タルカス アナログ盤 ドイツ盤と称されたモノ
このブログでは、
世界のアチコチで制作されたEL&P関連のアナログ盤を、
取り上げていますが、
主に「タルカス」と「恐怖の頭脳改革」に国ごとの特徴が際立っていると見ています。
「恐怖の頭脳改革」は、
添付されている歌詞付きポスターの特徴とか、
ポスターに使用されているキースの写真とかが、
それにあたりますが、
ジャケットが観音開き仕様ではあっても、
70年代の西ドイツのように、
レコード盤のインサートの開口部をジャケットの上部に設けた、
アップローダー式というのもありました。
個人的にはこれのインパクトが強かったですね。
輸入盤のジャケットの紙質は、
国内盤に比べて脆弱だと思っていたのですが、
この西ドイツのインサート部は、
かなり頑丈に作られていました。
タルカスに関しては、
英国オリジナルのジャケットには、
タイトルのTARKUS文字のイラストがあるけれども、
バンド名の記載がないというのが、
お国ごとの特徴を生み出す事につながったように思います。
本日、取り上げたのは、
ジャンク品と称して、ショップで出品していたものですね。
ジャケット表側
ジャケット裏側
ジャケットが西ドイツ製で、レコード盤が国内盤というモノでした。
レーベル面
西ドイツ盤は以前に取り上げていますが、
このデザインのジャケットではありませんでした。
となるとリリース年の違いも考えられるわけですが、
ジャケットの記載事項を見ても、
西ドイツに関連している記載が全く見あたりません。
ダブルジャケットの内側向かって右側下部
それで、私が、欲しくても、入手しそびれていた、
「オーストラリア盤」のジャケットに間違いないという事に、
辿り着きました。
以前、「オーストラリア盤」がヤフオクに出品されていた時に、
2人の競争で競り負けた事がありますし、
10年ぐらい前に、
オーストラリアの中古盤取扱店から購入すると、
送料がバカ高いので、
躊躇しているうちに、
売り切れてしまったという経験もありました。
そんな経緯もありまして、
ジャケットだけでも、入手できたのは、
幸いと思っています。
レコード盤は、国内ワーナーパイオニア盤なので、
どのような経緯でこのような組み合わせになってしまったのか、
想像もつきませんが、
おかげで私の手元にやってきたわけです。
このようなジャンク品になってしまう組み合わせですが、
ヨーロッパや米国等のコレクターから見れば、
お国違いの組み合わせとはいえ、
海を隔てた国のレコード盤とジャケットの組み合わせという、
珍しいジャンク品になっている事にはなります。
とは言え、将来的に売りに出せるようなモノではないですね。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
No.1960