村上春樹「羊をめぐる冒険」(上)読了
本書は昭和59年に講談社文庫より発刊されたものです。
さて、いよいよ村上春樹青春3部作の大トリであります。本作より、かなり物語性が増して、より小説らしくなっております。
「僕」は離婚したあと、仕事の関係で知り合った奇跡的に耳の美しい女性と付き合うようになる。そして「鼠」から来た手紙に入っていた写真が元でとんでもない事態に巻き込まれるわけです。このあたりのストーリー展開、なかなか読ませます。「僕」はその写真に写っている星形の斑紋のついた羊を探しに耳の美しい彼女と一緒に北海道へ行きます。一ヶ月以内にその羊を見つけることができないと「僕」はとんでもないことになってしまうようです。
さて、どのような展開が待っているのでしょうか。いよいよ下巻に突入です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます