展覧会の絵 新星堂帯盤
表側
これは確か中古盤販売店から求めたモノですね。
安かったので、
「この帯は私のところには無い。」
というだけで、
カートに入れたのですが、
受け取ってみたら、「展覧会の絵の販売店帯ヴァージョン」は、
80年代の品物か90年代品物かの推定ができるという事に、
気が付きました。
これは、「米アトランティック盤」に帯を付けているモノなのですが、
「米アトランティック盤」は、
このブログでも何度か記しておりますように、
アナログ盤時代のジャケットの特徴的な部分を取り込んで、
プラケースCDのジャケットにしているわけです。
解りやすいのは、「WORKS Volume1」とかがそうですね。
下地が黒くてタイトル文字やバンド名が白ければOKという感じで、
アナログ盤時代のジャケットと比した場合の、
文字の大きさや配置は特に考慮せずに制作されていました。
米アトランティックでは、「展覧会の絵」をCD化するにあたり、
アナログ盤時代のジャケットの額縁内が真っ白なデザインよりも、
ジャケットの内側の額縁内の彩色画にした方が、
当時は、「映える」と考えたのかも知れないですね。
これによって、所持されていた方が、
何らかの理由で、
プラケース内のジャケットと帯の組み替えとかを行っていない場合、
この「展覧会の絵」の販売店独自帯CDは、
80年代にアトランティックからリリースされたモノであると推定できるわけです。
プラケース裏側
その後、
ヴィクトリーミュージックや、ビクターエンタテイメントさんは、
アナログ盤時代のジャケットデザインを縮小した形で、
プラケースCDのジャケットに取り入れるようになっていきました。
あまり考えた事もなかったのですが、
この「展覧会の絵の新星堂帯ヴァージョン」を手にしたことで、
日本では、ビクターエンタテイメントさんが、
EL&Pのバックカタログの発売権を有する前から、
販売店帯ヴァージョンを制作していたのだと知る事になりましたね。
それから、この帯の裏側を見ると、
13曲の記載があります。
一方、ワーナーさんのシール帯には、
全12曲と記述されています。
ワーナーさんのシール帯のプラケースCDの裏側も、
英文字による収録曲リストは、全く同じなのですが、
「 THE END 」を曲目扱いするか否かで、
収録曲数の数字に違いが出てくるようです。
このアトランティック盤に関しては、
トラックは、13に分かれており、
「The Great Gates Of Kiev」が始まってから、
5分11秒で「トラック11」から「トラック12」に切り替わりました。
「トラック12」にはグレッグのボーカルの後半部分が残っていましたね。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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