トシの読書日記

読書備忘録

一旦休止します

2020-12-14 18:03:54 | Weblog
いつも拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。病状がなかなか改善していかないので(悪くもならないんですが)、一旦ブログを閉じさせていただくことにしました。


また病気が回復しましたら、再開することといたします。今まで応援、ありがとうございました!また、新装開店のおりには御笑覧のほど、よろしくお願い申し上げます。


                                   俊行









                              





                                              

水、解禁!

2020-12-07 11:22:19 | Weblog


本日、朝9:30に呼ばれて検査室へ。バリウムの胃の検査をするような機械に立たされ、何かよくわからない液体を飲まされる。それがまずいのなんの。しかし、これも「いろはす朝摘みオレンジ」への道と自分に言い聞かせ、その液体を角度を変えては一口、又変えては一口という風に何口も飲まされ、最後に写真を一枚撮って検査は終了しました。


結果は数時間後に知らされるんだろうなと思っていたら、まさかのその場のOK。「肺の方に液体が漏れている様子は見られないので、口からの飲食物の摂取は、まぁ大丈夫でしょう。ただし、とりあえずは飲物だけにしておいてください。」「はい!」と元気よく返事をしたのは言うまでもありません。


いそいそと病室へ戻り、保冷庫の出番をじりじりと待っていた「いろはす 朝摘みオレンジ」のボトルを取り出し、キャップを開け(これ、意外と力がいるんですね)、とるものもとりあえず、一口飲んだ時のこの味といったら!「筆舌に尽くしがたい」とはこういう時のためにある言葉なのではないでしょうか。まさに甘露、命の水、なんとも形容しがたいうまさだったんです。いやほんと、うまかった。


しかし人間というものは、ほんと、現金なもので、半分放心状態で「いろはす」を飲んでいたんですが、ペットボトル半分ほど飲みほす頃には、これから、ビールとか飲む機会はもちろんあると思うけど、そういう炭酸系って普通にごくごく飲めるもんかな、とか、もう次の段階のこと考えてますからね。人間の欲望にはキリがありません。さっきのさっきまでこの水さえあれば…と感動していたのに、15分もしないうちに、ビールで焼き鳥とか、これからいけるのかな、とか、どんな酒が良くてどんなつまみが駄目なんだろうとか、そんなことばっかり考えております。もう、あきれるしかないですね。


水を飲んでて思ったんですが、今は一口づつくらいしかのどを通っていかないんですが、これが久しぶり(約4カ月ぶり)なので慣れないせいなのか、ステントを入れたためにそんな風にしか飲めなくなってしまったのか、これがよくわからないんですね。なんとなく後者のような気がするんですが。だとしたらですよ。ビールのようにのど越しで飲む物、一気に大量に流し込んだ方がおいしい物の、そのおいしさがわからなくなってしまう、ということになってしまうではありませんか。それは考えるだに恐ろしいことです。しかしこれも、これから生きていくためには捨てなければならないもののひとつと、こういうことなんでしょうか。ビール好きの自分にとっては、かなり大きなものを捨てることになりそうです。


ちょと悲しいです。

食道ステント、遂に成功!

2020-12-05 11:45:35 | Weblog

昨日、予定より1時間遅れ、4:00に手術室へ。約1時間の手術の末、食道へのステント留置、成功致しました!


ちょとこの感動を言葉で言い表しつくすのは難しいですね。先生に感謝 感謝です。自分がこの先、一生点滴栄養での生活で終わるのか、又は口から飲食物を摂取できる生活で生きていけるのか。この違いは大きいです。自分のこの先の短い(?)人生、どちらがいいと聞かれれば、そりゃ後者に決まってますからね。


今はただ、水が飲みたいです。以前は、ラーメン、そばの汁のしぶきをはね飛ばしながら、ずるずるとすすりたい、てなことを申しましたが、今の望みは、冷たい水をごくごく飲むことですね。


12月1日にこちらのガンセンターへ戻ってきたんですが、名古屋医療センターから出発する支度を整え、車に乗り込み、愛知ガンセンターに着くまでの間、点滴はもちろんはずしていたのですが、その間、口の中が猛烈に乾いてしまい、なんとも我慢できなくなってしまったんです(あとで聞いたら、ある程度の時間、点滴を外していれば、軽い脱水症状のような状態になることもあるので、口の中がカラカラに乾くのは当たり前と言われました)。


そして車がガンセンターに着くや否や、自分は1階のコンビニへ走り、とにかく口の中を潤すために水を買い求めたんです。その時、ふと目にとまったのが「いろはす 朝摘みオレンジ」という、オレンジジュース味のミネラルウォーター(ちょっとややこしい)。これを買ってみようと思い立ち、レジに並び、さっそくトイレの洗面所でそれを口に含んだんですが、その時の感動といったら!「これ、めっちゃうまいじゃん!」世の中にこんなにおいしい飲料があるのかと、少なくともその瞬間はそう思いました。そしてその「いろはす 朝摘みオレンジ」をぜいたくにも半分程使って口の中をゆすいでは出すというのを繰り返して病室へと向かったのです。


自分の勝手なイメージでは、ステントの手術をし、麻酔も覚めて、気分もまぁまぁ良くなったところで、看護師さんに「これ、少しづつ、ゆっくり飲んで下さい」とかなんとか言われて、紙コップかなんかに入った普通の水を渡され、それを飲んで、せき込む、苦しむ、吐き出す等の様子がない事を確認してから「水、解禁!」となる運びかと思っていたんですが、さにあらず、後から聞いた話では、ドクター監視の下、なんとかという薬(失念)を使って検査をした上、食道からの水の漏れがない事を確認してそこでやっとOKとなるようで、それはいつ?と聞いたら、今日、明日は土・日なのでドクターは不在。ドクターが来るのはその次の日、月曜日なので、なんと私が水を飲めるのは、あさって、7日の月曜日(時間すら正確にわからない)ということなんだそうです。ショック!!


そんなわけで、水が飲めるのは2日間おあずけとなり、いつでも飲めるようにと用意してある病室の保冷庫の中の「いろはす 朝摘みオレンジ」(540ml)は、その出番を今や遅しと待ちかまえており、頭の中では、アントニオ・カルロス・ジョビンの「おいしい水」が無限ループしているのであります。




急遽、明日、手術決定

2020-12-03 20:34:30 | Weblog

今日は、なんだか一日うつらうつらしておりまして、大事なことが決まったのに、更新するのを忘れておりました。


今日、昼頃、田近先生が病室にみえて、明日、ステントの手術、やりましょうということになりました。何故だか、細々とではありますが、とにかく胃まで穴がつながってるうち、穴がふさがってしまわないうちに、ということなのではないかな、と思っております。


とにかく、先生、頑張って下さい!!


以上、ご報告まで。



食道が通じた!?

2020-12-02 17:24:54 | Weblog
昨日、午前中に名古屋医療センターから愛知がんセンターへ転院してまいりました。なんとなく我が家へ帰ったような安心感がありますね(こんなところを我が家にしてはいけないんですが)。


で、今後の予定なんですが、先週失敗した食道のステント挿入手術の再トライを行ないます。今日、担当医が病室に来て、少し話をしたんですが、おととい、名古屋医療センターで行なったCTの画像を見ると、食道に穴が続いているのが見えて、胃カメラで追えそうだという話なんです。ということは、食道のステント手術がうまくいく可能性が高いということを表していると、理解してよろしいんじゃないでしょうか。それを担当医に聞くと、「まぁそれだけで可能性が高いとか低いとかは断定できにくいところはありますが」という、いつもの当たり障りのないコメント。   


しかし、私はこの一見頼りなさげな先生を信頼しております。息子がドクター関係の仕事の仲介(リクルート)の仕事をやっておりまして、その関係上、いろんなドクターの噂を聞くらしいんですが、この先生、田近(たぢか)先生というんですが、消化器内科ではかなりのすご腕の持ち主ということなんだそうです。期待するしかないですね。


何度も同じことを書きますが、それで、食道のステントが成功したとして、飲物、食物を口から摂取できるようになって、それで終わりじゃないんですよね。肝心のガン治療、これを忘れてはいけません。そこからやっとガン治療の再開です。抗ガン剤を入れなくなってからすでに半月程経過しております。もう、ガンのやつは好き放題していることでしょう。早めにガツンと一発、厳しめのやつをお見舞いしてやりたいです。


父の方なんですが、実は昨日の昼頃容態が急変しまして、夕方から緊急再手術ということになりました。一命はとりとめたものの、まだ予断を許さない状況です。96才の高齢であること、2日連続の全身麻酔ということで、もしかすると、もしかするかもしれません。今、ICUに入って治療中ですが、どうなってしまうのか、心配です。


こんな記事を投稿して読んで頂く人を心配させるのもどうかと思ったんですが、もう、最初の腸閉塞のところから書いてしまっているので、これでピタッと父のことを書かなくなると、逆に「あ、お亡くなりになったのか」と誤解されるのもまずいと思い、全部書くことにしました。不快に思われる方がいらしたら申し訳ありません、ご容赦くださいませ。


万が一、ここ数日で父が亡くなるようなことがあったら、自分は葬儀には出ないつもりです。喪主として、いろいろ打ち合わせたり、通夜、告別式を進行させていくことは、自分の体力にも影響するだろうし、治療の妨げにもなってしまうし、それは父の本意ではないと思うからです。喪主は、長男か姉に頼むつもりです。というか、長男、姉に昨日この話をして理解してもらいました。


でも、自分の食道ステントの手術が成功して、術後の経過が順調であれば、一旦退院して週1のペースで抗ガン剤の投与ということになると思うので、少なくとも父がそこまで(あと10日~2週間)頑張ってくれたなら、父の長男として葬儀を取り仕切る所存です。


もちろん、それよりずっとずっと長生きしてくれという思いは当然ありますが。

我がブログの歴史

2020-11-30 09:19:16 | Weblog
すいません…ちょっとえらそーなタイトルつけちゃいました。

先日、このブログを始めて14年と110日というようなことを書きましたが、この14年間を振り返って、せっかく記録がつけてあるのだから、今まで読んだ本の冊数をひまにまかせて数えてみようと思い立ちました。


正確な記録を作ろうとすると、最初のところは月のまとめがないので、毎日の記事をチェックせねばならず、それを1時間くらいやりかけてから、これは途方もない作業だということにやっと気づき(遅すぎ!)、誰に提出するわけでもないので、正確な記録があるところはそれに沿って、そうでないところはそれなりに、という感じで進めてみました。

以下、年別の読んだ本、買った本、借りた本の内訳です。わからないところは空白にしてあります。


           読んだ本     買った本    借りた本
2006年(8月から)   43        77
2007年        53        37
2008年        139
2009年        141       
2010年        108       68
2011年        85        38 
2012年        59        27       50 
2013年        71        30       29
2014年        75        26       21
2015年        55        8       15
2016年        79        52       15
2017年        54        38       28
2018年        41        28       41
2019年        34        23       35 
2020年(10月まで)  25        20       14


すみません、数字の列が揃ってないのは自分がパソコンの知識がないせいですので、かんべんしてやってください。そうしますと、自分がこの14年間で読んだ本はなんと、1062冊でした。そして、買った本が472冊、借りた本が248冊でした。買った本と借りた本をあわせても読んだ本の数に満たないのは、途中、記録がないからですね。いやぁすごいもんです。だからどうなの?って話なんですが、別にどうということもありません。ただただよくもまぁこれだけ読み散らかしたものだと、自分にあきれるばかりです。


思い起こせば14年前、私の古い友人にKさんという方がおりまして、その方がパソコンのパの字も知らない自分に(今でも知りませんが)このブログを作ってくれたという(作り方を教えたとか、作るのを手伝ってくれたとかじゃなく全部作ってくれたんです)、大変奇特な方がいらっしゃったんですね。当時、その方もブログをやっていて、時々コメントしたりしてやり取りしていたんですが、情けないことに自分のパソコンの知識のなさからその方のブログを見ることができなくなってしまいまして、その方とは今や音信不通になってしまったんですが、今頃どうしているのやらとよく思い出しております。最初のころは自分のブログにも少しコメント頂いていたんですがね。


もう、このブログも見てはいないと思いますが、もしも万が一、見てるよ、なんてことがあるのでしたら、コメントで一報頂けると幸いです。

手術、無事終了!

2020-11-27 19:03:34 | Weblog
昨日、ほぼ予定通り5:30に呼ばれて手術室へ。無事終了しました。


麻酔は「1」「2」までしか記憶になかったですね。目がさめたら何やらバタバタと片づけをしている様子で、「ステントは無事入りましたか?」の問いに「はい、しっかり入りましたよ」との答えで安心しました。術後は咳がひどくて、かなり辛かったです。それと、胸の痛みも(のどではなく)かなり強く、夜9時頃まで苦しめられました。


しかし、5時半に手術室に入って、終わったのが6時45分頃ということで、麻酔の時間を除くと、実質40~50分の手術時間だったということになります。さすがは世界の沖先生です。あ、この担当して下さった沖先生という方は、呼吸器ではつとに名の知られた先生で、世界中から沖先生に執刀してほしいとオファーがあるくらいの方だということです。そして、「オキステント」という、沖先生の名を冠したステントまであるという、自分なんかがこんなすごい先生にやってもらっていいのか、というくらいのものだったようです。特に追加料金とか、そんな話はありませんでした(当たり前か)。


あとで麻酔科の先生が来て、麻酔が切れても普通は1~2時間くらい寝ている人が多いのに、麻酔から覚めたとたん、意識がはっきりして、しゃべったりもしたので、その体力にびっくりした、と言ってました。これは日頃、痛くてつらい時以外は約1時間のウォーキングをしていたので、それが奏功したのかも知れません。


父の方も無事終わったようです。姉が付き添ったのですが、術後、縫合したところが「痛い痛い」と言って「痛いから麻酔をかけてくれ」とわけのわからないことを言って姉を困らせたようです。まぁどちらも無事終了してめでたしめでたしです。今日あたりは父の方も痛みはかなり収まっていることでしょう。


予定としては来週早々(火・水あたりか?)ガンセンターに戻って、その翌週、食道ステント挿入オペ、リトライです。このあたりが正念場です。もう頑張るしかないですね。


さてさて本の査定の話ですが、昨日、買取王子からメールが来ておりました。今回は段ボール3箱(なぜか3箱注文できるようになってました。)でなんと11475円でした。すごい!買取王子万歳 !です。これで文庫本が約700冊で23378円になりました。文庫はあと100冊ほど残っております。今、自分がずっと入院しているので、箱に詰めたりする作業は長男にやってもらってます。あと、単行本が300冊ほどあります。単行本はメルカリの方が高く売れるんじゃねーの?ってことで、しかし、全部やってる手間ひまを考えると、とてもじゃないけどムリなので、作家限定でいこうと思います。すなわち、村上春樹、川上弘美、大江健三郎。このあたりかな。それから40年前くらいに買った筒井康隆全集全24巻、そして「これ、メルカリで売るとまぁまぁ高く売れると思うよ」と言って姉が持ってきた漫画の単行本(タイトル失念)このあたりをメルカリでさばいてみようかなと企んでおります。あ、まだありました。レコード約70枚、CD約100枚。このあたりはもう十把ひとからげなのではないかな。あまり期待はしておりません。




父のヘルニア禍 息子のステント禍

2020-11-24 14:41:17 | Weblog


朝、起きてきて空を見ると、これ以上はムリ!ってくらいの晴天でしたね。自分の病室は4人部屋で、自分のベッドは廊下側なんですね。なので、自分のベッドの周りにぐるりとカーテンを引いている関係で、昼なお暗いと、こういうわけなんです。一応看護師さんには窓側が空いたらそちらへ移りたいと言ってはあるんですが、こういった場合、どの程度希望に応えてくれるものなんでしょうかね。3~4人で居酒屋へ飲みに行って、座敷がいっぱいでテーブルへ案内された場合、気のきいた店なんかだと座敷が空くと「お客さん、座敷が空きましたけど、どうされます?」と聞いてくれるもんなんですが、まぁ病院と居酒屋を同列に比べてはいけませんかね。


昼なお暗いということは、とにかく本が読めないんですね。デイルームへ本とティッシュと携帯とガーグル(痰を出す入れ物)を持ち、マスクをして移動という、ちょっと面倒なことになるわけです。で、時々看護師さんが探しに来るということにもなるわけです。とにかく、こういった面倒を解消するためにも窓側に移りたいと、こういうわけなんです。


父が今、ヘルニアで入院しているんですが、今までも3~4ヶ月に1回程度の腹部の痛みを訴え、(大体夜明け頃)その都度救急外来へ連れて行って応急処置をしてもらって、それでとりあえず事なきを得ていたんですが、今回もそのつもりでいたところ、翌日、また発作が出て、病院へ行ったんですが、これだけひんぱんに続くようなら、手術をしましょうということになりました。病名は腸閉塞です。今日の夕方、家族への説明があり、あさって、26日木曜日、午後3時くらいからスタート予定です。これ、なんと、自分の気管のステント手術と同じ時間ではありませんか。


しかし、親父、息子、同時に病気を抱えて、かみさんの心労たるや、計り知れないものがあると思います。ここは素直に頭を下げて感謝しなくてはいけないところです。息子、娘たちも仕事を休んだり、半日で切り上げたりして入院の準備とか、先生の説明を聞くとか、いろいろ手伝ってくれるようです。今日はかみさんは、明日の自分の転院に備えて事前に車に積めるものは積んでしまおうということで、昼過ぎにこちらに来るようです。


今朝、明日の転院のためにPCR検査をするというので、エレベーターで1階まで降りて、外のめちゃ寒いところでやりました。さっき、結果が届きましたが、無事、陰性でした。PCR検査って初めてやったんですが、めちゃめちゃ痛いですね。なんだか、綿棒の親分みたいなのをいきなり鼻の奥(かなり奥まで)まで突っ込まれて、ぐりぐりやられて、思わず「痛い!痛い!」と声に出してしまいました。名古屋医療センターに来る患者は全員PCR検査を受けなければいけないそうで、なんだかここらへんに元国立名古屋病院の権威というか、えらそーなところが見え隠れしていると思うのは私の生来しみついたひがみ根性のなせるわざなんでしょうか。


あと、本の整理をして、文庫本が意外な金額で売れたという話をしようと思ったんですが、なんだか下で点滴の差し替えをするので、今すぐ来いということなので、今日はこのくらいにして続きはまた明日ということで。あ、明日は医療センターへ行くので、PCは多分車に積んだままにすると思うんで、ブログの再開は何日かあとになると思います。全国のトシファンの皆様、誠に申し訳ない!刮目して待て!

照ちゃん、敗れる!

2020-11-23 12:00:00 | Weblog
今まではブログの更新は10日か、せいぜい1週間に一度だったんですが、今回の入院は長期戦になると踏んで、病室にパソコンを持ち込んだら(自分はスマホでブログができないんです)、なんと、入院してから毎日更新しているではありませんか。ここで結論です。入院生活はやっぱり暇です。

閑話休題…


昨日は、娘とかみさんの二人で見舞いに来るはずが、なんと、長男も二男も来ることになって、お大所帯の見舞いとなってしまいました。これ、ほんとは規則違反なんですが、病室でなく、デイルームに集まったためかどうなのか、黙認して頂けました。ありがとうございました。いろいろ話をして、最後に二男の提案で写真を撮ろうということになり、そこで自分が「遺影か?遺影撮るんだな、イェーイ!」としょーもないギャグをかましてその場を思いっきり白けさせたのは言うまでもありません。自分一人ではなく、全員の写真を撮ったんですが、その意図がよくわかりませんでしたね。まぁ、自分が近々亡くなるとして、それに一番近い時期の写真を、ということなのかも知れません。そこで、一家の長としては、「おい!縁起でもないことすんなよ」と怒るべきだったのでしょうか。まぁ、どっちでもいいんですがね。


そんなことより、自分はその時ちょっとあせっておりまして、時間は4時半頃だったんですが、相撲が気になってたんですね。この日は千秋楽なんです。通常ですと、4:30 といえばそろそろ中入りというあたりなんですが、なにしろ昨日は千秋楽。表彰式、インタビュー等、いろいろセレモニーがあるため、時間をかなり前倒しして進行させてるわけですね。


で、家族と別れてあわてて病室へ戻り、間髪を入れずテレビをつけたら、よかった、間に合いました。まだこれから三役というところでした。取組は淡々と進んでいき、そして結びの一番、貴景勝VS照ノ富士。立ち合い、両者思いっきりぶつかったものの、貴景勝の押しに照ノ富士が動じないんですね。逆に照ノ富士が押しながらぐっと前に出たとき、貴景勝の体がフワッと少し浮きましたからね。これで勝負ありです。本割では照ノ富士の勝ち。これで13勝2敗同士で並んだわけですね。


そしてしばしの休憩をはさんでいよいよ本日のメーンエベント、優勝決定戦です。もう手に汗握るとはこのことですね。しかし、自分には一抹の不安がありました。それは、かつてこういったケースで、横綱の〇鵬が、立ち合い大きく変化して、とにかく相撲の内容よりなにより勝つことが先決みたいな取り口を披露して、一人残らず全国の相撲ファンの顰蹙を買ったことを思い出したからです。まさかこの二人がそんな愚挙に出るわけはないだろうと、祈るような気持ちで見ておりましたところ、やっぱりすごいですね。そんなバカな立ち合いは致しませんでした。ほんのわずかでも疑いの心を持った自分が恥ずかしかったです。メロスに対するセリヌンティウスの気持でした。まぁそんなことはどうでもいいんですが、貴景勝は期するところがあったんでしょう、とにかくすごい立ち合いで、思いっきりぶつかると、そのまま俵の外までぐいぐい押し込んでしまうという、会心の相撲を取りました。いや、ほんとすごかった。


誰か名前は忘れましたが、相撲解説者の人が、横綱はいない、大関はいない、こんなつまらない場所は珍しいというようなことを言っておりましたが、いえいえどうして、こうやって優勝決定戦で大いに盛り上がったし、翔猿とか志摩ノ海とか、若い力士の活躍も目立ったし、個人的には栃ノ心が勝ち越したこと、これめちゃうれしいです。


ここから相撲協会へ提言です。私、常々思うんですが、あの土俵、もう少しなんとかならないもんですかね。土俵上と土俵下の落差がありすぎると思うんですね。もちろん、なにかの規定で何メートル何センチと決まっているんでしょうが、あそこから転落してケガをしてそのまま休場する力士の何と多いことか。そこで提案なんですが、客席の一番前の方(砂かぶりと言うんでしたっけ?)、ここを3列くらい減らして土俵の上から下までをもっとなだらかになるように設計する。そうすれば俵のあたりで転んだ力士も、そこから「どん!」と下に落ちるのではなく、坂道を転げ落ちるようにゴロゴロと転がっていって、ケガのリスクもかなり軽減するのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?昔、これも〇鵬という横綱が、もう土俵を割っているのにその力士をそこから投げ飛ばして当時の審判部長(?)を骨折させたとか、そんな暴挙もできなくなるのではないでしょうか。


このブログを読んでいる日本相撲会会員様、是非、御一考頂きたい!そして今後、どのような策を講じて頂けるのか、コメント欄を空けてお待ちしております。


あ、なにも相撲協会の会長でなくてもいいですからね。そして、相撲協会の方でなくても御意見がございましたらどうぞコメントの方、よろしくお願いいたします。


今日はちょっと気合が入って、長くなっちまいました。

ギリギリの毎日

2020-11-22 09:09:05 | Weblog


この編集画面に入ると、ブログを始めて5219日とあるんですが、これ単純に365日で割ると14年ちょいなんですね。改めてビックリです。この先何年続くかわかりませんが、命の続く限り(これが文字通りなのがちょっとこわい)継続していこうかと、改めて思った次第です。

閑話休題…

昨日、入院生活は以外に忙しいてなことを書きましたが、すみません、全くのウソでした。昨日はもう、ひまでひまで何にもすることがなく、本ばっかり読んでおりました。読書にあきるとネットでユーチューブを見たり、ネット対戦で将棋をやったりと、自堕落な生活を送っておりました。

そんな中、午後になってかみさんと二男が見舞いにやってきました。そしてあと、今日は娘も来るそうです。かみさんは連日の病院通いだったので、(実は親父も別の病院に入院しておりまして、昨日が退院日でそれは私の姉が世話を焼いてくれました。)来なくていいとは言ってあったんですが、二男が行くなら私も、ということになったようです。

かみさんが、「今、子供達に何か伝えておくことがあるなら、今のうちに言っておいたほうがいいんじゃない?」としきりに言うので、「なんだよ、縁起でもない、今日明日死ぬわけじゃなし」と返しておりましたら、二男いわく(栄養士)、今のお父さんの体は、はっきり言って非常に危険な状態であると。気管に穴があき、肺が破れて、そこに雑菌が自由に出入りできているってことは、いつ重篤な感染症にかかってもおかしくない状態であると。まぁ言われてみればなるほど、という話なんですが、じゃぁ今の自分は、来週気管にステントを入れるまで生きていられるとしたら、それは単なる偶然に頼っているということなのではないか、ということになってしまうわけですよね。二男に言わせると「そうだよ。」こわ!

まぁそんなことより、今日は大相撲11月場所の千秋楽です!実は私、大の相撲好きでありまして(全然詳しくはありません)、今日は千秋楽とあって大いに楽しみにしております。この勢いでいけば、まぁ貴景勝がすんなり優勝かなと。しかし、まさかの照ノ富士の大逆転もあり得るし、とにかく目が離せません。自分は、どちらかというと照ノ富士持ちです。自分の贔屓の力士は栃煌山だったんですが、惜しまれつつ引退しました。あと、これもつい先日引退した琴奨菊。現役力士では栃ノ心と勢ですかね(勢はケガが原因で十両へ落ちてしまいましたが)、それから私の友人の落合君にそっくりの琴恵光、これもケレン味のない、いい力士です。

そんなわけで、今日は昼過ぎに娘が見舞いに来るし、相撲も見なくちゃいけないし、あ、そうそう、今、EテレでNHK杯将棋トーナメント、始まってるわ!

あ~大忙しです!(笑)