EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

Ladies and Gentlemen manticore カナダ盤

2019-01-28 13:33:58 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
Ladies and Gentlemen manticore カナダ盤

本日、日本テレビのヒルナンデスという番組で、
レコード作りの工程をレポートしたコーナーがありました。

原盤に音を刻む工程の途中から見たのですが、
プレス工程までが、
その技術の担当者達と共に映し出されていました。

プレス工場は最後の方で東洋化成と名前が出ていました。
最近、徐々に忙しくなっているようですね。

カラーレコードの説明もありましたが、
ピクチャーレコードというのが存在していて、
それをどのように作るのかを説明するまでには、
番組内のコーナーの時間が足りなかったようです。

今日の話材は、レコードジャケットになります。

EL&P関連のカナダ盤は、
キースのサントラやバンドのシングルレコードなどを、
これまで少しだけ取り上げていますが、
LPレコードを取り上げるのは初めてだったように思います。


レーベル面

この「Ladies and Gentlemen」のカナダ盤は、
確か、このブログを始める前後に入手していたのですが、
「Ladies and Gentlemen」のお国別のジャケットの仕様の違いを、
探ってみるきっかけとなったアルバムです。

「Ladies and Gentlemen」に関しては、
これまでは、ジャケットの色合い、
あるいは「welcome back my fiends」の文字の色や、
記載位置の違いとかを比較したりしていますが、

特殊ジャケットが故の、
国別の構造の違いが発生している事を知りました。

一目見て解るものとしては、
「Ladies and Gentlemen」の、
国内盤(日本盤)がそれにあたります。

以前述べた事もありますが、
ジャケットの色合い、デザインとも、
英米盤に則していますが、
ジャケットを開けた途端、
異なった情景が飛び込んでくるわけです。

私自身は、
田舎住みのファンとして、
中学時代に国内盤を最初に購入しているわけですが、

海外の国のEL&Pファンが、
初めて日本盤を手にして、
ジャケットを見開いた時に、
極端な違いに目を丸くする事が考えられます。

カナダ盤は、
ジャケットデザインに関しては、
外側も内側も、
英米盤と何の違いもないのですが、

内ジャケットの「E」「L」「P」の文字の接合部分が、
英米盤と異なっている事に気が付きました。

英米盤は、
「E」「L」「P」の上部から取り出せるようになっているのですが、
カナダ盤は、
「E」「L」「P」の文字の上部が接着されたつくりになっており、
インナースリーヴは、
向かって右横側からのみ取り出すようになっています。

こんな感じ




この作りによって、
カナダ盤は、英米盤よりは、
インナースリーヴを安定した状態で収納できるように、
なっているようですね。

それぞれの国の、
ジャケットを制作する担当者が、
思案した結果の痕跡とも言えるものです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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