設定が鎌倉時代であったり、江戸中期、末期であったりで、時代物に弱い自分としてはここでも躊躇するところがあったんですが、それもなんなくクリアして大変面白く読めました。
表題作を始め、全部で六編の短編が収められているんですが、これは多分あれですね、澁澤龍彦本来のスタイルではなく、ちょっと息抜きというか、軽い読み物として書いたのではないかと思われます。
いずれ澁澤の、まともなむずいやつに挑戦してみましょうかね。
本書はたしか、堀江敏幸の書評集「本の音」に出ていて、それで買ったものと記憶しております。澁澤龍彦というとものすごく難解というイメージがあって、敬して遠ざけていたんですが、意を決して読んでみました。
ところがなんということ、全く難解どころではなく、すらすら読めてしまいました。物語の時代設定が鎌倉時代であったり、江戸中期、末期であったりで、時代物に弱い自分としてはここでも躊躇するところがあったんですが、それもなんなくクリアして大変面白く読めました。
表題作を始め、全部で六編の短編が収められているんですが、これは多分あれですね、澁澤龍彦本来のスタイルではなく、ちょっと息抜きというか、軽い読み物として書いたのではないかと思われます。
いずれ澁澤の、まともなむずいやつに挑戦してみましょうかね。