トシの読書日記

読書備忘録

錯覚の手触り

2010-09-24 20:11:47 | あ行の作家
赤瀬川原平「目玉の学校」読了


物、あるいは物事を見るのに、ただ普通に常識的に見るだけではつまらない。それをいろんな角度から見てみたり、また錯覚を逆に利用してそこから想像力、創造力を広げてみるのも面白いと、そんな内容の本であります。


この赤瀬川原平という人、面白い人ですねぇ。著書は何冊も読んでるんですが、なんというか、物のとらえ方が普通とは違う。それで、いろいろなフィールドワークをやって(例えば、超芸術トマソンとか)世間を騒がせております。

本書も、物を見ることとカメラでそれを捉えることの違いとか、話は路上観察学にも及び、けっこうとりとめもない内容なんですが(笑)


息抜きにはちょうどいい本でした。


次は、ちょっと重厚なやつに挑んでみます。





インターネットのブックオフで、以下の本を注文。


アラン・シリトー「長距離走者の孤独」
ホルへ・ルイス・ボルヘス「不死の人」
内田百「冥途/旅順入城式」
内田百「サラサーテの盤」
内田百「間抜けの実在に関する文献」



また、所用で名古屋市内に出たついでに本屋に寄り、以下の本を購入


小池昌代「わたしたちはまだ、その場所を知らない」

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