EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

カール・パーマー「1:PM」の紙ジャケットCD 2007

2012-05-21 13:47:26 | Carl Palmer関連
カール・パーマー「1:PM」の紙ジャケットCD 2007


画像① 帯とジャケット表側
私の所持している紙ジャケットアナログ盤とは、
微妙に異なります
完全再現と謳っていないので、これでよいかも知れません



画像② ジャケット裏側 ラブビーチヘアーのカール

カール・パーマーのリーダーバンドと言われるPM。

国内盤CD化は、ベルアンティークレーベルであったと思います。
こちらは、ユニバーサルミュージックになりますね。

PMのデビューアナログLPは日本国内ではリリースされずに終わりました。

キースの「ホンキー」といい、
カールの「PM」といい、

EL&P関連というだけで、リリースしても、大した売り上げは見込めないと、レコード会社は判断したのでしょうね。

日本においては、「ラブビーチ」が売れなかった事が、個々のメンバーのアルバムをリリースするかしないかの判断に大きく関与した事は否めないと思います。

音楽誌ミュージックライフでは、レコード店数店のランキングを毎月載せていましたが、数店のチャートに置いては、「ラブビーチ」もベスト10入りは果たしてはいましたけど。

この時期は、一つのアルバムを出すと、ほぼ、一年間年間洋楽チャートをにぎわしていた頃とは、大きく評価が変わって来ていたと思います。

PMに関しては、普通の輸入盤店に赴いたら、即、購入できるという感じはありませんでした。
プログレ系専門店にリリース時に入荷したLPを即、買い求めないと、ご縁がないまま終わってしまう状況だったと思います。
そのため、
私なども、PMの音に辿り着くために時間を要しましたし、
どちらかと言うと、「何としても入手したい」という思いがほとんど無かった事も確かです。

その背景には、このPMの音を耳にした、EL&Pファンクラブのスタッフの発言が影響していますね。

私が、「PMってどんな感じなの?」とたずねると、

「普通のロックだよ。ダーイナマイト♪♪♪って感じで歌うのだよ。」(メロディー付き)

と言って会話がそれ以上続かなかった事を覚えています。

PMの音ですが、

「良くもなく、悪くもなく」と言ったところでしょうか。

カール・パーマーがドラムを演奏していると言う事実以外に、
大した価値は見いだせないような気がします。

あまり面白くない楽曲を、個々のメンバーが、とても丁寧に演奏しているという事だけは、はっきりと感じられます。
メンバーの経歴を見るとメジャーなミュージシャンではないけど、実力だけはあるとの記述。

それが唯一の救いですね。

あと、ところどころ、キースを意識したと思われるキーボードの音とかもあります。

まぁ、カールと組んだら、バンドのキーボードプレイヤーも、キースを意識せざるを得ないのは当然の事ではあります。

例えば、エイジアのファーストであれば、
この音を初めて耳にした業界関係者が、
「一体、誰の曲で、どんな連中が演奏しているのだ!」
と言う話になったと、本ブログで紹介したエイジアの書籍に記されていました。

それまでのプログレとは違っていたにせよ、
普通のポップス、ロックとして聞いても、非凡なものを感じ取ったわけですね。

そういう意味では、PMは、エイジアの先駆けでも何でもないロックです。

才能のある人たちに恵まれてバンドに加わる事が、いかに自分のキャリアにおいて大切かと言う事を、カールは身にしみて感じる事になったかも知れません。

カールにとっては、表向きは負の歴史ですね。

以上。

ブログは、エマーソン、レイク&パーマーにまつわる思い出の品物を語る事により、
遅れて来た若いファンが、さらに後世にEL&Pを伝えるための一助になればと思い、日々綴られております。
クイック応援よろしくネ。

2012年5月21日 yaplog!
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