多和田葉子「ヒナギクのお茶の場合」読了
先回のレイモンド・カーヴァーといい、この多和田葉子といい、好きな作家の未読本を見つけるというのは、本当にいいもんです。心がうきうきします。
が、しかし、本書は今ひとつでしたねぇ。5編の作品が収められた短編集なんですが、多和田葉子の独特の世界は健在なんですが、練れてないというか、以前読んだ本谷有希子の小説を思い出してしまいました。ちょっと似たものがあります。1955年から2000年にかけて発表された文芸誌の作品を集めたもののようですが、特に初期のものということでもないし、なんなんですかねぇ。
「ゴットハルト鉄道」とか「飛魂」なんかと比べると雲泥の差です。ただの不思議な話になってしまっています。非常に残念でした。
ちょっと「不思議系」の本が続いたので、次は毛色の変わったのでいってみようと思います。
先回のレイモンド・カーヴァーといい、この多和田葉子といい、好きな作家の未読本を見つけるというのは、本当にいいもんです。心がうきうきします。
が、しかし、本書は今ひとつでしたねぇ。5編の作品が収められた短編集なんですが、多和田葉子の独特の世界は健在なんですが、練れてないというか、以前読んだ本谷有希子の小説を思い出してしまいました。ちょっと似たものがあります。1955年から2000年にかけて発表された文芸誌の作品を集めたもののようですが、特に初期のものということでもないし、なんなんですかねぇ。
「ゴットハルト鉄道」とか「飛魂」なんかと比べると雲泥の差です。ただの不思議な話になってしまっています。非常に残念でした。
ちょっと「不思議系」の本が続いたので、次は毛色の変わったのでいってみようと思います。